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メルセデス AMG SL「 63 4MATIC+」国内上陸 V8ツインターボエンジン搭載

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メルセデス AMG SL「 63 4MATIC+」国内上陸 V8ツインターボエンジン搭載

メルセデス・ベンツ日本は2023年4月25日、メルセデス・ベンツのラグジュアリーロードスターのメルセデスAMG SL にハイパフォーマンス・モデル「SL 63 4MATIC+」を追加するとともに、SL 43の装備を一部見直して発売を開始した。

SLは「Super」と「Light」(軽量)を略したモデル呼称で、1952年以来の歴史を持つが、初代300 SLの誕生から70年を迎え、新型SLはメルセデスAMGによる完全自社開発モデルとして登場した。SL専用の高剛性プラットフォームによる卓越したドライビング・パフォーマンスと快適性を兼ね備えたドライバビリティ、2+2シート(リヤシートは子ども用)、そしてAMG製V8ツインターボ・エンジンによるパワフルなドライビングを実現している。

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初代SLの鋼管スペースフレームと現在のSLのアルミ製複合ボディ骨格また、インテリアはアナログとデジタルを融合した「ハイパーアナログ」デザインを採用することで、300 SLのデザインをオマージュしながらもラグジュアリーで快適な空間を生み出している。

SL 63 4MATIC+は、メルセデスAMG社が完全自社開発した、最高出力585ps/最大トルク800Nm を発生するAMG 4.0LのV型8気筒直噴ツインターボ・エンジン「M177」を搭載している。砂型鋳造された高剛性のクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせ、軽量かつ高強度なエンジンとなている。

シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするナノスライド摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減。さらに、燃費性能のために、コンフォートモードで走行中、エンジン回転数が1000~3250rpmで低負荷のときには、2/3/5/8 番の4 気筒を休止することで燃料消費量とCO2排出量を抑えることができる「AMG シリンダーマネジメント」も搭載している。直噴システムは、ピエゾインジェクターによるスプレーガイド式で、高精度・高効率な燃焼を実現。

ターボチャージャーは2基搭載し、この2基のツインスクロール・ターボはV型シリンダーバンクの内側に配置するホットインサイドV・レイアウトとしている。また冷却系は3系統独立式の水油温制御を採用している。

贅を尽くしたM177型4.0L・V型8気筒ツインターボ・エンジンなお、このM177型エンジンはSLに搭載されるにあたり、新形状のオイルパンとインタークーラーの搭載位置変更、アクティブ・クランクベンチレーションシステムを採用。吸気ダクトと排気マニホールドも最適化が施され、効率を向上。また、触媒コンバーターボックスとガソリンエンジン用粒子状物質除去フィルターに対する排気流路が拡大され、出力は主にブースト圧のアップと吸気の増大、エンジンソフトウェアの変更によって実現している。

トランスミッションは、AMGスピードシフトMCT 9速トランスミッション(MCT=Multi-Clutch Transmission)が搭載され、専用チューニングがされている。トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを搭載し、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現。

ドライブモードは、高速走行時などにアクセルから足を離すとエンジンとトランスミッションを切り離して燃料消費を抑えるセーリング機能の採用によって燃費を優先する「コンフォート」、よりスポーティなドライビングが楽しめる「スポーツ」、「スポーツ+」、「レース」、滑りやすい路面を安全に走行する「スリッパリー」、様々なパラメーターを個別に設定できる「インディビジュアル」の6モードを設定。また、シフトダウン時に1速飛ばしたギヤを選択したり、自動ダブルクラッチ機能などにより効率良くシフトチェンジを行なうことができる。

SLとしては初搭載となる4WDシステムは、AMGのパフォーマンス志向の連続トルク可変配分式4輪駆動システム「4MATIC+」を標準装備している。駆動トルクの前後配分比を無段階で連続的に変化させることで、物理的限界まで最適なトラクションを確保するだけではなく、ドライ、ウェット、スノーなどあらゆる走行条件下で高い操縦安定性と安全性を実現している。

なお、SL 63 4MATIC+の0-100km/h加速は3.6 秒、最高速度は315km/hだ。

サスペンションは、メルセデスAMGの量産車としては初めて5本のリンクをホイールの内側にすべて収めた5リンク・マルチリンク式を採用。そのため運動性能や操舵感が大幅に向上している。リヤも5リンク構成のマルチリンク式となっている。

さらに長い歴史を誇るSLに今回初めて、リヤ・アクスルステアリング(後輪操舵)が標準装備として導入され、低速時の旋回性や俊敏性、高速時の安定性を向上させている。後輪操舵はモーターにより駆動され、最大操舵角は2.5度(高速時は最大0.7度)。舵角はマップ制御されている。

そして新たに開発され、メルセデスAMGの量産モデルとしては初搭載となるAMGアクテイブライド・コントロール・サスペンションを装備。アクティブ制御の可変スタビライザーと伸び側、縮み側が独立制御の連続可変制御アダプティブ電子制御油圧ダンパーが組み合わされている。ダンパーを制御する油圧は4輪に接続されたクロスタイプの関連制御システムにより、きわめて広いロールレート、ロール量のコントロールが実現している。もちろんドライブモードにより設定が変化し、高次元の快適性、運動性能、フラットライドが生み出される。

またこのサスペンションの油圧制御により、フロントアクスルリフトシステムにも対応。必要な場合にフロントエンドを30mm上昇させることで、地下駐車場への進入や減速バンプを乗り越えるのを容易にすることができる。

SL 63 4MATIC+の内外装のデザインは、SLの最高峰モデルというにふさわしいデザインとし、特にフロントとリヤはよりスポーティなデザインとなり、その高い動力性能を表現している。

また、オプションのAMGカーボンパッケージを選択すると、フロントスポイラーやサイドエアインテーク、サイドスカートトリム、リヤディフューザートリムにカーボンファイバーが装着されるとともに、マットブラックペイント21インチAMG10ツインスポーク・アルミホイール(鍛造製)となり、さらにスポーティなエクステリアに。インテリアにもAMGカーボンファイバーインテリアトリムがオプション設定されている。

■SL 43の一部改良
SL 43に、所定のA 地点(自宅駐車場など)とB地点(乗降場所)のルートを車両に記憶させることで、車両が区間の移動および駐車するメモリーパーキングアシストを標準装備した。なお、ルート上に障害物を検知すると停止するが、ドライバーは運転席に残る必要があること、メモリーパーキングアシストの使用は私有地に限定されるなど限定条件が付く。

一部改良されたSL 43また、SL 43は新デザインのボンネット・エンブレムを採用。さらに、新たにヒマラヤグレーペイント21インチAMG・10ツインスポーク・アルミホイールと内装色クリスタルホワイト/ブラック(ナッパレザー)を有償オプションと設定している。

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みんなのコメント

2件
  • この価格になると「なになにが買える」とかいう人がよくいますがw、人によって価値観は違うので好きなクルマを買えば良いと。自分にはここまでの経済力はありませんが、V8も少なくなってきているのが残念です。
  • このチープなメルセデスが3000万(失笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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