新拠点となる施設建設への第1段階が完了
2024年10月18日、リマックは新拠点となる総面積10万平方メートルの施設のうち、7万5000平方メートルの生産施設を含む第1段階の建設が完了したと発表しました。これにより、既存の2万5000平方メートルの生産施設に加えて重要な生産能力を得ることになります。この施設はハイパーカーの開発と生産、またリマック・テクノロジーの研究開発と生産の拠点となり、将来的には2500人の従業員を収容できるようになります。
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490億円超の産業建設プロジェクト
リマックの施設全体の総建築面積10万平方メートルのうち、7万5000平方メートルの生産施設を含む第1段階の完成は、既存の2万5000平方メートルの生産施設に加え、リマック・グループの生産能力を大きく向上することとなる。現在までの総投資額は1億2000万ユーロ(約197億円)で、第2段階が完成すれば最終的には3億ユーロ(約493億円)を超えると予想されている。このプロジェクトは、ヨーロッパのこの地域で行われた産業建設プロジェクトの中でも最大級のものである。
この施設は、リマックのハイパーカー開発と生産、リマック・テクノロジーの研究開発と生産の拠点となる。「ネヴェーラ」や「ネヴェーラR」を含むハイパーカーの組み立て、複合材製造、CNC機械加工、内装作業、最新鋭の塗装工場などの施設が稼働する予定である。さらにこの施設では、欧州の高級車メーカー向けに3つの新しい大量生産バッテリー・プロジェクトが予定されている。
高さ6メートルの天井などで格別の開放感を演出
施設の建設はクロアチアの建築事務所3LHD社が描いたビジョンのもと、2021年に着工。施設にはコンクリートプレハブや鉄骨が使用されている。工業建築技術を活用したことで建設の進行を早め、将来的な変更にも柔軟に対応できるようになった。
生産棟は「家の中に家がある」デザイン設計で、高さ6mの天井と自然光と新鮮な空気を供給するグリーンの吹き抜けが特徴である。主要なデザイン要素である連続的なアルミのファサードは、生産エリアの巨大なボリュームを視覚的に分散しながら光を反射し、施設を自然環境とシームレスに調和させている。
建物の中心にはコミュニケーション経路が街路のように機能し、トイレやキッチンなどの共有スペースによって補完されている。建物の中心にある中央アトリウムには大きなキッチンと共同ダイニングエリアが設置され、従業員の集いの場となる。
この施設への入居は2024年夏から開始され、現在、クロアチアにいる1500人を超えるリマックの従業員のうち400人が移動し、今後はさらに多くの従業員が徐々に新キャンパスに移る予定だ。プロジェクトが完全に完了すれば、キャンパスは2500人の従業員を収容できるようになる。
AMWノミカタ
旧ユーゴスラビアのセルビアにはかつて「ザスタバ」という名の自動車メーカーがあったが、ユーゴスラビア紛争やコソボ紛争などにより結果的には消滅してしまった。リマックはお隣のクロアチアを拠点とするが、この地域での自動車産業の誕生は単純に地域経済を活性化させるだけではなく、リマックのような最新鋭のハイパーカーを生産することで、かつての安いだけで質の悪い東欧車というイメージを払拭できる機会になるのではないだろうか。
労働者賃金も他のヨーロッパ諸国に比べると格段に安く、さらにお隣のスロベニアはアクラポビッチをはじめとする自動車部品の一大生産拠点でもある。総投資額は3億ユーロと発表されているが、この地を選ぶことで通常の欧州諸国での3億ユーロ以上の価値を生み出す可能性を秘めていると感じる。
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