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スズキが新型「“超凄い”ワゴンR」実車展示へ!? 軽規格を超えた「独自ボディ」で燃料は「牛のフン」!? 激レアモデルを東京でお披露目へ

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スズキが新型「“超凄い”ワゴンR」実車展示へ!? 軽規格を超えた「独自ボディ」で燃料は「牛のフン」!? 激レアモデルを東京でお披露目へ

■カーボンニュートラルに向けた取り組みは「ひとつ」じゃない!

 スズキは2023年10月3日、10月28日から一般公開予定の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023)」における、同社ブースの出展概要を発表しました。
 
 次期「スイフト」や「スペーシア」などのコンセプトカーが出展されるほか、インドで展開される圧縮バイオメタンガス(CBG)事業と、その燃料を用いて動く「ワゴンR CBG車」も紹介されます。

【画像】「えっ…!」 これが「牛のフン」で動く「ワゴンR」です! 画像で見る(50枚以上)

 過去に全46回にわたって開催されてきた自動車の見本市「東京モーターショー」が、今回新たにジャパンモビリティショー2023(以下、JMS2023)へ生まれ変わります。

 JMS2023の会期は2023年10月26日から11月5日まで(一般公開は10月28日から)で、東京ビッグサイト(東京都江東区)を中心に開催されます。

 自動車業界の枠を超えて、他産業やスタートアップ企業なども参画し、東京モーターショーを上回る400社以上が出展・参加する予定です。

 スズキは開催目前となる10月3日、JMS2023の出展概要を発表しました。出展テーマは「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」です。

 スズキでは今回のブース展示について、次のように紹介します。

「『将来のカーボンニュートラルにむけたスズキの多様な取り組みを、スズキらしいモビリティやサービスでお客様にお届けする』というメッセージとともに、楽しさ(ワクワク)を体感いただけるブース展示や演出とします」

 スズキブースでは、四輪車、二輪車のコンセプトモデルに加え、次世代モビリティ、船外機など、総合モビリティメーカーとしての技術を結集し、人々の生活に寄り添う多彩なモビリティを提案するといいます。

 またスズキの海外における様々なカーボンニュートラルに向けた取り組みのひとつとして、スズキが市場シェアトップを誇るインドでのCBG事業の紹介も行います。

 CBG(Compressed Biomethane Gas)とは圧縮バイオメタンガスを指し、牛のフンを原料とした地産地消型のカーボンニュートラル燃料です。

 牛10頭の1日の牛フンが、およそクルマ1台の1日分の燃料に相当するとスズキでは説明します。

 さらに製造過程で農業用の有機肥料も製造でき、農場の土壌改質にも役立てるといいます。

 2022年から始まったインドでのCBG事業を通じて、温室効果ガスの排出抑制やエネルギー自給率の向上に加え、農村の所得向上や雇用創出、女性の社会的地位向上といった、さまざまなサスティナビリティへの貢献を図っているのです。

■約116万円で販売される普及モデルが超エコな燃料に対応

 なおCBGは、インドで普及する圧縮天然ガス自動車(CNG車)のシステムをそのまま活用することが可能で、スズキは今後、CNG車の代替燃料としての普及を目論んでいます。

 2023年5月に広島で開催された「G7広島サミット(主要国首脳会議)」において、日本自動車工業会は自動車業界のカーボンニュートラル達成に向けた取組みを紹介する展示、「Diversity in Carbon Neutrality -カーボンニュートラルにも、多様性を。- 」を開催し、トヨタをはじめとする国内の会員企業各社が多様な次世代モビリティを出展しましたが、スズキはこのCBG事業の取り組みと、インド仕様のワゴンR CBG車を展示しました。

 今回のJMS2023会場にも、このG7広島サミットで国内初披露されたワゴンR CBG車が出展されるほか、インドでのCBG事業の取り組みをパネルや映像で紹介します。

※ ※ ※

 ワゴンR CBG車のベースとなるインド仕様のワゴンR CNG車は、日本のワゴンRとは異なる独自の成り立ちです。

 ボディサイズは、全長3655mm×全幅1620mm×全高1675mm、ホイールベース2435mmで、軽規格の日本仕様よりひとまわり大きな車体を持ちます。

 パワートレインは、最高出力41.7kW、最大トルク82.1Nm(ともにCNGモード)を発生させる1リッター直列3気筒エンジンを搭載し、5速マニュアルトランスミッションと組み合わされます。

 燃料は圧縮天然ガスに加え、通常のガソリンにも対応しています。

 なおワゴンR CNG車のインドでの販売価格は64万4500インドルピー(約116万円)からで、通常の1リッターガソリンモデル(55万4500インドルピー:約100万円から)との価格差もほとんどありません。

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みんなのコメント

6件
  • mn5********
    ソリオやクロスビーと一部重なっちゃうけどこの食パンみたいな嫌味のないボディに1000㏄前後のパワーユニットのクルマが出たらちょっとほしいかも
  • tom********
    バイオガス燃料などカーボンニュートラルを必死に推進している欧州が完全に市場目標だろう。あとスズキ車が多いインド。日本市場はアウトオブ眼中だね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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