新しいグローバル・サルーン
text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)
【画像】シトロエンC4カクタス、フォルクスワーゲン Tクロス、マツダ CX-3、アウディ Q2【ライバル比較】 全43枚
シトロエンは、8年ぶりの新しいグローバル・サルーンとなるC6の後継モデルを、フラッグシップとして投入する。
ヨーロッパでは、サルーンの人気はここ10年間落ち込んでいるが、同社は、サルーンがSUVよりも売れている、主に中国などの地域での展開を計画している。
2021年末までに発売予定となっている次期モデルは、2016年のCxperienceコンセプトがベースとなっている。
このコンセプトは、旧型のC6と同等サイズで、ガソリンとモーターを組み合せたプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載していた。
未来的なコンセプトでは、C4カクタスとC5エアクロスで発売された、同社のアドバンスト・コンフォート・テクノロジーも紹介されている。
快適さを重視するシトロエンが、中国のタクシードライバーなどから人気を得ていることを考えると、「安心感、快適さ、落ち着きに注目した」新しいイテレーション・システムが、採用される可能性は高い。
最も注目すべきは、「魔法のカーペットのような乗り心地」を実現すると言われている、プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)サスペンションのセットアップだろう。
EVモデルの可能性も
サルーンは、その兄弟モデルであるプジョー508、および新しいDS 9と同じEMP2プラットフォームを採用する。
これらのモデルと同様に、通常の燃焼エンジンと、エミッションフリーでの航続距離62kmを達成する、プラグインハイブリッド・パワートレインで提供される。
現在、EMP2はEVモデル向けに設計されていないが、適応可能であると考えられている。
同社のCEOであるヴィンセント・コビーは、サルーンの初期モデルにはEVバージョンは含まれていないと述べているが、中国のゼロエミッションの需要を考えると、今後投入されると予想されている。
新しいサルーンは、需要に合わせて地域ごとに異なるスタイリングで提供されると、コビーは述べている。
「グローバルバランスとローカル適応の間の、正しいバランスを見つける必要があります」
「中国市場では、電子機器、クロム、およびフロントデザインの話題がよく出ます」
「中国では、フロントエンドは、正しいステータス、プレゼンス、正しい選択をしたという安心感を提供する必要があり、外国人にとって、非常に理解が難しい概念です」
「中国市場の需要は非常に特別で、ヨーロッパ市場では少し壮大に見えるかもしれません」
「バンパー、ヘッドライト、クローム、ヘッドライトを、微調整する必要があります。さらに、安全規制、道路状況、エンジンサイズ、燃料が異なります」
「サスペンションのチューニング、パワートレインの選択、色と素材など、さまざまな形で提供します。プラットフォームと、シルエットは同じですが、さまざまなサイズで異なる要望を満たすことが可能です」と述べている。
サルーンのデザインは、最終段階に入っており、アウディ、BMW並みの上級マーケットモデルとなる。
「今のシトロエンには、革新と快適さに強みはあるものの、特定の価格帯のスイートスポットはありません」
「これまで、5000ポンド(66万円)から5万ポンド(664万円)まで、幅広い価格帯のモデルが投入されています。上位、中位、下位などというブランドの位置づけはありません」
「これらの機能を推進する明確な意図があります。サルーンは、より高いレベルでのシトロエンの能力を示すモデルとなります」とコビーは付け加えた。
期待の新しいモデル
2021年に発売する新しいサルーンに先立ち、同社は最近、カーシェアリングに照準を合わせた電動2シーターのアミを発売した。
コビーは、風変わりなこの2人乗りを、都市環境向けの「機敏でリーズナブルな、電動ソリューション」と説明している。
シトロエンが「これまでに話もしたことがない」人々が、関心を寄せてくれていると付け加えた。
またシトロエンは、電動パワートレインオプションを含むC4を近日発表する。
コビーは、C3、C3エアクロス、C5エアクロスと並び、このファミリーハッチバックが、ブランドのラインナップで「4番目の武器」となると述べている。
「C4は非常に重要です。多くの市場でポジションを取り戻し、わたし達の革新技術と快適さを提供する能力を示すモデルとなるでしょう」と付け加えた。
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