■改良ではなく「進化型」!? 新型GRヤリスはどこが変わった?
トヨタとTOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は2024年4月8日、スポーツモデル「GRヤリス」の一部改良モデルを発売しました。
TGRのモータースポーツ参戦などの知見を反映し、大きく進化したといいます。どういった点が変わったのでしょうか。
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2020年に登場したGRヤリスは、マスタードライバー“モリゾウ”ことトヨタ自動車 豊田 章男会長の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されました。こうした取り組みはトヨタでも初だったといいます。
コンパクトカー「ヤリス」のデザインやパッケージを基本としながらも、中身は全くの別物です。
新開発の1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボ「G16E-GTS」型エンジンに6速MT、多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用した新開発スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせ、「空力、軽量、高剛性」を追求した車両パッケージとしました。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mm、ホイールベース2560mmで、3ドアハッチバックのみの設定です。
5ドアハッチバックのヤリス(日本仕様)の全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mm、ホイールベース2550mmに比べても、よりワイド&ローなフォルムであることが数値上からも確認できます。
TGRは、今回登場した新型GRヤリスの改良点について「ドライバーファーストのクルマづくりを実施した」と説明します。
なおTGRでは「マイナーチェンジ」や「一部改良」ではなく、「進化型GRヤリス」と表現しています。
TGRが様々なモータースポーツへの参戦を継続するなか、極限の環境で「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーや評価ドライバー、モリゾウ氏からのフィードバックを反映したといいます。
数々の実戦において車両を限界まで追い込んでくれたドライバーへ「壊してくれてありがとう」を合言葉に、失敗しながらチャレンジし、パワーユニットはもちろん、ボディや内外装などにも意見を反映し、車両性能を総合的に向上させました。
主な改良点としては、これまでの6速MTに加え、「幅広いドライバーがスポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指し開発した8速ATの「GAZOO Racing DirectAutomatic Transmission(以下、GR-DAT) 」を追加しました。
多段化・クロスレシオ化とともに、スポーツ走行用に最適化したAT制御ソフトウェアを搭載し「ドライバーの意思を汲み取るギア選択」を可能にしています。
性能面では、モータースポーツでの戦闘力向上を目指し、G16E-GTS型エンジンの性能が、2020年当初の最高出力272ps(200kW)に対し304ps(224kW)に、最大トルク370Nm(37.7kgf-m)から400Nm(40.8kgf-m)へと、それぞれ大幅進化しています。
高出力化に対応し、冷却性能を高める「クーリングパッケージ」も新設定されました。
さらに、従来の4WDモードセレクトに加え、スポーツ、ノーマル、エコと選べる「ドライブモードセレクト」を標準装備し、「サーキットモード」も設定されます。
加えて、シャシとボディも進化。スポット溶接打点は約13%増加し、構造用接着剤も塗布部位を約24%拡大させるなどし、ボディ剛性を向上させました。
ボディとショックアブソーバーを締結するボルトを1本から3本に変更し、ステアリングの応答性を高め、これらの効果により操縦安定性と乗り心地を向上させています。
■内外装デザインも“全面刷新”並みに「進化」!
外観デザインは、モータースポーツからのフィードバックをもとに、空気抵抗の低減や冷却性、排熱性向上などを図るため、フロントロアグリルやバンパーなどの形状を大幅に変更しました。
リアでは、テールランプを一文字に繋がる一体感のあるデザインに変更していますが、上下のリアランプ類を集約し、ハイマウントストップランプとリアスポイラー本体を分け、スポイラーのカスタマイズ性を拡張しています。
内装も大幅変更され、プロドライバーとともに「ドライバーファーストなコックピット」を追求し、インパネまわりのデザインを一新しました。
ドライビングポジションを見直すとともに、操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置したほか、ハーネスで体をシートに固定した状態でも使いやすいスイッチ配置とするなど、視認性と操作性を進化させています。
また従来のアナログメーターパネルに代わり、12.3インチフルカラーTFTメーターを新採用しました。
進化版 新型GRヤリスの販売価格(消費税込み)は、「RZ」(6MT/GR-DAT)448万円/483万円、「RZ“High-performance”」が498万円/533万円などとなっています。
なお従来設定されていた1.5リッター自然吸気・FF・CVTモデルの「RS」グレードは、GR-DATモデル追加にともない、ラインナップから廃止されました。
※ ※ ※
今回の改良にあわせ、新型GRヤリスをベースに、TGR World Rally Team所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sebastien Ogier Edition(オジエ エディション)」と「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanpera Edition(ロバンペラ エディション)」をそれぞれ100台の台数限定で設定。
オジエ エディション、ロバンペラ エディションともに販売価格は845万円ですが、2024年4月現在、抽選の申し込み受付はすでに終了しています。
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