2024年F1アブダビテストにハースF1チームから出場した平川亮が、ハースの2024年型マシンVF-24で多くの周回を走ることができ、貴重な経験になったと語った。
TOYOTA GAZOO RacingとともにWEC世界耐久選手権で戦う平川は、その活動と並行して、2023年にはマクラーレンF1チームのリザーブドライバーに就任。2024年最終戦アブダビGPでは、マクラーレンから金曜フリープラクティス1回目に出場、F1公式セッションデビューを果たした。そして12月10日のアブダビF1合同テストには、ハースF1チームから参加し、2024年型マシンVF-24を走らせた。
【タイム結果】全体トップはルクレール。日本人ドライバーは岩佐6番手、平川12番手、角田17番手/F1アブダビテスト
平川が所属するTOYOTA GAZOO Racingは、ハースF1と『車両開発およびドライバー、エンジニアの人材交流の協力関係』で合意したことを、10月11日に発表している。
今回、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたテストには、各チームが2台のマシンを持ち込み、1台は2025年用タイヤテスト、もう1台はF1参戦2戦以下のルーキーに提供されることが定められていた。平川はハースのルーキー枠で、2024年のタイヤで走行を行った。
この日、平川は133周を走り、1分24秒435(C5タイヤ)の自己ベストタイムを記録。ルーキー12人中6位、全23人中12位でテストを締めくくった。
走行を終えた平川は、F1でのテストは貴重な経験になったと語った。
「ヤングドライバーテストを完了しました。僕にとって素晴らしい経験でした。今回このマシンに乗り、先週は別のマシンでテストをし、僕にとってある意味クレイジーな一週間だったと思います」
「たくさんの周回を走りました。身体のいたるところが痛みますが、たくさんのテストをして、大量のデータを集めることができました。チームに多くの貢献ができたことを願っています」
「この機会を提供してくれたことについて、チームの全員にありがとうと言いたいです。この速いマシンに乗れたことを光栄に思います。今後に期待するとともに、改めて、感謝の気持ちを伝えたいです」
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