WRC(世界ラリー選手権)第2戦アークティック・ラリーがフィンランドを舞台に行なわれ、トヨタのヤリスWRCを駆った勝田貴元は総合6位でフィニッシュした。
北極圏間近で行なわれたこのアークティック・ラリーは、そのほとんどがスノーロード。勝田はこれまでにも、フィンランドの国内戦として行なわれたアークティック・ラップランド・ラリーに参戦した経験があるものの、WRカーでは初の参戦。しかし3日間通して安定した走りを披露した勝田は、同じヤリスWRCをドライブし5位に入ったエルフィン・エバンスから36.3秒差の6位フィニッシュとなった。
■WRCアークティック・ラリー:タナクが今季初優勝。トヨタのロバンペラが2位、勝田貴元6位
この6位という結果は、今季開幕戦ラリー・モンテカルロに続き、WRCでの自己最高リザルトである。
「この週末には満足していますが、さらにいい走りを見せたかったですし、ラリーが始まる前はもっといい結果を期待していました」
勝田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「ステージはとても楽しく、区間タイムでは何度か最速でしたが、いくつかの区間では少し慎重になりすぎてタイムを失ってしまいました」
「コンディションが安定している時は自信を持って走れましたが、雪が緩んでいたり、大きな轍があるところでは、ドライビングを改善する必要性を実感しました。表彰台に立ったり、優勝するためには、その部分に集中して取り組み、改善しなくてはなりません」
「まだまだ学ぶべきことは多くありますが、モチベーションは以前よりもさらに高まっています」
勝田が参加するTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムのインストラクターを務めるユホ・ハンニネンは、今回の走りについて高評価を下した。
「私としては、タカがヤリスWRCで出場したラリーの中で、今回がベストだったと思います」
ハンニネンはそう語った。
「もっと速く走り、より良い結果を得ることを彼が望んでいたのは知っていますが、それでもフィニッシュ時の上位選手とのタイム差は非常に小さく、間違いなくWRCでは過去最小の差でしたので、その点でも良いリザルトだと思います」
「大きなミスはなく、終始走りは安定していました。もっと速く走ることもできたはずですが、クリーンで安定した走りを続けるためには、少しペースを落とす必要があることを彼は理解していましたし、それはとても重要なことです」
「今回のような結果が、今後のラリーで自信となることを確信しています」
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