現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 全長12m&8000万円超えの「動く高級ホテル」 究極のキャンピングカー「センチュリオン」 クルマ1台格納出来る最強仕様とは

ここから本文です

全長12m&8000万円超えの「動く高級ホテル」 究極のキャンピングカー「センチュリオン」 クルマ1台格納出来る最強仕様とは

掲載 更新 27
全長12m&8000万円超えの「動く高級ホテル」 究極のキャンピングカー「センチュリオン」 クルマ1台格納出来る最強仕様とは

■全長12m! クルマ1台搭載可能な超巨大キャンピングカーとは

 メルセデス・ベンツといえば、日本において高級ブランドとして認知されており、比較的コンパクトなAクラスからハイレンジのSクラス、無骨なデザインが人気のGクラスなど多彩な乗用車をラインナップしています。
 
 一方で、海外市場でメルセデス・ベンツは商用車となるバンやトラックなどもラインナップしており、それらをベースとしたキャンピングカー(モータホーム)も人気です。

【画像】これは動く高級ホテルだ! センチュリオン1200の豪華な内外装を見る!(25枚)

 メルセデス・ベンツのキャンピングカーとしては商用バン「スプリンター」をベースにするモデルがあります。

 また、大型バスのような全長10m超えかつボディ後方にクルマを積載出来るモデルも存在します。 

 2021年7月現在、SNSで密かに注目されているのがメルセデス・ベンツのトラック「アクトロス」をベースにしたコンコルド「センチュリオン 1200 GST」(以下:センチュリオン1200)に、株式会社ヨシノ自動車が展開するカスタムブランド「ファストエレファント」が装飾を加えたモデルです。

 このセンチュリオン1200は、日本に現存していることが大変珍しいといい、国内には1台しか現存しないといわれています。

 センチュリオン1200のボディサイズは、全長12000mm×全幅2500mm×全高3850mm、ホイールベース5800mmとなる巨大キャンピングカーです。

 パワートレインは、10.7リッター直列6気筒ディーゼルエンジンとなり最高出力395hp(約400馬力)、最高トルク1900Nmを発揮します。

 前輪と逆の向きに後輪を操舵することでコーナー時の回頭性を高め、狭いスペースでの駐車などをしやすくした機能である「リア・アクスルステアリング」が搭載されています。

 さらに、ミラーレス車となっているため、外装は近代的でスタイリッシュ搭載されている最先端のディスプレイは雨などで曇ったり、汚れたりすることなく、鮮明な映像を室内モニターに映し、死角もカバーしているため、安全性も非常に高くなっています。

 また、内装は豪華そのものといえる仕様で、高級ホテル並のキッチン、ベッドルーム、トイレなどを備えています。

 1人掛け用シートには「エア・サスペンションシート」を採用しているため、前後左右の振動が吸収され快適な座り心地を実現します。

 さらに、センチュリオン1200は家電製品もかなり充実しており、冷蔵庫やオーブン、電子レンジ、食洗機などのキッチン周りの製品に加え、乾燥機付洗濯機や床暖房なども設置されているようです。

 コンロに至っては、ガスとIHの両方に対応しており、必要な電力はソーラーパネルの発電によって賄うこともできるようになっています。

 停車時には居室の一部をスライドして室内空間を広げる「スライドアウト」も利用することができ、車内のオットマン付きソファでゆったりとくつろぐことも可能です。

 また、トランクスペースが非常に広く、フィアット「500」くらいのサイズであればまるごと格納できるようになっています。

 センチュリオン1200の購入理由をオーナーであるS氏は、次のように話しています。

「珍しいキャンピングカーを輸入し、日本のキャンピングカーマーケットを広げ、ヨーロッパトップクラスのメーカーやモデルを多くの人に知ってほしいと考えたからです。

 架装した理由は、新商品のデザインや機能を確かめながら研究していくことが目的です。

 センチュリオン1200はまだ製作途中なので、今後も楽しんで研究を続けていきたいです」

※ ※ ※

 S氏は自身の趣味としてもクルマをコレクションしており、ほかにも複数台のキャンピングカーなど大型車両を所有しているようです。

 なお、センチュリオン1200の本体価格は、68万4700ユーロ(約8875万円)となり、ここからさまざまなオプションを設定していきます。

 さらに、今回の日本に存在するモデルは、前述の通りファストエレファントのカスタムが施されているため、価格も相当なものといえそうです。

 日本の道路事情にはマッチするとはいい難いですが、まさに「動く高級ホテル」といえるセンチュリオン1200は、注目される1台となっています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
WEB CARTOP
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
くるまのニュース
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
motorsport.com 日本版
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
乗りものニュース
昭和の名車とワーゲンがぎっしり…茨城県の江戸崎商店街でホコ天イベント
昭和の名車とワーゲンがぎっしり…茨城県の江戸崎商店街でホコ天イベント
レスポンス
ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
バイクのニュース
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
AUTOSPORT web
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
Merkmal
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
LE VOLANT CARSMEET WEB
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
モーサイ
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
くるまのニュース
ホンダが全固体電池のパイロットラインを初公開。一連の生産工程を再現しながら徹底検証
ホンダが全固体電池のパイロットラインを初公開。一連の生産工程を再現しながら徹底検証
Webモーターマガジン
【東京オートサロン2024】アルピーヌ A110 R Turini A110 GT ジムカーナチャンピオンマシンなどを出展
【東京オートサロン2024】アルピーヌ A110 R Turini A110 GT ジムカーナチャンピオンマシンなどを出展
Auto Prove
ランボルギーニ、WEC参戦“休止”を発表。ハイパーカー、LMGT3共に撤退……IMSAとテメラリオGT3開発に専念か
ランボルギーニ、WEC参戦“休止”を発表。ハイパーカー、LMGT3共に撤退……IMSAとテメラリオGT3開発に専念か
motorsport.com 日本版
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
THE EV TIMES
世界最高峰のラリーストが日本に集結した! ラリージャパンのオープニングは2台同時走行のSSバトル!!
世界最高峰のラリーストが日本に集結した! ラリージャパンのオープニングは2台同時走行のSSバトル!!
WEB CARTOP
マツダが「超凄いロードスター」公開! 2Lで200馬力×幌仕様で登場!? こだわり“リアスポイラー”にも注目!? 限定で明かされた内容とは
マツダが「超凄いロードスター」公開! 2Lで200馬力×幌仕様で登場!? こだわり“リアスポイラー”にも注目!? 限定で明かされた内容とは
くるまのニュース

みんなのコメント

27件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村