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エコタイヤなのに、アウディA6/A7にOE承認 コンチネンタル「エコ・コンタクト6」発売

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エコタイヤなのに、アウディA6/A7にOE承認 コンチネンタル「エコ・コンタクト6」発売

エコタイヤなのに、ハイパフォーマンス

コンチネンタルタイヤ・ジャパンは、次世代の技術「グリーン・チリ2.0」を採用した新エコタイヤ「EcoContact・・6」を発表した。エコタイヤと聞いて誰もがイメージする車種よりも、ハイグレードなモデルに新車装着されているのがポイントだ。

『エコ・コンタクト6』すべての画像をみる

・純正装着の承認例

アウディA6、アウディA7(225/55R18)
メルセデス・ベンツCクラス、ジャガーXE(225/45R18)

一例では欧州プレミアム・ブランドの上記のような高性能車種に純正装着の承認を受けている。それでいながら、ホンダN-BOXのような軽自動車のサイズ(155/65R14)も日本導入。これまでOE装着に力を入れてきたコンチネンタル・タイヤが、日本の買い替え市場に投入する自身作となるわけだ。

販売開始は3月で、発売サイズは14インチから18インチまでの31サイズ。今後も順次、追加される予定だ。価格はオープンプライス。

エコ・コンタクト6 なぜハイパフォーマンス?

「EcoContact・・6 (エコ・コンタクト6)」というのは、ハイパフォーマンス・エコタイヤを名乗る新世代製品である。

3つの相反する性能、「ウェットブレーキ性能」「転がり抵抗」「耐摩耗性能」を高いレベルで向上したことにより、新たなエコタイヤのレベルに達したという。それだけに様々なパーツ(サイドウォール、ビード、ショルダーなど)について設計の進め方を考え直したと説明されている。

これにより、欧州タイヤラベリング制度で「ウェットブレーキ性能、転がり抵抗」ともに最高グレードの「A/A」を28サイズが獲得。日本で発売する31サイズ中13サイズが「A/A」グレードになったというから、カタログに “A/A獲得”と記載するためにごく一部のサイズだけを該当させるタイヤとは根本的に技術の水準が異なる。

技術面のトピックをそれぞれご紹介しよう。


パターンは3種 サイズごとに変える発想

エコ・コンタクト6が採用する新世代コンパウンド・テクノロジー「グリーン・チリ2.0」は、新しいコンパウンド配合技術、革新的な添加剤、ポリマーの高い柔軟性の組み合わせにより、タイヤの転がり抵抗、ドライ/ウェットブレーキ性能、ロングライフを大幅に改善する技術の総称。

具体的には、タイヤのコンパウンド、各要素とサイズのバランスを最適化することにより、路面とトレッド間の摩擦を低減。タイヤの転がり抵抗・燃費を改善した。また、シリカの含有率を高めたのはもちろん、均一に分布することに成功。シリカ-ゴム間の結合を非常に高い水準にまで向上させた。

一般的にトレッドは走行時に変形し、タイヤの転がり抵抗に影響を与えるものだが、その回転によるタイヤの変形を抑制することに繋がる。つまり燃費が向上することになるのだ。

同社のフィールドテストでは、従来型のコンチ・エココンタクト5と比較して、

燃費性能:プラス15%
耐摩耗性能:プラス20%
ハンドリング性能:プラス17%

と性能向上しながら、エコタイヤに求められる静粛性能は同水準を維持した。

新しく開発された添加剤は、ブレーキ性能を向上させると同時にロングライフを維持。また、ポリマーの高い柔軟性が、路面の凹凸に対してトレッドを柔軟に接地。耐摩耗性能が向上し、ドライ/ウェットのあらゆる路面状況下において、高いグリップ性能を発揮する。安全な制動距離を実現することにもつながっている。

興味深いのは、タイヤサイズによって3種類のパターンを用意したこと。縦溝が3本、4本、5本というモジュールを用意。タイヤ幅が太いのに3本しかなくては排水性が低下するし、細いのに5本もあるとハンドリングが劣ってしまう。こうしたことを避けるために、サイズごとにリブとグルーブの幅を最適化した形になる。

さらに、運転の精度と安定性を高めるために、スポーツ・タイヤの技術を導入。具体的には非対称なリブ・アングル、非対称なサイプを採用。リブの変形を防止し、またドライブレーキ性能を向上させてウェット時の安全性を高めた。

様々な性能を従来型より高めることに成功し、14インチから18インチまでラインナップを揃えたエコ・コンタクト6。エコタイヤの新たな基準を提案する銘柄として注目されている。

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