■価格差がある理由とは?
新車では、とても手が届かない価格のクルマでも、中古車になると「ひょっとしたら買えるかもしれない」という現実的な価格になることがあります。
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高級車の代名詞ともいえるメルセデス・ベンツでは、現行型「Sクラス」は新車価格が1192万円であるのに対し、前出のサイトでは、同型のSクラスが300万円代で売られているのです。
一方で、現行型トヨタ「プリウス」では、新車価格256万5200円に対し、中古車価格は90万円台からとなっています。
価格差を比較すると、プリウスの中古車価格が新車価格の約35%であるのに対し、Sクラスでは約25%まで下がっています。高級車になるほど、なぜ価格差が生まれるのでしょうか。
軽自動車から高級車までさまざまな中古車を扱う販売店のスタッフは、購入層の違いが要因だと、次のように説明します。
「ある程度の高級車を購入される人は、『新車で買うこと』に意味を見出している人がいます。つまり、新車で高級車を購入する人は、次も新車で購入するのです。
一方で中古車となった高級車を購入する人は、一概にはいえませんが新車で購入できない人が購買層になりえます。その結果、ある程度まで手が届く範囲に価格を下げて販売することも考えられます。
また、購買したものの維持できず手放すこともあり、所有が複数人になるほど価値が下がることも新車価格との差の要因といえるかもしれません」
※ ※ ※
高級車のなかには、ドライバーが運転を楽しむためのものではなく、後席の人が快適に過ごすことに重点を置いた「ショーファードリブンカー」というクルマもあります。
「ショーファー」とは「お抱え運転手」を意味し、そうしたクルマも中古車価格が低くなる傾向にあるようです。前出の中古車販売店のスタッフは、以下のようにも話しています。
「価格が下落する高級車は、もともと個人が自分で運転するクルマではない車種が多いです。そのため、トヨタの『センチュリー』や、日産の『プレジデント』などの高級車は、中古車市場では買い手が少ないのです。
どちらもエンジン排気量が大きいので、税金だけでも普通のクルマの倍近くになります。車検整備も高いうえ、部品交換が必要になった際にかかるお金などを考えると、『中古で買った価格よりも維持費の方が高くなった』というパターンに陥ることも少なくありません」
高級車は、「高級」ならではのさまざまな問題があり、乗用車としては使い勝手が悪い部分もあるようです。中古車価格が下がる原因には、「普通の人では扱えない」という理由もあるのかもしれません。
■値崩れが少ない高級車とは…
高級車は、車種によって新車と中古車の価格が大きくなるものもあるようですが、価値を落とさないために努力しているブランドもあるようです。
トヨタの高級車ブランドである「レクサス」は、2005年に日本で販売を開始しました。それから1年ほど経過した2006年頃は、中古車市場にレクサスはほとんど存在しなかったといわれています。
諸説ありますが、その理由のひとつには「トヨタがレクサスの中古車を買い支えていた」というものがあります。
中古車の価格が下がれば、ブランドの価値も低くなる可能性がある。新車でレクサスを購入するユーザーのためにも、中古車価格もそれにふさわしい価格を維持しなければならないという、ブランド戦略と考えることができます。
実際に、レクサスの認定中古車を扱う「レクサスCPO」では、ほかの中古車販売店の車両よりも、高い価格で中古車を販売しています。
例えば、レクサスCPOのサイトでは、レクサス「IS300h」でもっとも低い価格の車両は約235万円です。しかし、大手中古車サイトでは、同車種が100万円台前半から販売されています。こうした価格差について、あるレクサスCPO店舗のスタッフは、以下のように話しています。
「当店で扱っているレクサスは、高価格のものと比較的安価なものの2種類があります。
ひとつは認定中古車といって、新車で購入した際に付いているサービスが、そのままご利用いただけるものです。
これは、点検パックなどの車両整備にかかわるものから、ラウンジの利用、通信といった、レクサスのさまざまなサービスが含まれています。
ふたつめは、そうした認定の無い中古車となります。認定が無いクルマでも、保証などをオプションで付けることができます。ただ、オプション扱いとすることで、そのぶん価格を押さえてお客さまに提供しております」
※ ※ ※
レクサスCPOは、中古車市場のクルマに比べて価格は高い傾向にあるものの、新車を販売するレクサス販売店に準じた店舗づくりをおこなっています。
また、同様の認定中古車という制度は、メルセデス・ベンツやBMWなどほかの高級車メーカーでも実施され、ブランド価値を守る各社の活動は日々おこなわれているようです。
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