BMWアルピナらしい大型SUVは快適な1台だった! どこまでも走り続けたくなる理想の1台に迫る。
贅沢なつくり
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もっとも高性能なリムジンを探していたら、BMWアルピナ「XB7」は“推し!”。BMWのSUVラインナップで頂点に位置づけられる「X7」をベースに、正式チューナーであるアルピナがさらに手をくわえた、極上の1台だ。
ボディの全長は5165mm。それに3105mmのロングホイールベース。この余裕あるパッケージを活かして、3列シートをそなえる。米国でのX7は、子どもたちをたくさん乗せる“サッカーマム”に人気というけれど、XB7の真価は、ものすごく速くて、ぜいたくなリムジンとして使えるところにある。
ドアを開けると、なんともぜいたくなインテリアが目に飛び込む。やわらかなレザーと、光沢あるウッドに覆われている。ベースになったX7も、私にとってはじゅうぶん感心するものだったけれど、その上をいく。さすがはアルピナ!
アルピナによる「ラバリナ」なるソフトな感触のレザーと、独自のインレイ(象嵌)が入ったウッドパネル、それにクリスタル仕上げのiDriveコントローラーなど、アルピナが独自に居心地のよいインテリアを追求している。
人に寄り添う高性能
言うまでもなく、最大の魅力は動力性能。4394ccV型8気筒ガソリンターボ・エンジンで共通する「X7 M50i」と比較すると、あちらが最高出力390kW(530ps)、最大トルク750Nmであるのに対して、XB7は457kW(621ps)、800Nm。これでもか! というぐらいパワーがある。
史上もっともパワフルなアルピナ車をめざした、と、アルピナがいうように、BMW車をベースに、アルピナのエンジニアが徹底的に調整をほどこした結果だという。
乗ってみると、アクセルペダルを踏み込む力に、ものすごくデリケートに反応して加速するのに、まず感心する。じっさいに、それがアルピナの目指したところ。ターボチャージャーとその冷却システムに、ていねいなチューニングを施した結果だそうだ。
X7もトルクのかたまりのような走りを体験させてくれるが、XB7は、人間の感覚にぴったり合った走りをする。エンジンルームを開けると、ぶっといサスペンション・ストラットが追加されているのに驚く。ボディ剛性も、気持ちよいハンドリングのために重要な要素だ。
ドライバーズカーとして、座り心地のいいシートと、コントロール性のよいハンドリングと、トルクがたっぷりのパワーユニットなど、すぐれた点をたくさん有しているのがXB7。
リアシートも魅力的
2列目シートも、もうひとつの大きな魅力だ。
試乗車には、アームレストがついた独立式の、いわゆる“キャプテンシート”が2脚そなわっていた。
忙しいビジネスマンには、このキャプテンシートの仕様をぜひ勧めたい。というのは、ここに座れば、移動中、ゆったりとした気分で休めるからだ。電動でのバックレスト角度調節機構によって、最大60度までバックレストが倒せるのも嬉しい。
ふかっとしたラバリナ・レザーにくるまれるようなぐあいで、2列目シートにからだをあずけていると、まさに“リムジン”。忙しい人間ほど、クルマに乗っているときは、仕事でなくて、休みたいもの、と言ったのは、日本の大企業のCEO。それに同感というひとは、いちど試してみるといい。
センターコンソールのドライブモードセレクターで、走りを楽しみたいときは「スポーツ」を選択するといいだろう。足まわりもしゃきっとする。いっぽう、ロングツーリングや、上記のように、後席で人を休ませたいときは「コンフォート」が良い。クルマのキャラクターがあきらかに変わる。
価格は2528万円。こういうクルマは白の塗色とかにして、目立たないように乗るべきだろうか。
でも、誰もがおいそれとというわけにはいかない価格と、若々しい気分になれる操縦性と、たぐいまれな快適性の“証明”として、いわゆる“アルピナストライプ”なる車体側面のデカールぐらいは欲しくなる。
オーナーにプライドを与えてくれるクルマであるからだ。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)
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