現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産「シルビアミニバン」あった!? スライドドア装備で230馬力! 四駆&爆速SRターボ搭載の「リバティ」とは

ここから本文です

日産「シルビアミニバン」あった!? スライドドア装備で230馬力! 四駆&爆速SRターボ搭載の「リバティ」とは

掲載 44
日産「シルビアミニバン」あった!? スライドドア装備で230馬力! 四駆&爆速SRターボ搭載の「リバティ」とは

■高性能な2リッター「SR20DET」ターボエンジンを載せた異色のミニバン

 日産のミニバンといえば、「エルグランド」や「セレナ」などがラインナップされますが、そうした3列シートミニバンの元祖といえるのが、1982年に登場した「プレーリー」でした。
 
 なかでも、3代目プレーリー(プレーリーリバティ)には、当時のスペシャリティクーペ「シルビア」にも搭載された、高性能な2リッターターボエンジンを搭載したスポーティモデルが設定され、強い存在感を放っていました。

【画像】メッシュグリルが「精悍」! 日産「シルビアターボミニバン」を写真で見る(65枚)

 1998年11月に登場した3代目プレーリーリバティは、運転しやすく使い勝手の良いコンパクトボディと、快適なキャビンを兼ね備えた5ナンバーボディを特徴とする3列シートミニバンです。

 ボディサイズは全長4545mm×全幅1695mm×全高1630mm。後席には両側スライドドアを装備するほか、バックドアにはガラスハッチが備わり、荷室へのアクセス性を高めています。

 高い衝突安全性を持つ車体に加え、運転席・助手席SRSエアバッグを標準装備し、さらにサイドエアバッグ、追突時の首への負担を軽減させる運転席・助手席アクティブヘッドレストを設定するなど、安全性も大きく向上させました。

 通常モデルには、2リッター直列4気筒「SR20DE」型DOHC 自然吸気エンジンを搭載し、2WDモデルには従来モデルに対し約20%の燃費向上を図る無段変速機「HYPER CVT」を組み合わせています(4WDは4速AT)。

 当時放映されたTVCMのキャッチコピーは「パパ・ママ・リバティ」で、ファミリーのクルマであることを強く訴求していました。

 そんな通常モデルに加え、プレーリーリバティでは、エアロパーツや精悍なメッシュグリルなどでカスタマイズしたちょっとヤンチャなグレード「ハイウェイスター」も設定し、幅広いニーズに応えています。

 そしてデビューから約1年後の1999年10月、ハイウェイスターに2リッター直列4気筒「SR20DET」ターボエンジンを搭載し、4WDと組み合わせた「ハイウェイスターGT4」が追加されました。

 SR20DET型エンジンは、当時の2ドアクーペ「シルビア」(S15型)のスポーティグレード「spec-R」に搭載されていた高性能なターボエンジン仕様と同型。

 最高出力230ps、最大トルク28.0kgmを発揮する、ファミリカーとしては異色の高性能モデルでした。なおトランスミッションは、4速ATのみの設定です。

 ハイウェイスターGT4では、タイヤサイズを205/60R15に拡大したほか、本革巻3本スポークスポーツステアリングや、フロントコンビランプのアンバー色化など、細部の変更も加えられ、よりスポーティな印象を強めています。

 当時の販売価格は269万円(消費税抜き)。ハイウェイスター(4WD)に対し、20万円高の設定でした。

※ ※ ※

 プレーリー(PRAIRIE)のネーミングは、英語で「大草原」を指し、このクルマの持つ広がりや無限の可能性を象徴するとして命名されました。

 またサブネームのリバティ((LIBERTY))は英語で自由、気ままという意味。日産では、家族や仲間とともに、自由気ままに行動できるクルマとしてネーミングしたと説明します。

 なお2001年5月のマイナーチェンジでプレーリーの名が外れ「リバティ」に車名を変更。同時にハイウェイスターGT4は、ひっそりと廃止されています。

 わずか1年半ほどの短いラインナップ設定でした。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
motorsport.com 日本版
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
くるまのニュース
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
レスポンス
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
LE VOLANT CARSMEET WEB
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクブロス
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
くるまのニュース
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
バイクのニュース
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
カー・アンド・ドライバー
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
motorsport.com 日本版
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
くるまのニュース
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
バイクのニュース
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
レスポンス
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
モーサイ
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
カー・アンド・ドライバー
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

44件
  • エンジンがSR20でシルビア扱いなら、セレナやエクストレイルだってシルビアの血筋になっちゃわないか?
  • エンジン形式が同じだけでシルビアミニバン?
    今どきはエンジン形式の種類は少ないからいっぱい出てくるな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村