現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > リマックCEO、15年越しの夢『ネヴェーラ』を受け取る…1940馬力のハイパーEV

ここから本文です

リマックCEO、15年越しの夢『ネヴェーラ』を受け取る…1940馬力のハイパーEV

掲載
リマックCEO、15年越しの夢『ネヴェーラ』を受け取る…1940馬力のハイパーEV

リマックアウトモビリは6月4日、ハイパーEV『ネヴェーラ』の特別な1台を、同社の創業者のマテ・リマックCEOに納車した、と発表した。

マテ・リマックCEOは、2009年に全電動ハイパーカーを作る夢を抱いて同社を設立した。15年後、その夢が結実し、彼自身のネヴェーラを受け取った。この車は、彼の究極のパフォーマンスを追求するビジョンを具現化したものになるという。

リバースだと?! 最高速275km/h、ハイパーEVがギネス新記録…リマック『ネヴェーラ』

リマックCEOは、ネヴェーラのすべての部品やコードに精通しており、自身の車をどのようにカスタマイズするか明確なビジョンを持っていた。リマックアウトモビリでは、ほぼ無限のカスタマイズオプションを用意しており、そのビジョンを金属やカーボンファイバーに反映させることができた。ネヴェーラのほぼすべての部品はクロアチア国内で製造されており、金属部品を作る機械工場、鏡面仕上げを施す塗装工場、トリミングエリア、そしてデザインチームが揃っている。

リマックCEOは、カーボンボディを赤く染め、自然なカーボンファイバーのアクセントを加えたデザインを選んだ。これは、車の自然素材の美しさを最大限に引き出すためだ。レベル3カーボン仕上げは、非常に特別なもので、カーボンファイバーが車体の形状に合わせて特定の方向に流れるように配置されている。このプロセスは非常に精密で、クリアコートを施す際にも細心の注意が必要という。

サイドミラーにはクロアチアの国旗が手描きされ、リアスポイラーの下には地中海の嵐を象徴する雷のモチーフが隠されている。リマックCEOはクロアチアに非常に誇りを持っており、初期の困難な時期には、事業を移転することを拒否した。

キャビン内では、アームレストやヘッドレスト、膝クッションなどに特注のモチーフを手縫いで施すことができる。金属プレートに特別なメッセージをレーザーで刻むことも可能で、色や素材の選択肢はほぼ無限。リマックCEOの車では、左右非対称のトリムを採用し、片側は黒、もう片側は赤に仕上げた。また、ザグレブ考古学博物館にあるソリンジャンカの彫刻をモチーフにした刺繍も施されている。

ネヴェーラには4個のモーターが搭載されており、4輪を個別に駆動する。4個のモーターは合計で、1914hp(1940ps)のパワーと 240.6kgmのトルクを引き出す。1914hpのパワーは、内燃エンジンを搭載した標準的なスーパーカーの3倍の出力という。前輪と後輪はそれぞれ、シングルスピードギアボックスに接続されている。

ネヴェーラの動力性能は、0~96km/h加速が1.85秒。静止状態から161km/hまでの加速タイムは4.3秒。静止状態から300km/hには9.3秒で到達する。

なお、ネヴェーラの市販モデルでは、最高速がリミッターによって、352km/hに制限される。ただし、顧客にはリマックのスタッフのサポートを受けながら、クローズドコースで412km/hの最高速に到達できる特別な機会が設けられる予定だ。

関連タグ

こんな記事も読まれています

1800馬力の電動ハイパーカー、ブガッティ『トゥールビヨン』発表…ヴェイロン 後継車は2026年発売
1800馬力の電動ハイパーカー、ブガッティ『トゥールビヨン』発表…ヴェイロン 後継車は2026年発売
レスポンス
アルピーヌ『A290』、ブランド初のEVホットハッチ[詳細画像]
アルピーヌ『A290』、ブランド初のEVホットハッチ[詳細画像]
レスポンス
アウディの市販車最強の925馬力、EV初の「RSパフォーマンス」が『e-tron GT』に登場
アウディの市販車最強の925馬力、EV初の「RSパフォーマンス」が『e-tron GT』に登場
レスポンス
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
レスポンス
ぴかぴか! 航続120kmの電動バイク『アンセム』をカスタム、金属研磨のカウル装着…ライヴィッド
ぴかぴか! 航続120kmの電動バイク『アンセム』をカスタム、金属研磨のカウル装着…ライヴィッド
レスポンス
ベントレー史上最強の782馬力、『コンチネンタルGTスピード』新型を欧州発表
ベントレー史上最強の782馬力、『コンチネンタルGTスピード』新型を欧州発表
レスポンス
495万円からの衝撃、BYDがEVスポーツセダン『シール』日本発売 航続640km、テスラ標的に
495万円からの衝撃、BYDがEVスポーツセダン『シール』日本発売 航続640km、テスラ標的に
レスポンス
EVになってもAMGは健在! メルセデスベンツ『CクラスEV』、歴代最強の800馬力となるか
EVになってもAMGは健在! メルセデスベンツ『CクラスEV』、歴代最強の800馬力となるか
レスポンス
6億円超えの「1800馬力V16NA」搭載!? 新型「ハイパーカー」世界初公開! 斬新“上開きドア”&すごいアナログメーター採用! 歴代初ハイブリッドの「ブガッティ」発表
6億円超えの「1800馬力V16NA」搭載!? 新型「ハイパーカー」世界初公開! 斬新“上開きドア”&すごいアナログメーター採用! 歴代初ハイブリッドの「ブガッティ」発表
くるまのニュース
220馬力のホットハッチ アルピーヌ新型「A290」世界初公開! ブランド初のピュアEVは全長4mの5ドア・スポーツモデル
220馬力のホットハッチ アルピーヌ新型「A290」世界初公開! ブランド初のピュアEVは全長4mの5ドア・スポーツモデル
VAGUE
816馬力のオフロード電動SUV『猛士917』、映画とコラボの特別モデル予約開始…中国東風猛士
816馬力のオフロード電動SUV『猛士917』、映画とコラボの特別モデル予約開始…中国東風猛士
レスポンス
生産終了を撤回、ジープ『ラングラー』最強の470馬力V8搭載「392」を継続
生産終了を撤回、ジープ『ラングラー』最強の470馬力V8搭載「392」を継続
レスポンス
ヒョンデの高級車ブランド、「ジェネシス」のスポーツセダン『G70」がニュルタクシーに…7月から開始
ヒョンデの高級車ブランド、「ジェネシス」のスポーツセダン『G70」がニュルタクシーに…7月から開始
レスポンス
アストンマーティン『バリアント』発表、745馬力のV12を6速MTで操る…世界限定38台は完売
アストンマーティン『バリアント』発表、745馬力のV12を6速MTで操る…世界限定38台は完売
レスポンス
スマホメーカーが開発する本気のEVスーパーカーは、ポルシェ『タイカン』を超えるか
スマホメーカーが開発する本気のEVスーパーカーは、ポルシェ『タイカン』を超えるか
レスポンス
BMWが得意の「ACシュニッツァー」がトヨタGRスープラをカスタム…直6ターボを400馬力に強化
BMWが得意の「ACシュニッツァー」がトヨタGRスープラをカスタム…直6ターボを400馬力に強化
レスポンス
アウディ史上最強の925psは電気自動車だった!?e-tron GTが本国で改良モデルを発表
アウディ史上最強の925psは電気自動車だった!?e-tron GTが本国で改良モデルを発表
Webモーターマガジン
マセラティ史上最速の市販車に敬意、『MC20』に白+青の「イコーナ」…20台限定
マセラティ史上最速の市販車に敬意、『MC20』に白+青の「イコーナ」…20台限定
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

379.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
ビジョンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

379.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村