10月12日(現地時間)、ホンダが北米で展開する高級車ブランド=アキュラは、伝説の自動車イラストレーター、Shin Yoshikawa (吉川信)が手描きで描いたNSXの透視図を公開した。
日本では知る人ぞ知る存在の吉川氏は、現在カリフォルニアを拠点に創作活動を続ける自動車アートワークの第一人者。その緻密な作品は世界中にファンがいる。カタログなどに掲載されることも多く、一度は目にしたことがある人も多いはずだ。
まずはこの透視図を拡大してみて欲しい。アウトラインには一切の狂いもなく、点描で表現されたメカニズムの質感は、これが手描きで描かれたとは思えないほど重厚だ。今回、吉川氏は新型NSXを手掛けるにあたり、実車を徹底的に調べて上げ、何を表示するかを決定したという。さらに驚くのは、写真を元に絵を起こすのではなく、メモや記憶から大部分を引き出す独特の作風だ。
「車両を作るための技術を理解していなければ、それを描くことはできない」とは吉川氏のコメント。デジタルでは不可能な吉川氏の世界観。しばしお楽しみください。
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