■トヨタ新型「S-FRコンバーチブル!?」に反響多数
2015年の東京モーターショーに参考出品された、トヨタのライトウェイトFRスポーツ「S-FR」は、全長3990mm×全幅1695mm×全高1320mmという5ナンバーサイズのボディに、エンジンをフロントミッドシップに搭載し、後輪駆動というコンセプトで多くのユーザーに注目され、発売を望まれた注目のモデルでした。
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翌年に開催された東京オートサロン2016では、このS-FRをベースとしてGAZOO Racingがカスタマイズを施し、ワイドボディ化やローダウン、レーシーなエアロパーツを装着した「S-FR Racing Concept」も展示され、ますます登場が期待されました。
しかしながら、あれから丸9年が経過しようとしている現在でも何故か続報は一切なく、一部では開発が凍結されたという話も出ています。
そんなS-FRでしたが、2024年に開催された東京オートサロンの会場で突如「S-FRコンバーチブル」なるモデルが登場しました。そんな同車についてSNSなどでは様々な反響が集まっています。
S-FRコンバーチブルは、S-FR Racing Conceptを彷彿とさせるホワイトボディにブラックのエアロパーツを纏った精悍なスタイルのもので、大きな違いはガラスルーフから、ソフトトップを備えるコンバーチブルへ変化したことでした。
一方インテリアはS-FR Racing Conceptでは濃いスモークに覆われ、その内部をうかがい知ることができませんでしたが、コンバーチブルとなったことで車内の状態も一目瞭然。そこにはレーシーなフルバケットシートが2脚備わり、シンプルなインストルメントパネルはどこかで見覚えのあるものとなっていました。
実はこのモデルはトヨタが製作したものではなく、埼玉自動車大学校の学生が3代目「ロードスター」をベースに作り上げたものだったのです。
S-FRの特徴的な前後ライトは、フロントにMINI用、リアにダイハツの軽自動車「キャスト」用のものを流用し、本家の雰囲気は残しつつも実際に使用できるものとしているほか、フロントフェンダーもS-FR風のフロントマスクに合わせて変更されています。
リアにはダックテール形状となっているトランクにスワンネックの大型リアウイングが備わるほか、トランクの分割線もロードスターとは全く異なるものへと変更。エクステリアについてはドアの形状以外はベース車の面影がほとんどないほどに作り替えられた、力作となっていました。
S-FRを再現するのに、トヨタ車ではなくマツダ車をベースとする発想は意外な気もしますが、現在トヨタとマツダは業務資本提携を結んでいるため、あながち的外れとも言えません。
そしてこのボディキットの完成度も非常に高いものとなっているので、もし市販化されることがあれば人気を集める可能性も高そうな仕上がりとなっています。
このように、2015年の東京モーターショー参考出品から9年経過しながらも突然再現されたS-FRコンバーチブルに、SNS上でも「超絶楽しいクルマ」、「今でも乗ってみたい」など、実際に運転してみたいという声が多く見られました。
また「これは市販すべきだ!」、「この顔が可愛い」、「クルマって実用性も大事だけど、楽しくなくちゃね」「驚き」などなど、市販化を望む声もありました。
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