■スズキ版RAV4こと新型「アクロス 」をお披露目!
スズキのイタリア法人は、トヨタ「RAV4 PHV」のOEM車となる新型SUV「アクロス 」を発表しました。欧州市場で2020年秋に発売予定だといいます。
【画像集】これが新型「アクロス」だ! RAV4との違いを見る!(60枚)
トヨタとスズキは、2019年3月にRAV4の電動化車両を供給することを発表。
しかし、2020年6月18日には、同月8日に日本で販売開始されたRAV4 PHVをベースにしたスズキ向けモデルの生産を愛知県のトヨタ系工場で開始したと同月末に報じられています。
新型アクロスの外観は、RAV4 PHVと異なるフェイスデザインとなり、グリル中央にスズキのエンブレムが配置されています。
デザイン面では、グリル開口部やバンパー左右のベゼルが大型化され、ヘッドライトも細長い形状となったほか、RAV4のアドベンチャーグレードに採用されているようなシルバー塗装されたガーニッシュパーツや19インチアルミホイールが装着。ボディカラーは、全6色です。
内装は、RAV4シリーズ(ガソリン/ハイブリッド/PHV)と同様のデザインとなっており、インパネ中央には9インチディスプレイオーディオを装着。スマホ連携機能としてApple CarPlayやAndroid Autoが使用できます。
パワートレインは、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにふたつのモーターを組み合わせた新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用。これは、OEM元のRAV4 PHVに搭載されるものと同様です。
RAV4のハイブリッド車よりもフロントモーターとインバーターを高出力化し、大容量・高出力の新型リチウムイオンバッテリーと組み合わせることで、システム最高出力306馬力を達成。モーターを最大限活用することで、瞬時に加減速することが可能となりました。
駆動方式は、トヨタがハイブリッド車に採用している電気式4WDシステム「E-Four」を設定。走行シーンにより、適切なトルク配分をおこない荒れた路面や雪童などでも走破性や安定性を確保するものです。
なお、スズキのイタリア法人はTwitter上で、次のようにコメントしています。
「スズキ・アクロスを紹介! 洗練されたプラグインハイブリッドシステムと4×4 E-Fourを搭載した、新しいスポーティーなSUV。
燃料消費と排出ガスを削減するパフォーマンスと効率を保証できます。また、発売は2020年の秋にヨーロッパで開始する予定です」
※ ※ ※
なお、RAV4 PHVの国内販売計画は月間300台(3600台/年)ですが、トヨタはホームページ上でRAV4 PHVについて、生産上の都合などから受注を一時停止すると発表。
これは、RAV4 PHVが北米での発売を控えているほか、今回のスズキ向けに年間3000台程度を供給することを見越した動きと考えられます。
現時点で、新型アクロスはスズキの欧州市場向けモデルとされているため、日本への導入は無いようです。また、同じく欧州市場では、トヨタ「カローラワゴン」をスズキへOEM供給することも明かしており、今後はスズキ版のカローラワゴンが登場する予定です。
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みんなのコメント
ハイラックスサーフが流行っていたのですが、都市型
のRVとしてエスクードは人気が出始めました。
その直後、初代RAV4が出て大ヒット。
他メーカーに市場を開拓させて、トヨタが後から出す
というパターンがいくつかありました。
そんなRAV4がスズキから発売とは、時代がいくつか
過ぎたんだなぁと感じます。