現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 決してデメリットではない!車両重量が重い原付二種ベスト5

ここから本文です

決してデメリットではない!車両重量が重い原付二種ベスト5

掲載 12
決してデメリットではない!車両重量が重い原付二種ベスト5

 バイクの車両重量が重いことは、デメリットに見られがちです。確かに、車両重量が重ければ重いほど取り回ししにくくなるので、取り回しの観点から見ればデメリットといえるかもしれません。ただ、見かたを変えれば、一概に車両重量が重いことがデメリットというわけではありません。

 原付二種バイクに限らず、一般的に車両重量が重いバイクのメリットとして、横風に強いという点が挙げられます。また、走り出しはふらつきやすいものの、走り出せば安定感があるのも、特徴のひとつです。加えて、路面からくる振動も少なくなりやすいことから疲労が少ない点も、メリットとして挙げられます。

38万円で3人乗れる! 125ccのチョイ乗りトライクとは?

 ただ、原付二種バイクでも、中には中型バイク並みの重量を持つ原付二種のバイクも存在します。そこで、2023年1月現在、国内4メーカーの現行原付二種モデルを、車両重量が重い順にランキング付けした場合、どのようなモデルがラインナップされているのでしょうか。

 第5位は、ヤマハの原付二種スクーター「NMAX」です。車両重量は131kgで、燃費は「WMTCモード値で46.9km/Lとなっています。

 またNMAXは、ヤマハ独自のアプリ「ヤマハモーターサイクルコネクト」にも対応しています。スマートフォンと連携すれば、さまざまな恩恵を受けられるのも嬉しいポイントといえるでしょう。

 第4位は、ホンダの原付二種スクーター「PCX」です。車両重量は133kgで、燃費は48.8km/Lとなっています。PCXは通勤用としても人気の高い原付二種ですが、乗り心地の良さから、長距離ツーリングにも向いているバイクです。

 また、長距離ツーリングにも便利な広い収納スペースや、Type-Cの給電ポートなどを標準装備している点も魅力といえるでしょう。

 第3位は、スズキのネイキッドモデル「GSX-S125 ABS」です。車両重量は135kgで、燃費は43.5km/Lとなっています。

 ワンプッシュで始動を可能にするスズキイージースマートシステムなど、便利なシステムが標準装備されているのも魅力の一台です。また、スーパースポーツタイプのMT車であるGSX-S125 ABSは、より長距離ツーリングに適したモデルといえるかもしれません。

 第2位は、同じくスズキのフルカウルモデル「GSX-R125 ABS」で、車両重量は137kgとなっています。実は、GSX-R125 ABSは、3位のGSX-S125 ABSと仕様がほぼ同じバイクのため、外見も非常によく似ています。

 GSX-S125 ABSとの違いは、フルカウル仕様という点が挙げられます。その分、車両重量がGSX-S125 ABSより若干重くなっているというわけです。

 そして第1位は、ヤマハの原付二種三輪スクーター「トリシティ125」です。車両重量は、2位を大きく引き離す159kgとなっており、ABS仕様車だと164kgもあります。

 三輪バイクのため、タイヤ1本分の重量に加えて部品数も増えることから、車両重量が重くなるのは仕方のないことといえるかもしれません。しかし意外なことに、燃費は43.6km/Lと、2位以降の原付二種バイクと比べても、大差ない燃費になっています。

 また、車両重量が重いことに加え、三輪ということもあり、中型バイク以上の二輪バイクと比べても、かなり横風に強く高い安定性をもったバイクといえるでしょう。

 このように、ランキング圏内のモデルはいずれも車両重量が130kg以上となりました。ホンダ「ディオ110」など、軽量な原付二種モデルの重量が100kg以下であることを踏まえると、その差に驚く人は多いかもしれません。

 また、5位と1位の車種はおよそ30kgの差があります。1万円札(約1g)1億円分が10kgであることを踏まえればその3倍、つまり3億円分もの車両重量差あることは驚きです。

 ただ、車両重量が重ければ重いほど横風に強くなり、長距離ツーリングが快適になりやすいというメリットがあります。車両重量が重いということは一概にデメリットと思われがちですが、メリットもあることを覚えておくと良さそうです。

※ ※ ※

 原付二種といえば、一般的に軽量で低燃費という特徴が挙げられますが、原付二種バイクの中には、車両重量が比較的重いバイクも多数ラインナップされています。軽量である点に注目されがちですが、車両重量が重いことをメリットだと捉え、購入の検討材料にするのも良いかもしれません

こんな記事も読まれています

ファンティック「キャバレロ スクランブラー125」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ファンティック「キャバレロ スクランブラー125」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
横長シートが広くて快適! ダイハツ アトレーがベースの軽キャンパー
横長シートが広くて快適! ダイハツ アトレーがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
「ライドシェア」今後どうなるのか? 今後の答えは“石川県”にあるのかもしれない 地方で進化する新交通手段の現状とは
「ライドシェア」今後どうなるのか? 今後の答えは“石川県”にあるのかもしれない 地方で進化する新交通手段の現状とは
Merkmal
なぜ[シエンタ]が年間登録車販売ナンバーワンなのか? 実は[フリード]との間にも明確な違いがあった!!
なぜ[シエンタ]が年間登録車販売ナンバーワンなのか? 実は[フリード]との間にも明確な違いがあった!!
ベストカーWeb
竹岡圭さんがピンクのトライトンでクロカンラリーに参戦!サポートは三菱×TOYO TIRE
竹岡圭さんがピンクのトライトンでクロカンラリーに参戦!サポートは三菱×TOYO TIRE
グーネット
M&K Racingがスーパー耐久参戦体制を発表。2台のFL5型シビック・タイプR TCRで臨む
M&K Racingがスーパー耐久参戦体制を発表。2台のFL5型シビック・タイプR TCRで臨む
AUTOSPORT web
[JPNタクシー]後席快適すぎ!! 夏に損しないJPNタクシーの見分け方
[JPNタクシー]後席快適すぎ!! 夏に損しないJPNタクシーの見分け方
ベストカーWeb
イクリプス カーナビ「LSシリーズ」新モデル発売 わかりやすい地図案内とキレイな地デジ映像
イクリプス カーナビ「LSシリーズ」新モデル発売 わかりやすい地図案内とキレイな地デジ映像
グーネット
あおり運転「された経験ある」72.5%に…ドラレコ普及の効果は? チューリッヒ調査
あおり運転「された経験ある」72.5%に…ドラレコ普及の効果は? チューリッヒ調査
グーネット
ついにBYDが本気出す!? 激安超性能PHEV襲来!? BYDジャパンが[BEVしか売らん]戦略を転換か?
ついにBYDが本気出す!? 激安超性能PHEV襲来!? BYDジャパンが[BEVしか売らん]戦略を転換か?
ベストカーWeb
ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
グーネット
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
グーネット
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
ベストカーWeb
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
Auto Messe Web
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

12件
  • >1万円札(約1g)1億円分が10kgであることを踏まえればその3倍、つまり3億円分もの車両重量差あることは驚きです。

    意味不明な例え方すんなよ。
    せっかくの真面目な記事が台無しだぞ
  • 二輪車はどんなに重くても走り出したら横風に流される。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村