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今日はアツいけどもうすぐ冬だぜ!! 冬本格化に備える自動車メンテ3選

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今日はアツいけどもうすぐ冬だぜ!! 冬本格化に備える自動車メンテ3選

 今年の冬は、暖冬・厳冬の声が交じり合っているが、クルマの冬支度は早めに済ませておいた方が良さそうだ。基本となるタイヤ交換以外にも、空気や液体の点検・補充・交換は、冬の安全なドライブのために、必須のチェックポイントである。

文/佐々木亘 写真/ベストカー編集部

今日はアツいけどもうすぐ冬だぜ!! 冬本格化に備える自動車メンテ3選

■抜けていなくても低下する空気圧

運転が不安になる季節到来!!

 夏タイヤ(ノーマルタイヤ)からスタッドレスタイヤに交換するユーザーは、交換と同時にタイヤの空気圧をチェックすることが多いのでOK。しかし、ノーマルタイヤのまま冬を越すというユーザーは、最高気温が20℃を下回るころに一度タイヤの空気圧をチェックしてほしい。

 タイヤの空気圧は、温度が10度下がると10kPa下がると言われている。気温30度を超える夏に調整されたタイヤの空気圧は、秋から冬にかけて気温が下がっていくだけで、何もせずとも落ちていってしまうのだ。

 秋から冬にかけても、気温は10度以上下がっていく。季節の変わり目では必ず、タイヤの空気圧をチェックしておこう。空気圧不足でのバーストやセパレーションは、寒くなればなるほど起こりやすくなっていく。

■暖房が効かない!凍える車内をにしないための冷却液チェック

日常点検で安全運転を!!

 エンジンルームを開けて、ピンクや水色の液体が溜まるタンクが目に付く。これが冷却水(クーラント)だ。冷却水が循環することでエンジンのオーバーヒートを防ぎ、錆を防ぐ効果を持つ。また、水よりも凝固点が低い(スーパLLC50%濃度で凝固点は約-36℃)冷却液は、凍結防止にも役に立っている。

 また表題の暖房と冷却液の関係だが、エンジン内を循環して暖められた冷却液は、車内で暖房を使用するときの熱源にもなっているのだ。冷却液が古い、または液量が少ないことで、冷却液の循環が十分に行われないことが、エンジンのオーバーヒートのみならず、暖房の不調を生み出してしまう。

 冷却液の交換はプロに任せるべきだが、日常的な点検は誰でもできる。ボンネットを開けて、冷却液の液量が基準内に収まっているのかは、常々目視で確認しておきたい。

■冬季は原液で使いたい!視界確保の大切なウォッシャー液

原液のまま! ここでしか聞けない裏技とは!!

 普段ウィンドウウォッシャー液は水道水を使用しているという人は、冬を迎える前に、洗浄効果のあるウォッシャー液に変えてほしい。

 温かいエンジンルーム内にあるとはいえ、冬になるとウォッシャー液の温度も下がり、凍結してしまうことがある。ウォッシャータンク内での凍結は、タンクの破損や配管の損傷を引き起こすほか、必要な時にウィンドウウォッシャーが作動しないという運転時の危険な状態も生み出すのだ。

 市販のウィンドウウォッシャー液には、希釈の目安が書いてあり、濃度が高いほど凍結しにくくなる。冬の間は、原液のまま使用できる商品を買い、薄めずにそのまま使って欲しい。

 また融雪剤などの散布が頻繁に行われる冬場は、前を走るクルマが巻き上げた水にいろいろな物質が混ざっており、フロントガラスの汚れや油膜も気になる季節だ。洗浄効果の高いウィンドウウォッシャー液を使用することで、快適な視界確保にもつながっていく。

 クルマには様々な液体や気体が使われており、そのほとんどで温度による変化が起こるものだ。ぜひ、季節に合わせた調整や点検・補充をしてほしい。冬に起こりえるトラブルを未然に防ぐことが、快適なウィンタードライブの第一歩となる。

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みんなのコメント

5件
  • wvc********
    昔、都内からスキー場にでかけたときにフロントガラスの汚れを落とそうとウィンドウウォシャーを使ったら凍ってしまい前が見えなくなった。体験学習をしました。
  • ********
    日本国の中枢であり、光り輝く国際都市でもある首都東京。
    その中でも、あの山手線の内側エリアは我が国の👉🏻聖域👈🏻と言える場所です。
    そこには我々のような成功者が多く住んでいます。
    聖域内では冬支度など必要ないのです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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