Groupe PSA JapanからシトロエンのMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)BERLINGO(ベルラ ンゴ)が正式に販売された。
2回の先行オンライン予約が5時間半で満枠になった人気モデルがいよいよ本格展開
6.2ℓ、V8 OHVエンジン搭載!FRからミッドシップに、左ハンドルから右ハンドルに生まれ変わったシボレー「コルベット」
昨年の2019年10月に日本デビューを果たし、2度のオンライン予約が5時間半で満枠となった人 気MPV、BERLINGO(ベルランゴ)が、カタログモデルとして日本市場に本格デビュー。
カタログモデルとしての導入にあたり、先行発売モデルDébut Editionとほぼ同等となるメイ ングレードのSHINEに加え、あえて装備を一部省き、より道具感を強調したFEELの2グレードを 設定。さらに特別仕様車として充実装備とマットオレンジのアクセントでスタイリッシュな ディテールを持つSHINE XTR PACKを設定している。
キャンプに登山、トレッキング、スキー、 スノーボードにサーフィン、サイクリング......あらゆるアクティビティに応える一台の誕生だ。
シンプルで機能的なボディデザイン、”わかってる感”のあるセンス溢れる実用的なディテール の数々、そしてスライドドア。BERLINGOは、これまで歴代モデルが欧州で成功をおさめ、ベン チマークとされた家族と人々のためのレジャーアクティビティヴィークル。
そして、同時 に、このきわめてプラクティカルなモデルもまた、100年にわたり人々の”移動の自由”と”自由 な移動”を支え、それをコンフォート(快適)なものとすることを追求してきたシトロエンの 最新作のひとつ。
MPV、ミニバンとよばれるセグメントにおいてもコンフォート性能 という新たな価値を提案するシトロエンならではのモデルだ。
欧州でたくさんの荷物を詰め込み、家族や友人とともに趣味に旅行にへと誘う、いわゆるレ ジャーアクティビティヴィークルとよばれるセグメントはシトロエンが約23年前に創造した。
以来、BERLINGOはこの分野におけるアイコンとして知られており、一部地域ではネッ ト検索を”ググる”と呼ぶのと同じような意味合いでBERLINGOという名前が使われているほど。つまり、スライドドアにBERLINGO独自の3座独立リアシートや、Modutopマルチファンク ションルーフ、独立して開閉可能なリアガラスハッチ、多彩な収納スペースなどにより、 BERLINGOの名前は、万能性と実用性を想起させる。そして初代モデルが1996年にデ ビューして以来、330万台を超える販売を記録している。
アクティブなライフスタイルのパートナーとして、個性溢れる選択として、”足るを知る”シン プルなクルマとして、広大なスペースと実用性をスタイルとコンフォート(快適性)とモダン さを求めるカスタマーがもとめるシトロエンならではの、シトロエンだけの個性を具現化。
”INSPIRED BY YOU”のブランドタグラインに誠実に、人々の想いに寄り添い、あ らゆる要素において、すべての乗員がより良く快適な移動を楽しめるようヒューマン・オリエ ンテッドな視点をもって開発された。
そして明るくルーミーなインテリアと気の利いた多 彩な収納スペースは、モダンでグローバルな、文化国籍を問わず誰もが味わえる快適性をシト ロエン独自のテクノロジーで実現するCitroën Advanced Comfortプログラムの成果といえる。
概要:抜群の収納力とコンフォート性能を最新シトロエンのデザインで
強烈な個性:あたらしさを表現するボディスタイリングと最新シトロエンのデザインコード
たくましさ、力強さをくまなく表現しつつ、”どこにでも行けて、なんでも楽しめる”他に似るも ののないパーソナリティをかつてないほどのあたらしさで具現化したのがこのBERLINGO。
前進させたフロントスクリーン、短く高く設定されたフロントエンド、取り回しを向上させる短い フロントオーバーハング。これらはグループPSAの定評ある新世代プラットフォームEMP2を採用す ることで実現した。
現在のシトロエンのデザインコードのひとつ、2段がまえのポジショ ニングライトとヘッドライト、フォグランプをラウンドしたノーズ部分に配し、Airbumpをドア の下部に配した。全長4,405mm×全幅1,850mm×全高1,850mm×ホイールベース2,785mmの国 内でも取り回しがしやすいサイズとなっており、正面からは正方形の縦横比となるユニークな パッケージングだ。なおミラーtoミラーの実測は約2,200mmとなる。
楽しさもみんな平等:毎日使って毎日が楽しい、両サイドスライドドアとリア3座独立シート
BERLINGOのリアドアはスライドドアを採用。広大な開口部とドア開閉時の省スペースが魅力。リアシートは幅の等しい3座独立式。リアシートも平等に移動を楽しめる。こ のシートは個別に折畳みが可能となっており、もちろんこの3座にはそれぞれISOFIXフックが装 備されている。
ユーティリティ:車内での“よりよい暮らし”のためのCITROËNの智慧
広大なラゲッジスペース:最大2126l、最長2.7mの長尺ものを飲み込みクラスをリード
シートのファブリックを貼り込んだリラックス感あるリビングのようなインテリア。Magic Flat (マジック・フラット)と呼ばれる機能でワンタッチでフルフラット状態にすることが可能。長さ=奥行きは、5人乗り状態で0.94m(実測)、2人乗り状態で1.74m、助手席を倒せば最長 約2.7mの長尺に対応。容量は、5名乗車時でトノカバー下597l、2列目シートを倒した最大積載 状態では2126lとなる(容量はFEELのVDA欧州参考値)。
数え切れないほどのストレージスペース:使い方は工夫次第
多数の収納スペースを用意しているのもBERLINGOの特徴の一つ。一例を挙げるなら Modutopと呼ばれるルーフ部分の収納スペース。ルーフの大半をガラスとするパノラミック ルーフと収納スペースを融合させたこれは、フロントルーフ部分に収納トレイを設け、さらに 中央部にはBag in Roof(バッグインルーフ)として最大14lまでのバッグを収納可能になってい る。Modutopは電動サンシェード付きで夏場の室内温度上昇を和らげる。またルーフアー チ中央部には調整可能なムードライトが備わっている。
さらにリアシート頭上後方には容量約60lのリアシーリングボックスを配置。後席およびリア ゲート側の両方からアクセス可能。インストルメントパネルやドア内側などにシトロエンら しい気の利いた収納スペースを用意している。
助手席側グローブボックスもまた大きな収納スペースになった。Topboxと名付けられたこれは ダッシュボード上面をふた付きのストレージとして使えるようにしたもの。助手席エアバッグを ルーフ部分から展開するようにしたため、11.8lのスペースが生まれた。
巨大なリアゲートはガラス部分のみを個別で開閉することが可能。テールゲートを開けずにガラ スハッチから簡単にアクセスでき、狭いエリアでもリアスペースを利用できる。
また、フレキ シブルラゲッジトレイ(実測59cmと28cmの2ポジション)の高さをミドルポジションにすること で、ラゲッジスペースを上下に分割させることが可能。ハイポジションにすればガラスハッチと リアゲートで荷物を完全にセパレートし使い分けることが可能だ。テールゲートはリアバンパー 後方約1,500mmに展開し、アウトドアでタープ代わりにもなる大きさ。
安全性能:セグメントをリードする最新の安全性能
安全もまた、コンフォート性能のひとつ:セーフティ&ドライビングアシスト
現代のモビリティを語る上で、先進運転支援機能(ADAS)と安全性もまた、極めて重要。ラ イバルを大きく凌駕する安全装備、快適装備がBERLINGOの魅力の一つとなっている。これら機 能を余すところなく搭載しており、ユーロNCAPなどの世界各国の安全基準をクリアしている。
・アクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き) 前車追随型クルーズコントロールを装備。渋滞時の加減速にも対応。30~180km/hで作 動し、前車が停止した場合、停止まで対応。
・アクティブセーフティブレーキ 前方の車輌や障害物を検知し、ドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動 させる。車輌および歩行者を検知し、作動範囲は5~80km/hとなっている。
・レーンキープアシスト 車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作がない状態で車線からはみ出しそうになると、自動 的にステアリングに反力を生じさせ、元の車線へと戻す。
・トップリアビジョン/フロント、バックソナー バックカメラは後進の際に車輌後方の状況をタッチスクリーンに自動で写し出す。距離や角 度が認識できるガイドラインと俯瞰映像により周囲の状況が手に取るように把握。ま た、障害物等が接近すると警報を発するソナーを前後に装備している。
・ブラインドスポットモニターシステム 走行中、斜め後方のブラインドスポット(死角)に存在する後続車輌を超音波センサーが感知。 ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯。
・インテリジェントハイビーム マルチファンクションカメラが常に前方の状況を分析。先行車や対向車の有無、照明の状況など により、ハイビームとロービームを自動的に切り替え、対向車を幻惑することなく、常に最適な 前方視界を確保。
・トラフィックサインインフォメーション 制限速度および進入禁止に関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インスト ルメントパネルに表示。制限速度はドライバーが任意でクルーズコントロールまたはスピードリ ミッターに連動させることが可能。
・ドライバーアテンションアラート マルチファンクションカメラにより、車線に対するふらつきを検知し、居眠り防止の警告を発する。
ドライビング:最先端クリーンディーゼルによる走りとJC08モード21.2km/lの省燃費
コンフォートな移動体験:1.5lクリーンディーゼル+EAT8の卓越した走り
パワートレインはシトロエンとしては初搭載となるグループPSAの最新世代クリーンディーゼルエ ンジンDV5型(アイドリングストップ付き)にアイシン・エイ・ダブリュとの共同開発による電子 制御8速オートマチックトランスミッションEAT8を組み合わせている。
DV5エンジンは、ディー ゼルとは思えない軽快な吹け上がりとドライバビリティ、低回転からの高いトルク、最新の排気 浄化システム(酸化触媒、SCR選択還元触媒、DPF微粒子フィルター)による極めて高い環境性能 を誇る。また、EAT8オートマチックトランスミッションはロックアップを多用し、ダイレク トな変速とワイドスプレッド化の恩恵により高速クルーズ時の燃費をさらに向上させている。
・軽量、高剛性、高いポテンシャルと汎用性で高評価を得ているグループPSAの中核 プラットフォームEMP2をベースに使用し、リアは前モデルの改良バージョンとの組み合わせで スクエアなスペースを実現 ・先進の1.5lターボチャージャー付きクリーンディーゼルDV5エンジン ・最新世代電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8で燃費性能を向上
また、シャシーはCitroën Advanced Comfortプログラムに基づき、真のシトロエンライドを実現す べくセッティング。あらゆるコンディションでドライバーと同乗者が等しくコンフォートで楽し い移動を享受できるようになっている。また、燃費はJC08モードで21.2km/l、WLTCモードで18.0km/lとなっている。ディーゼル燃 料の価格と相まって、日々の運用コストも低く抑えられるのもメリットだ。
グレードについて:メイングレードのSHINEと道具感を強調したFEEL
SHINE:Début Editionに準ずる装備を持つメイングレード
SHINEグレードではDébut Editionに対し収納付きセンターコンソール(内部に12Vソケット付き)、 後席エアアウトレット(風量調節およびUSB-Type A充電ポート付き)、後席ウィンドウ用ロール アップブラインド、後席足元に2箇所の床下収納を備えている。
FEEL:Modutopなどを廃し最大2126lを使いこなす、道具感を強調したベーシック
グレード より遊びの道具としてタフに使いたいと考える人に向けたグレードがFEEL。ADAS は基本的にSHINEと同じ装備としつつ、Modutop、リアのTOP BOX、パノラミックルーフを廃し、センターコンソールとリアエアコンアウトレットなどを省略。また、リアの3分割可倒シート が6:4の分割可倒式。足回りは16インチスチールホイールにホイールキャップの仕様。2列目シートを倒した最大積載状態で2126l(VDA欧州参考値)となる広大なカーゴスペー スを、さらに思い思いに活用できるBERLINGOのベーシックな魅力が詰った一台だ。
その他グレード共通の装備として、助手席ドアミラー下にデッドアングルカメラが標準装着され、 いわゆる直前直左の死角をフォロー。またリアスポイラーも標準装備となっている。
SHINE XTR PACK:SHINEにXTR PACKを装備したスタイリッシュな特別仕様 カタログモデルの発売を記念して設定したグレードがSHINE XTR PACK。SHINEをベースにマッ トオレンジのアクセントカラーをAirbump、ランプベゼルなどに配し、前後バンパーのアンダー ガード風デコレーション、17インチ”PONTEVEDRA ”アロイホイール、フロントドア専用XTRバッジ を装備。インテリアではオレンジアクセントが入ったグリーンのダッシュボードと同じくオレン ジアクセントの専用シート生地となっている。
関連情報:https://web.citroen.jp/berlingo/
構成/DIME編集部
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