三菱自動車はこのほど2021年2月に、新型アウトランダーを発表することを明らかにした。流通ジャーナリストの遠藤徹氏によると、「来年中盤の投入と見られていたが、これを大幅に早めた形」だという。
さて、突如リリースが出された新型アウトランダー。三菱の命運を握る基幹モデルであることは間違いないが、リリースには発売日やパワーユニットを含めた概要の記載はなく、まだ詳細は明らかになっていない。
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すでに正式発表まで約2か月となっているが、最前線に情報は伝わっているのか? そして気になるPHEVモデルや関係性が深いとされる日産 エクストレイルはどうなる? 遠藤徹氏がレポートする。
文/遠藤徹
写真/MITSUBISHI、NISSAN、撮影/平野学
【画像ギャラリー】新型アウトランダーのティザーデザイン発表!新旧モデルをみる
計画前倒し? 新型アウトランダーの概要は年末年始にも明らかに
3代目となる次期型アウトランダーは発表によると「威風堂々」をコンセプトに開発している。外装は次世代のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。力強いフロントフェイスを強調している。
三菱自動車は、2020年12月10日に新型アウトランダーのデザインの一部を世界初公開した
三菱自動車は2020年7月に中期経営計画策定し公表したわけだが、その中で2021年度に次期型アウトランダー、1年後の2022年度に次期型アウトランダーPHEVを発売すると発表していた。2021年2月は2020年度になるので、多少早めたともいえそうだ。
2012年に発売開始した現行型アウトランダー。2013年にはPHEVモデルが追加された(全長
4695mm×全幅1810mm×全高 1680mm(ホイールベース 2670mm))
メーカーの三菱自動車が次期型アウトランダーのデザインの一部と発表時期を明らかにした直後、首都圏にある三菱自動車ディーラーを回ってみると営業担当者は「次期型アウトランダーのデザイン一部公開や2021年2月発表は聞いているが、商品内容はまだ一切明らかになっていない。
年末か来年早々にはアウトラインが通達され、ティザーキャンペーンをスタートさせることになるだろう」とコメントしている。
“姉妹車”新型エクストレイルとの関係は?
新型ローグ(日本名:エクストレイル)が発表された。2.5L・4気筒DOHCエンジンを搭載する予定だが、新型エクストレイルではe-POWER搭載されるのか?
新型アウトランダーは、日産が2021年秋にもフルモデルチェンジする次期型エクストレイルとプラットフォーム&基本コンポーネントを共用することが明らかになっているが、さらに一歩進めてボディパネルの一部も同様に仕立てる可能性もある。両社のシナジー効果を高め、コストダウンを図る狙いがある。
現行アウトランダーはホイールベースが2670mmでエクリプスクロスと同じだ。この年末、エクリプスクロスはビッグマイナーチェンジし、PHEV車を設定した。つまり上級シフトし、アウトランダーに車格が近づき、価格も接近した。
いっぽうエクストレイルのホイールベースは2705mmでアウトランダーよりも35mm長い。
したがって次期型の両モデルは同じプラットフォームであれば、ホイールベースも同様で、2750mm程度を採用し、ボディサイズもひと回り大きくなり、上級シフトすることで、エクリプスクロスとの車格の違いを明確にした仕立てとなる可能性が強い。
ただ、新型アウトランダーと新型エクストレイルは、エクステリアデザイン、内装の仕立ては独自になるので、全くの別物といった印象になるはずである。
アウトランダーの現行モデルと次期型の違いは、次期型がフロントフェイスの力強さ、ボディシェルが塊感の強調でワイルドに振った仕立てになると予想される。この点ではラフロード志向の強いエクストレイルに共通したコンセプトといえるかもしれない。
パワーユニットは改良型か、e-POWERか
パワーユニットは2WDが2L、4WDが2.4LでどちらもトランスミッションはCVTとの組み合わせとなる。
基本的には現行のパワーユニットの改良型といえるが、次期型エクストレイルとの共用化を考慮すれば方針が変わる可能性もある。エクストレイルの現行モデルは2LガソリンNA、2Lハイブリッドでそれぞれ2WD、4WDを設定、いずれもCVTとの組み合わせになっている。
こちらは新型キャシュカイのテスト車。日産は同車へのe-POWER搭載を明言しており、姉妹車のローグ/エクストレイルへの採用もまず間違いない
新型エクストレイルでは、2LガソリンNAがマイルドハイブリッドになり、2Lの1モーター2クラッチのストロングハイブリッドが廃止になり、替わって1.2Lのe-POWERに置き換わるといわれている。新型アウトランダーもこれに置き換える可能性も考えられる。
CVTは日産、三菱ともジャトコ製を使っているので、共用といえるだろう。乗車定員は従来モデルだと、3列シート7人乗りのみだったのが、2列シート5人乗りも新たに設定されるものと思われる。
新型アウトランダーPHEVは2022年2月登場が有力
新型アウトランダーPHEVは1年後の2022年2月の発表、発売が有力である。
エクステリアデザインは、エンブレムにPHEVマークを付け、別デザインのアルミホイールが採用される。内装はダッシュボード、シート材質に革張りを採用するなど、クオリティの高い仕立てとする。
パワーユニットは、2.4Lガソリンと大型リチウムイオンバッテリー、モーターとの組み合わせ。
2020年9月17日、エクリプスクロスにPHEVが追加された。(航続距離JC08モード65.0km/WLTCモード57.3km)
充電後の航続距離は、エクリプスクロスPHEVでは65kmであるが、次期型アウトランダーPHEVでは現行のJC08モード65.0km、WLTCモード57.6kmからWLTCモードでRAV4 PHV並みの90kmまで延長すべく開発を進めているようだ。
乗車定員はこれまで2列シート5人乗りのみだったのを3列シート7人乗りも新たに設定する。
【証言:首都圏三菱自動車店営業担当者】
いま現在、メーカーからは新型アウトランダーについて報道発表以外の商品内容はまだ提示されていない。年末か来年早々にはパンフレットが届きティザーキャンペーンがスタートできるようになると予想している。
新型エクリプスクロスは1.5Lターボ車よりもPHEVの方が販売構成比は85%と売れているので、次期型アウトランダーも同様になる見通しだ。充電後の航続距離も延びると思うので期待している。
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みんなのコメント
脊髄反射なのかな。
でもクルマにしろファッションにしろなんにしろ、結局は好みですからね。
好き嫌いと良い悪いはイコールではない。
ともあれ、一新されたらしいPHEVシステムのスペックが早く見たい。