現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 車の「フロアマット」 定番装備にも関わらずなぜ標準装備にならないのか

ここから本文です

車の「フロアマット」 定番装備にも関わらずなぜ標準装備にならないのか

掲載 更新 36
車の「フロアマット」 定番装備にも関わらずなぜ標準装備にならないのか

■新車時に当たり前に装着するフロアマットは、なぜ標準採用されないことが多いのか?

 新車を購入する際に、ほとんどのドライバーが「フロアマット」を装着します。しかし、じつはフロアマットは多くの場合標準では装備されていません。なぜ、標準装備が進んでいないのでしょうか。

希望ナンバー「1110」どんな意味? あなたは読める?

「フロアマット」は、名前のとおり、車内の床(フロア)に敷くマットです。敷くことで、直接車内のフロアが汚れることを防ぐことができます。

 一般的なフロアマットはカーペット状になっており、靴底についた汚れや砂などが車内で舞わないように毛足のなかに抑える効果を持っています。

 また、車種によってはカーペットの毛足が長い高級タイプなども用意されており、装着することでインテリアの上質感を高めてくれます。

 そのほか、ラバー製のトレイタイプもラインナップされていることもあります。このタイプは、降雪時に靴についた雪が解けた際の泥や水や、海浜などで靴についた海水や砂などがマットについた場合でも、毛足に絡むことなく、カンタンに水洗いできるといったメリットがあります。

 フロアマットを使わなくても運転には支障はありません。しかし、フロアマットがあることで、日々の手入れが格段に楽なるため、ほとんどの人がフロアマットを購入しています。

 多くの人がフロアマットを必需品と考えていますが、標準装備となっていない理由をディーラーに聞いたところ「お客様のライフスタイルによって、好みのフロアマットを選べるようにするために標準装備にはなっていません」とのことでした。

 フロアマットもインテリアの一部と思えば、無駄なく自分の好みで選べるほうがドライバーにとってはメリットがあります。

 ちなみに、同様な機能を持ったもので、ラゲッジスペース用のラゲッジマットが用意されている車種もあります。

 こちらは、フロアマットほど購入する人の比率は多くはないですが、アウトドアでラゲッジスペースに汚れ物を積載するユーザーに人気があります。

■なかにはフロアマットが標準装備されているモデルも

 標準装備ではないケースが多いフロアマットですが、なかには標準装備となっている車種もあります。

 ジャガーのラグジュアリーセダン「XF」は、「プレミアムフロアマット」が標準装備となっています。また、標準装備のタイプ以外にも純正アクセサリーとしてラバーフロアマットが用意されているので、好みで追加購入して変更もできます。

 また、プジョー「5008」の場合、1.6リッターガソリンエンジンのエントリーモデル「Allure」にはフロアマットの設定がありませんが、それ以外の上級モデルにはフロアマットが標準装備されています。なお、純正アクセサリーとして、ニードルパンチのタイプに加え、ラバーのタイプも用意されています。

 輸入車の場合、フロアマットのバリエーション展開が少なく、フロアマットはクルマの必需品と考え、一部の車種では標準装備としているのではないかと考えられます。

※ ※ ※

 アフター市場でのフロアマットは、以前は定型の汎用タイプがほとんどでした。そのため、車種ごとにフロア形状にピッタリ合う形でデザインされている純正アクセサリーのフロアマットと比べ、フィット感はいまいちでした。

 純正アクセサリーは、フロアマットがアクセルやブレーキ操作の妨げにならないよう、車両に固定できるような穴などがついており、より安心して装着できるようになっています。

 しかし、アフター市場のフロアマットも、車種ごとの型紙を用意し、フロア形状にピッタリ合い、車両にも固定できる構造を採用したオーダーメイドに近いタイプも登場しています。

 アフター市場のフロアマットは、自分好みの柄や素材をセレクトすることもできるようになっている点も魅力的です。

 フロアマットは見た目だけではなく安全性も重要なので、アフター市場のフロアマットを選ぶ場合は、フロアにフィットし、純正と同じようにしっかり固定できるものを選ぶことをおススメします。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
VAGUE
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
motorsport.com 日本版
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
ベストカーWeb
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
WEB CARTOP
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
くるまのニュース
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
AUTOSPORT web
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
バイクのニュース
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
くるまのニュース
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
乗りものニュース
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
くるまのニュース
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
くるまのニュース
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
motorsport.com 日本版
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
レスポンス
【タイ】全長4.6m! 三菱「“新”SUVミニバン」発表! 黒すぎ「ダイナミック顔」×画期的MIVECハイブリッド採用! タフ仕様もある7人乗り「エクスパンダーPLAY」特別仕様車登場
【タイ】全長4.6m! 三菱「“新”SUVミニバン」発表! 黒すぎ「ダイナミック顔」×画期的MIVECハイブリッド採用! タフ仕様もある7人乗り「エクスパンダーPLAY」特別仕様車登場
くるまのニュース
[70スープラ]がカッコよすぎてすぐ惚れちまうぜ! バブルを彩った[デートカー]たち
[70スープラ]がカッコよすぎてすぐ惚れちまうぜ! バブルを彩った[デートカー]たち
ベストカーWeb
テスラが嫌いならキャデラックを買えばいいじゃない! 初の電動SUV「リリック」が上陸【新車ニュース】
テスラが嫌いならキャデラックを買えばいいじゃない! 初の電動SUV「リリック」が上陸【新車ニュース】
くるくら
すべてが異次元な雰囲気なのに居心地がいい。 ル・ボラン編集部が選ぶ!「EVアワード」テスラ・モデル3
すべてが異次元な雰囲気なのに居心地がいい。 ル・ボラン編集部が選ぶ!「EVアワード」テスラ・モデル3
LE VOLANT CARSMEET WEB
スーパーカーのようなデザインのボート「Raptor」、日本初上陸…ジャパンインターナショナルボートショー2025
スーパーカーのようなデザインのボート「Raptor」、日本初上陸…ジャパンインターナショナルボートショー2025
レスポンス

みんなのコメント

36件
  • フロアマットにスペアタイヤ、工具は普通に付いていた。……はるか昔。
  • 標準装備と思い込んでいるユーザーも多そうだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村