バイクは機動性にすぐれた乗り物ですが、荷物を積むとなるとスペースが限られているため、買い物やツーリングなどでは不便だと感じた経験がある人は多いと思います。しかし、シート下の収納スペースを最大限に活かしたモデルもラインナップされており、荷物を積むのに便利なバイクも多数存在します。
初めから収納スペースが備わっていれば、リヤボックスやパニアケースなどを付ける手間も省け経済的。また、外観を損なわずに、見た目もスマートに乗ることができます。
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そんなバイクの代表的な積載装置として、スクータータイプのシート下トランクが挙げられます。メットインとも呼ばれ、バイクを降りたあとにヘルメットを収納できるので、収納物を盗難される心配もありません。通勤・通学や買い物の荷物なども、シートを持ち上げてサッと入れられる手軽さが魅力。加えて、シートがなかの荷物をカバーしてくれるので、突然の雨で濡れたり、走行中の風で飛ばされたりする心配もありません。
そんな積載量が多い軽二輪クラスのバイクには2022年9月現在、どのようなモデルがラインナップされているのでしょうか。
まず1台目にご紹介したいのがホンダ「PCX160」で、シート下の容量は30Lとなっています。
原付二種の「PCX」と同じボディサイズで、排気量を増やした軽二輪モデルです。2021年1月のモデルチェンジで、149ccから156ccに排気量がアップされ、走行性能も高められました。
シート下容量も28Lから30Lにスペースを拡大し、利便性がさらに向上。そして収納力は、ヘルメット1個を入れても十分なスペースが残っているため、普段使いであれば困ることはありません。
左手前には、500mLのペットボトルを収納できるフタ付きのフロントインナーボックスを完備。乗ったまま荷物の出し入れができるので、すぐ使いたい小物を入れておくのにも便利です。
続いてご紹介するのは、ヤマハ「マジェスティS」で、シート下容量は32Lとなっています。
125cc並みのコンパクトな車体ながらも155ccのエンジンが採用され、ゆとりあるパワフルな走りを可能とした軽二輪スクーター。シート下収納は通勤通学、買い物などの荷物であれば十分収納できる広さが確保されており、ヘルメットはもちろん雨具やグローブなども余裕で入れることができます。また、多目的に使える2.6Lのフロントポケットに加え、アルミ製で高級感のあるコンビニフックも完備されているなど、使い勝手の良さが魅力の1台です。
3台目はシート下容量41Lの、スズキ「バーグマン200 ABS」です。
ビッグスクーターのなかではコンパクトで、原付二種モデルよりもゆとりあるライディングポジションでの走行が可能。199ccという絶妙な排気量は、街中からツーリングまで快適にこなすことができる軽二輪スクーターとなっています。また、シート下には夜間でも見やすい照明付きで、ヘルメットが横並びで2個入るビッグサイズの収納スペースを完備。さらに、ハンドル下には6Lの容量を誇る開閉式フロントボックス、右側にはミニボックスが装備されています。
4台目はヤマハ「XMAX」で、シート下の容量は45Lとなっています。
2眼ヘッドライトの精悍なスタイルが特徴で、「BULE CORE」エンジンがもたらす、軽快で高効率のすぐれたパワフルな走りが楽しめる一台です。
シート下のトランクは照明付きで、ヘルメットを2個収納できるスペースを確保。ヘルメットを1個収納しても、A4サイズのビジネスバッグやツーリングで買ったお土産などが入ってしまうほどの大きさで、使い勝手は抜群です。また、ハンドル下にはフタ付きのフロントポケットを左右に配置。乗ったまま中の物を取り出せるので、小物を入れるのに役立ちます。
そして最後にご紹介するのは、シート下容量は48Lを誇る、ホンダ「フォルツァ」です。
ハイレベルな運動性能と充実の快適装備で人気の高い、250ccのビッグスクーター。2021年モデルでは、新開発の「eSP+」エンジンが搭載され、フリクションロスや振動を低減させるなど吸排気効率を向上。スムーズな加速と快適性を兼ね備え、街中をはじめ高速道路での走行にも不満を感じさせません。また、シート下の大容量スペースは、ヘルメットをふたつ収納してもまだ少し余裕がある大きさ。別体のセパレータープレートは中を仕切ることができるので、濡れた雨具やバッグを整理するのに重宝します。
加えて、左手前にはキーと連動したフタ付きのポケットを完備。500mLのペットボトルが余裕で入るほか、セパレータで仕切ればスマートフォンや貴重品なども同時に収納可能です。
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みんなのコメント
シート下のスペースも小さくなって、価格も70万超え。そうなるともうバイクへの考え方の違いだし、コンセプトがどこを目指してるのか。