147psの電気モーターで後輪を駆動
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】EVとして蘇ったマンタ【オペルの現行モデルと写真で比較】 全132枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
1970年代を代表するスポーツクーペであるオペル・マンタAが、EVのパワートレインを搭載し、ハイテクを駆使したレストモッドとして生まれ変わった。
CEOのミヒャエル・ローシェラーによると、この後輪駆動の2ドア車は「マンタGSeエレクトロモッド」と名付けられ、「持続可能で望ましい未来のために、エミッション・フリーのモビリティを目指す」というオペルの姿勢を示すために、電動化され、アップデートされたという。
オリジナルのマンタAに搭載されていたガソリン4気筒を、最高出力147ps、最大トルク25.9kg-mの電気モーターに交換し、パワーアップしただけでなく、オペルのバッテリーEVの中でも最もパワフルなモデルとなっている。
バッテリーは、ハッチバックのコルサeや小型SUVのモッカeに搭載されているものよりも小さい31kWhを採用。航続距離は約200kmとされている。
最も注目すべき点は、現在量産されているEVとは異なり、マニュアル・トランスミッション採用していることだ。ドライバーは、「オリジナルの4速トランスミッションを手動で操作するか、あるいはギアを入れるだけで自動的に走行するかを選択できる」という。
レトロな要素も盛り込んだデザイン
マンタは、大幅に近代化された車体に合わせて、その伝統に敬意を表しつつ、現在のオペルの量産モデルに合わせて改良されている。
グリルには「ヴィゾール」と呼ばれるデザインを採用したほか、従来のヘッドライト、ブレーキランプ、デイタイム・ランニングライトを、よりシャープなLEDに変更している。
印象的なネオンイエローのカラーリングは、オペルの新しいブランドデザインにマッチしており、1970年代風のブラック・ボンネットとのコントラストが効いている。ホイールはオリジナルの13インチに代わり、ロナールの17インチアロイを装着。クロームバンパーは取り外され、イルムシャー(Irmscher)のようなチューニングメーカーによってアップグレードされたモデルの外観を再現している。
インテリアは、アナログ時計がデジタルディスプレイと10インチのタッチスクリーンに変更され、コンパクトハッチのアダムS用に開発されたスポーツシートが装着されるなど、現行モデルのテイストが色濃く反映されている。
一方で、12時方向にマーカーが付いた3本スポークのステアリングホイールや、当時の雰囲気を再現したシフター、マニュアル・ハンドブレーキなど、レトロな要素も盛り込まれている。
オペルは、このエレクトロモッドを生産するかどうかは明らかにしていないが、ノヴァ、フィレンザ、GTなど他のヒストリックモデルにも同様のレストモッドを施す可能性がある。
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みんなのコメント
EVもなっても楽しそうだ。
最高速度が140キロ程度だと
euro内だと話にならないし電費も悪い
効率の良い回転に合わせるギアは必要ですね。