10月7日、レクサスは、フルモデルチェンジした新型「NX」のグレードや価格などを明らかにした。
先代よりボディを拡大
フルモデルチェンジした新型「NX」は、2014年に登場した初代から数えて第2世代だ。トヨタ「ハリアー」とボディサイズが近しいミドルクラスのプレミアムSUVで、ライバルはメルセデス・ベンツ「GLC」やBMX「X3」など。
新型の開発コンセプトは「Vital×Tech Gear」で、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギアを目指したという。
新型のサイズは、全長×全幅×全高=4660×1865×1660mm(NX450h+“version L”)で、先代より全長と全幅はそれぞれ20mm延び、全高は15mm拡がった。プラットフォームは、TNGA(Toyota New Global Architecture)思想に基づき開発された「GA-K」だ。すでに「カムリ」や「ハリアー」などに使われているものであるが、新型NXでは各所に補強ブレースを追加するなどしたという。
ボディカラーはグレー系の「ソニッククロム」や「ソニックチタニウム」、鮮やかなオレンジの「ブレーシングカーネリアンコントラストレイヤリング」などを含む全11色。スポーツグレードの“F SPORT”は、「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ヒートブルーコントラストレイヤリング」の専用カラーも選べる。
ホイールサイズは、NX250のみ18インチで、ほかのグレードは20インチ。ランフラットタイヤを履く。灯火類は全グレードLED。
“F SPORT”は専用デザインのフロントグリルやサイドグリル、ブラックのドアウインドウフレームモールディング、アルミホイールなどを装備する。
トップグレードの価格は738万円
インテリアは、2019年に発表したコンセプトカーの「LF-30 Electrified」で発表した「Tazuna Concept」に基づき設計された。人が馬を操るときに使う「手綱」にヒントを得た同コンセプトは、ステアリング・ホイールのスウィッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスウィッチ操作を減らして運転に集中できるようにしたものだ。
インパネ上部のディスプレイ・オーディオは、NX250とNX350hの標準グレードが9.8インチで、ほかは14インチ。シート表皮は、下位グレードが「L tex」と呼ぶ人工皮革で、ほかは本革だ。フロントシートは、全車8ウェイ電動調整式(運転席ランバーサポート付き)。ステアリング・コラムも全車電動調整式だ。
インテリアカラーは鮮やかな「ダークローズ」や「ヘーゼル」、「ブラック」にくわえ2トーンの「ブラック&リッチクリーム」を用意。“F SPORT”は各所にブラックを配した専用の「フレアレッド」や「ホワイト」もある。
全車、電動パーキングブレーキ、バックガイドモニター&サイドモニター、自動防眩インナーミラー、電動開閉式テールゲート、地上デジタルTVチューナーは標準装備。オプションで、スマートフォン用のワイヤレス充電機構(1万3200円)、パノラマルーフ(20万9000円・除くNX450h+)、ルーフレール(3万3000円)、17スピーカーのマークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム(24万4200円・“version L”と“F SPORT”に設定)などを用意する。
“F SPORT”は、専用のレザーを使ったステアリング・ホイールやシフトレバー、アルミパッド付きのペダル類、ロゴが入ったスカッフプレートによって、スポーティな雰囲気を高めている。
パワートユニットは、PHEV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルの「NX450h+」用は、2.5リッター直列4気筒ガソリン・エンジンにフロント/リアにそれぞれ搭載した2基のモーターを組み合わせる。ハイブリッドモデルの「NX350h」用は、2.5リッター直列4気筒ガソリン・エンジンとモーターを組み合わせており、「NX350」用は新開発の2.4リッター直列4気筒ガソリンターボ、「NX250」用は2.5リッター直列4気筒ガソリンを、それぞれ搭載する。
先進安全パッケージの「Lexus Safety System+」も進化した。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能が向上したとされる。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、前方のカーブを検知する性能が向上し、カーブの大きさにあわせて早めに減速するようになった。新搭載の「レーンチェンジアシスト」は、高速道路や自動車専用道路の走行時、ドライバーのウインカー操作をきっかけに、車線変更の操舵支援や周囲の監視をおこなうという。
新型NXの価格は、以下のとおり。
NX250:455万~570万円
NX350:599万円
NX350h:520万~635万円
NX450h+:714万~738万円
文・稲垣邦康(GQ)
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