エクステリアデザインはスタイリッシュに生まれ変わった
ルノー・カングーといえば、日本でも根強い人気を得ているフランス車のひとつ。ルドスパス(遊びの空間)と呼ばれる広く使いやすい空間を、フレンドリーなデザインで包み込み、加速はともかく乗り心地やハンドリングにも優れることから、専門家の間でも評価は高い。
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それだけに2020年11月に発表され、今年6月にフランスで発売された新型に対しては、賛否両論の声が上がっている。といっても走りについては、まだ乗れないのでわからない。意見が出ているのはデザインとサイズだ。
まずスタイリングは、現行型が各所に優しい丸みを持たされているのに対し、新型は直線基調の機能的なフォルムを備えている。
これは現行カングーがデビューしたのが2007年で、現在のルノー・デザインを率いるローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏が就任する前だったことが大きい。今のルノー・デザインの路線はルーテシアを見ればわかるように、シャープでダイナミック。新型カングーもその路線に合わせたのである。
現行型のデザインを気に入っている人はがっかりしているかもしれないが 、カングーのライバルとして昨年上陸したシトロエン・ベルランゴやプジョー・リフターは骨太な形なのに人気だし、日本車ではトヨタ・ハイエースの支持も高いことを考えれば、新型を好意的に捉える人も多いのではないかと思っている。
それよりも個人的に気になっているのはボディサイズだ。新型は全長448mm、全幅1919mm、全高1838mmで、現行の日本仕様より約200mm長く、約90mm広く、20mm近く背が高い。とくに目立つのは1.9mを超える幅で、日本の道での取り回しは厳しくなりそうだ。
兄弟車との複合型として日本に上陸する可能性も!
でもあきらめるのはまだ早い。新型カングーには双子の兄弟に相当する、エクスプレスという車種がほぼ同時に登場しているからだ。こちらのサイズは全長4394mm、全幅1775mm、全高1842mmと、幅については現行型やベルランゴ/リフターよりむしろ狭い。
おまけに新型カングーでは1枚モノの跳ね上げ式になるリヤゲートが、エクスプレスでは現行日本仕様と同じ観音開きになるというのもポイントが高い。
ルノーではカングーはヨーロッパ向け、エクスプレスはそれ以外の国向けとしているが、主要市場は新興国であり、ガソリンエンジンは現行初期型に積まれていた1.6リッター自然吸気だけで、MTの組み合わせしかない。
ただ我が国はカングーのメインマーケットのひとつで、日産や三菱とアライアンスを組んでいる関係もあり、日本の道路事情を知っているエンジニアが多いという優位点があるのも事実。
そのため現行型の主力である1.2リッター4気筒ターボと6速デュアルクラッチ・トランスミッションの組み合わせは日本のために開発され、世界で最初にデリバリーされたほどだ。
この状況が生かされれば、エクスプレスのボディに新型カングーのパワートレインを組み合わせ、カングーとして上陸させるのは不可能ではないはずで、そうなれば現行型に負けない支持を集めるだろう。
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そりゃ気になるわ