MotoGP第15戦インドネシアGPの決勝レースが行なわれた。レースはプラマックのホルヘ・マルティンが勝利した。
MotoGPクラスの予選ではマルティンが圧倒的な速さでポールポジションを獲得。しかしスプリントレースでは1周目に転倒してしまったため、結果には繋げられなかった。
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タイトルを争っているライバルのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がスプリントレースで勝利したため、12ポイント差まで詰められてしまったマルティンとしては、バニャイヤの前でフィニッシュしたいところだ。
インドネシアGPは東南アジアらしく天候の乱れも予想されていたが、決勝レース日も天気は晴天となり、気温29度、路面温度56度のコンディションでスタート時刻を迎えた。
全27周の決勝はポールシッターのマルティンがロケットスタートを決めて先行。ターン2では中団グループで4台の絡むクラッシュがあったが、先頭集団は問題なく通過した。
マルティンが先導し、その後ろにはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(GASGAS)と続いた。
そしてマルティンがいいスタートを切ったのと対照的に、バニャイヤはスタートの加速が良くなく、6番手まで後退してしまった。
トップのマルティンはぐんぐんペースを上げ、3周で既に1秒のギャップを確保。その後は約1.5秒ほどの差を維持しての周回が続いた。
なお当初2番手だったバスティアニーニは、アコスタに抜かれてしまい、その後はフランコ・モルビデリ(プラマック)やマルコ・ベッツェッキ(VR46)にも立て続けに追い抜かれ、5番手までポジションダウンしてしまった。彼の1秒後方にバニャイヤという位置関係だ。
トップ集団は序盤9周の段階ではマルティン、アコスタそしてモルビデリが互いに1秒と少しの間隔を空けての走行となっており、アクションが乏しい時期が続いた。
レースが中盤にさしかかった12周目、7番手を走っていたマルケスにマシントラブルが発生。スローダウンした後、マシンから出火してしまい、彼はここでリタイアしなくてはならなかった。
マルティンはレース中盤には、2番手のアコスタから少し差を詰められ、ギャップが0.7秒差ほどになる瞬間があったが、マルティンはペースをコントロールしているようでそれ以上は近寄らせずに、すぐにギャップを1秒に戻すなど余裕を感じさせる走りを続けていた。
トップ2の2秒後方では3番手争いが白熱し、モルビデリに対してバスティアニーニが接近。16周目あたりからオーバーテイクを狙うようになり、17周目のターン3で攻略。表彰台圏内に舞い戻った。
しかしそのバスティアニーニは21周目のターン1で痛恨の転倒。表彰台最後の一角は、モルビデリ、ベッツェッキ、バニャイヤの3人によって争われることになった。
22周目にベッツェッキがミスを犯したためバニャイヤが4番手へ浮上。バニャイヤはモルビデリに対してすぐにチャージをかけると、ターン10でオーバーテイクし3番手を確保した。
マルティンはアコスタに一時的に接近されたが、終盤にはそれ以上に差を開いていき、ラストラップには2秒差をつけた。そのまま危なげなく走りきってトップチェッカーを受け、マルティンが今季3勝目を挙げた。
2位のアコスタは、今季4度目の表彰台だ。3位には序盤の遅れを終盤にかけて挽回したバニャイヤが入った。
タイトル争いでは勝利したマルティンがポイント差を21点まで再び拡大。スプリントレースの転倒ノーポイントはこれでほぼ帳消しにすることができた。
なおアコスタがタイヤ最低内圧に関して審議対象となったため、順位とポイント差がこの後変動する可能性がある。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、転倒者続出のレースを乗り切って11位でフィニッシュ。しかし中上もアコスタ同様にタイヤ内圧で審議対象となっている。
【続報】
タイヤ最低内圧については、アコスタ、中上、ブラッド・ビンダー(KTM)の3名が審議対象となったが、アコスタは審議の結果お咎めなしとなった。中上、ビンダーの両名への審議結果は次戦で発表される予定だ。
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