現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 納屋物件の日産「ダットサントラック」を発見! 40年ぶりに復活したワンオーナー・フルノーマル・走行1万3300キロの奇跡の個体とは

ここから本文です

納屋物件の日産「ダットサントラック」を発見! 40年ぶりに復活したワンオーナー・フルノーマル・走行1万3300キロの奇跡の個体とは

掲載 5
納屋物件の日産「ダットサントラック」を発見! 40年ぶりに復活したワンオーナー・フルノーマル・走行1万3300キロの奇跡の個体とは

ノスタルジック2デイズに現れた620型「ダットラ」

パシフィコ横浜で2024年2月17日~18日に開催された「ノスタルジック2デイズ」は、旧車や絶版車を主役とした一大モーターショー。全国的に有名なスペシャルショップ、パーツメーカー、レストアのスペシャリストなどが出展し、車両展示とともに限定グッズ販売なども行っていました。そんな会場から、今回は40年ぶりに復活したという日産「ダットサントラック」、通称「ダットラ」を紹介します。

トヨタ「2000GT」を3台もガレージに!? 幼い頃から憧れ続けてきた名車を手に入れ「世界遺産を預かっている気分です」

1984年が最後の車検でずっと休眠していたサバイバー

ノスタルジック2デイズ会場の中でもひと際目立っていたのが、スウィンギンモータース(SwingingMotors)のブースに展示されていたブルーのダットラだ。1977年式で、正式な車名を記すと日産「ダットサントラック1500 DX ロング」となる。老婆心ながら説明するとDXはデラックスのことで、ロングだけでなくショートもラインアップされていた。

スウィンギンモータースの横田代表によると、このダットラは1984年が最後の車検で、その後、長期にわたって休眠。昨年発見し、あまりにもキレイなので今回のノスタルジック2デイズで披露することにしたそうだ。

「知り合いの知り合いの整備工場が、この、ワンオーナー、フルノーマルのダットラを40年近く保管していました。走行距離が1万3300kmほどの未再生車なので、本当に驚くべきオリジナル度の高さです。まさに奇跡のサバイバー。長く保管されていたものが見つかったバーンファインドなので、タイムスリップしてきたかのようなコンディションです。FOR SALEなので、気軽にお問い合わせください」

整備工場に入れてすぐにエンジン絶好調に

ダットサントラックといえば、初代が1935年に登場した小型の商用車で、10代目にあたるD22型が2021年に生産終了となった。今回の1977年式は1972年に登場した7代目620型で、北米市場を強く意識したデザインを採用。ウイングラインと名付けられた大胆なキャラクターラインを持ち、商用車とは思えないスタイリッシュさを特徴としていた。

620型は日本ではバリバリのはたらくクルマとして活躍したが、文化が異なる北米ではカッコイイ自家用車としても使用されて大ヒット。性能や信頼性が高かったことから、小さな働き者を意味する「リル・ハスラー」と呼ばれ、620型を題材としたプラモデル(商品名:ダットサン ピックアップ リル・ハスラー)がリリースされるほどの人気車となった

「車検切れ状態で40年近く眠っていましたが、整備工場に入れた翌日に目が覚めました。低走行車なので、J15型のシングルキャブエンジンは当然絶好調。Nox/PM適合もできます。しっかり走るにあたって、ブレーキ、水まわり、燃料まわりをちゃんと整備しました。調子よく走ってくれます。僕はもともと家具屋だったので、実際に620型を使っていました。当時は畳屋さんなどでも活躍していましたね。本当に便利です。ロングなので、なんでも積めちゃう。バイクも運べますし、いいトランポになりますよ。純正ブルーがイカしてるでしょ。620型を本気で探していた人にオススメしたいです」

そのように話してくれた横田さんによると、このままの雰囲気で乗ってもらいたい、とのことだったので、「よくぞこの状態で残しておいてくれた」と感じた620型フリークには、もう二度とない出会いかもしれない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

マツダ次期『CX-5』に独自のハイブリッド搭載、2027年発売へ 電動化への支出削減
マツダ次期『CX-5』に独自のハイブリッド搭載、2027年発売へ 電動化への支出削減
AUTOCAR JAPAN
「羽田空港T2の新エリア」いよいよオープン!どう変わる? 「離れ小島の空港ビル」解消の効果とは
「羽田空港T2の新エリア」いよいよオープン!どう変わる? 「離れ小島の空港ビル」解消の効果とは
乗りものニュース
ホンダ『シビック』改良モデルに対応、ブリッツのフロント用ストラットタワーバー発売
ホンダ『シビック』改良モデルに対応、ブリッツのフロント用ストラットタワーバー発売
レスポンス
大砲を複数搭載する「激レア護衛艦」ついに退役! 今では廃れた“昭和生まれならでは”の装備も
大砲を複数搭載する「激レア護衛艦」ついに退役! 今では廃れた“昭和生まれならでは”の装備も
乗りものニュース
トヨタ新型「クラウン」発表! 最も低燃費な「リッター20キロ超え」! 専用パーツ&専用カラーの「豪華内装」採用! “ワゴンとSUVが融合”した最安モデル「エステート Z」とは?
トヨタ新型「クラウン」発表! 最も低燃費な「リッター20キロ超え」! 専用パーツ&専用カラーの「豪華内装」採用! “ワゴンとSUVが融合”した最安モデル「エステート Z」とは?
くるまのニュース
26歳男子がスバル「アルシオーネSVX」にいま乗る理由とは? ホンダ「バラスポCR-X」から乗り換え…小学生時代に図鑑で見てホレた2台でした
26歳男子がスバル「アルシオーネSVX」にいま乗る理由とは? ホンダ「バラスポCR-X」から乗り換え…小学生時代に図鑑で見てホレた2台でした
Auto Messe Web
アウディ、最大7500人の人員削減を計画…ドイツで2029年までに
アウディ、最大7500人の人員削減を計画…ドイツで2029年までに
レスポンス
マツダ“ヤドカリ”戦略でEV投資半減に圧縮、毛籠社長「不確実性に備える」[新聞ウォッチ]
マツダ“ヤドカリ”戦略でEV投資半減に圧縮、毛籠社長「不確実性に備える」[新聞ウォッチ]
レスポンス
愛媛県警が「NHK受信料 約644万円」未払いだった…!?  捜査用車両のカーナビ38台が該当! 同様の事例は過去にも発生? 一体何があった?
愛媛県警が「NHK受信料 約644万円」未払いだった…!? 捜査用車両のカーナビ38台が該当! 同様の事例は過去にも発生? 一体何があった?
くるまのニュース
「新基準原付」が導入目前!! これからどうなる原付1種と2種免許
「新基準原付」が導入目前!! これからどうなる原付1種と2種免許
バイクのニュース
200万円台で日本導入も!? ホンダ『ブリオ』次期型は電動化&SUV化
200万円台で日本導入も!? ホンダ『ブリオ』次期型は電動化&SUV化
レスポンス
浜名湖地域でヤマハ製品を活用、BLUE LAKE Projectと持続可能な地域づくりへ
浜名湖地域でヤマハ製品を活用、BLUE LAKE Projectと持続可能な地域づくりへ
レスポンス
スズキが“現行最後”の「スイフトスポーツ」発売! 特別なボディカラー&グラデーション加飾の内装が良すぎる! 「ZC33S Final Edition」約232万円から
スズキが“現行最後”の「スイフトスポーツ」発売! 特別なボディカラー&グラデーション加飾の内装が良すぎる! 「ZC33S Final Edition」約232万円から
くるまのニュース
愛犬との滞在に特化した設備とサービスが満載!? 大阪・泉佐野に誕生した“1日1組限定”の宿「ドッグにグッドな古民家りんくう」とは
愛犬との滞在に特化した設備とサービスが満載!? 大阪・泉佐野に誕生した“1日1組限定”の宿「ドッグにグッドな古民家りんくう」とは
VAGUE
伝説のラリーカーが復活、ルノー『5 ターボ3E』を正式発表、日本国内でも販売予定
伝説のラリーカーが復活、ルノー『5 ターボ3E』を正式発表、日本国内でも販売予定
レスポンス
昨年のウイナーがまさかの0周クラッシュ。サインツJr.のスピン原因は「難しいタイミングでシフトアップしてしまった」
昨年のウイナーがまさかの0周クラッシュ。サインツJr.のスピン原因は「難しいタイミングでシフトアップしてしまった」
motorsport.com 日本版
エッジの効いた「トヨタ カムリ」に試乗 アメリカでは絶対的なベストセラーだがドイツでの評価は?
エッジの効いた「トヨタ カムリ」に試乗 アメリカでは絶対的なベストセラーだがドイツでの評価は?
AutoBild Japan
ホンダとアキュラの7車種、米IIHSの安全性評価で最高レベルに
ホンダとアキュラの7車種、米IIHSの安全性評価で最高レベルに
レスポンス

みんなのコメント

5件
  • mon********
    ドアには当時の日産の十八番コークボトルライン風突起があり、
    ホイール(カバー)デザインも洒落っ気があって、無機質な
    ビジネスカーとは一線を画したデザインではあるが、低くて広い
    荷台も併せ持っていて、実用に十分耐えられそう。
    ちなみにこの620には横から見ると2drセダン風の「ピックアップ」も
    あり、仕事も家族乗車も1台で兼ねていた時代を思わせる。


  • IM0470
    ちなみにこの620には横から見ると2drセダン風の「ピックアップ」
    620のベンコラ・2ドア・6人乗り、むかーし家で乗ってました、そのとおり自家用兼仕事車でした。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

151 . 8万円 197 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19 . 0万円 285 . 0万円

中古車を検索
スズキ ハスラーの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

151 . 8万円 197 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19 . 0万円 285 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村