ロールス・ロイスの新デザインディレクターにドマゴイ・デュケク氏が就任
ロールス・ロイスは2024年9月13日、新しいデザイン・ディレクターにドマゴイ・デュケク氏が就任すると発表しました。これまでデザイン・ディレクターであったアンダース・ウォーミング氏は、デザイン・ワークスの責任者およびBMWグループ・アドバンスド・デザイン、デザイン・アイデンティティの上級職に就きます。新たに就任するドマゴイ・デュケク氏の経歴とロールス・ロイスのデザイン哲学を紹介します。
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前任のアンダース・ウォーミング氏はBMWグループ「デザイン・ワークス」の責任者に就任
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、2024年10月1日より、アンダース・ウォーミング氏の後任としてドマゴイ・デュケク氏がデザイン・ディレクターに就任することを発表した。
ウォーミング氏がデザイン・ディレクターとして在任中、ロールス・ロイス・モーター・カーズは、「カリナン」を大胆に進化させ、「ファントム」の新たな表現となる「スペクター」の発表に成功した。コーチビルドを含むビスポークが将来の成功のための重要な戦略的礎石であるというロールス・ロイスのコミットメントに沿って、ウォーミング氏は、4台のコーチビルドのドロップテールモデルと数多くの精巧なプライベート・コレクション・カーを監督した。
ウォーミング氏は10月1日からBMWグループのデザイン会社であるデザイン・ワークスの責任者に就任し、より包括的に先進的なデザインを担当することとなる。
ドマゴイ・デュケク氏(49歳)は、ロールス・ロイス・モーター・カーズのデザインディレクターに就任し、拡大するプライベート・オフィス・ブティックのネットワークやブランドの世界的なショールーム展開を通じて、顧客からこれまで以上に求められているビスポーク・デザインを含むあらゆるデザインテーマの総責任を担う。
デュケク氏は、BMWのデザイン部長を過去5年間務めるなど、上級モデルの20年以上の経験を積んでいる。クロアチアにルーツを持つフランクフルト生まれのデュケク氏は、ドイツのプフォルツハイム大学デザイン学部で学んだ後、パリ、バルセロナ、サンパウロのデザイン・スタジオで数年を過ごすなど、国際的なキャリアを積んできた。
ロールス・ロイスのフォルムが生み出される3つのライン
ヘンリー・ロイスの基本的なデザイン原則は、100年以上にわたってロールス・ロイス・モーター・カーズを導いてきた。120年の歴史を通じて、ロールス・ロイスはラグジュアリーの限界を押し広げ、自動車デザインにおいて新たな現実を創造してきた。
ロールス・ロイスのデザインフィロソフィーはデザイナーを自由に革新させ、ブランドの最も偉大なビジョンを創造する一方で、たとえユニークなパンテオングリルやスピリット・オブ・エクスタシーのマスコットが見えなくても、ロールス・ロイスであることが常に認識できるようにしている。
今日に至るまで3つのラインが調和することで、常に紛れもなくロールス・ロイスのフォルムが生み出されている。それはワフト・ライン(自動車のダイナミズムを強調する古典的なキャラクター・サイド・ライン)、ウエストライン(目的意識を与えるライン)、シルエット(印象的で力強く、象徴的なライン)である。ロールス・ロイスというブランドの独特の存在感を維持しながら、時代に合ったものであることを維持するというバランスを取ることは、困難でありながらも魅力的な課題となる。
AMWノミカタ
新たにロールス・ロイスのデザインディレクターに就いたドマゴイ・デュケク氏は、BMWのデザイン責任者を長年務め、これまでBMWのEVブランドであるBMW「i」や「M」モデルのデザインなどを手がけてきた。最近ではBMWのすべてのモデルに大型フロントグリルを採用し、デザインを大きく刷新したことで知られている。
前任者のアンダース・ウォーミング氏のロールス・ロイスの在籍は3年に留まった。その間にスペクターが発表され、カリナンやファントムの新型モデルが登場したが、先代モデルのコンセプトから大きく変化することはなかった印象だ。
電動化への大きな流れの中で、ロールス・ロイスはデュケク氏にBMWで行なったような大胆な変化をもたらしてくれることを期待しているのではないだろうか。デュケク氏がまたブランドの伝統を再解釈し、世間を驚かせる新たなロールス・ロイスを生み出してくれることに期待したい。
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みんなのコメント
あのBMWを豚鼻🐽にした野郎がロールスに?
終わった。