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スポーツカーのトキメキが忘れられない人でもイケる!! 心躍る”かっとびミニバン”5選

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スポーツカーのトキメキが忘れられない人でもイケる!! 心躍る”かっとびミニバン”5選

 本当はスポーツカーが欲しいけど、家庭の事情で仕方なくミニバンに乗っているという人はきっと少なくないハズ。でも、ミニバンでも心がときめいちゃうほどの走りを披露するモデルは数知れず! アナタなら何を選ぶ?

文/FK、写真/トヨタ、日産、ホンダ、FavCars.com

スポーツカーのトキメキが忘れられない人でもイケる!! 心躍る”かっとびミニバン”5選

300ps超の先代ヴェルファイアは加速性能と高速域の伸びもハンパない

2017年12月のマイナーチェンジでは3.5リッターモデルのエンジン変更にとどまらず、自転車や夜間の歩行者も検知可能な予防安全パッケージであるToyota Safety Senseの第2世代版も全車に標準装備された

 2023年6月に2度目のフルモデルチェンジを行ったことも記憶に新しいヴェルファイア。

 ミニバンというカテゴリーを超越した贅を極めたパッケージングは、まさに“大空間高級サルーン”という表現がピタリとハマる世界レベルのショーファーカーに進化を果たした。

 一般財団法人 日本自動車販売協会連合会が発表した2023年7月の乗用車ブランド通称名別販売台数では前年比1684.4%アップとなる1617台で好調な滑り出しを見せている。

 しかし、ここで注目するのは新型ではなく、2017年12月にマイナーチェンジを行い、2018年1月に発売された先代モデル。

 2015年1月に2代目が発売された際のエンジンラインナップは2.5リッターのハイブリッド(システム出力197ps)、2.5リッター直列4気筒(最高出力182ps)、3.5リッター V型6気筒(最高出力280ps)の3種類だった。

 しかし、先述の2017年12月のマイナーチェンジで3.5リッターモデルのエンジンは301psの最高出力を発生する直噴+ポート噴射のV型6気筒(2GR-FKS型)に変更され、よりダイレクトな走りと高い燃費性能を実現。

 また、組み合わせられるトランスミッションも6速シーケンシャルシフトマチック装備の6 Super ECTから、アクセル操作に素早くかつ滑らかに反応してダイレクト感あふれる走りを追求したFF用8速オートマチックトランスミッションのDirect Shift-8ATに移行。

 この組み合わせによる恩恵は大きく、約2トンの車両重量を感じさせない加速性能と高速域の伸びで大空間高級サルーンたる余裕の走りを披露した。

 そんなヴェルファイアの2代目は人気モデルだったこともあって中古車市場におけるタマ数は豊富で、平均価格は250万円前後とまだまだ高値安定の状況を呈している。

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フルモデルチェンジのウワサが絶えない日産のエルグランドは現行モデルでも走りは一級品!

厚みのあるフロントマスクやヘッドランプユニットなど、“らしさ”を表現した存在感あふれるエルグランドのエクステリアはいまなお健在。2020年10月のマイナーチェンジでは繊細な作り込みによって、その力強さに一層の磨きがかけられた

 1997年のデビュー以来、日産のフラッグシップミニバンとして人気を獲得してきた“元祖高級ミニバン”のエルグランド。現在販売中の現行モデルは3代目となるが、そのデビューは2010年8月。

 威風堂々たるスタイリング、特別感・最高級・最上質を実感できる室内空間、クラストップレベルの燃費性能、考え抜かれた装備と取り回しの良さなどが好評を博し、発表から2週間で1900台の月販目標台数を上回る累計6386台を受注した。

 そんな3代目に搭載されるエンジンは、デビュー当初から現在に至るまで3.5リッターと2.5リッターの2種類を設定。

 なかでも、3.5リッター車に搭載された最高出力280ps&最大トルク35.1kgf・mを誇るV型6気筒DOHCのVQ35DE型エンジンは、専用チューニングによってクラストップレベルの出力特性と街乗りから高速走行まで胸のすくような走りを実現した。

 また、バルブ制御によって低回転域ではジェントルに、高回転域ではスポーティな排気音となり、心躍るような加速音が得られることも特筆点といえよう。

 このエンジンに組み合わせるトランスミッションには6速マニュアルモード付無段変速機のエクストロニックCVT-M6。

 加えて、ドライバーのアクセル制御や運転状況・走行環境を検知しながら最適な変速制御を行うアダプティブシフトコントロールの採用で走行性能と燃費性能の両立も図られている。

 また、2代目までは駆動方式にFRを採用していたが、3代目は最適チューニングを施した低重心の新プラットフォームを採用したFFに刷新されたこと、さらには高剛性ステアリングや高性能ショックアブソーバーなどの組み合わせにより、安定感の高いフィーリングや高い直進性も獲得している。

3.5リッターモデルは加速性能も強烈だった“天才タマゴ”ことトヨタ エスティマ

スタイリッシュな高級ミニバンというジャンルを開拓したエスティマ。2006年1月に登場した3代目はすべてを革新し洗練させることで新世代のミニバンへと大きく進化した

 スタイリッシュなワンモーションフォルムと“天才タマゴ”のキャッチフレーズで一世を風靡したエスティマは、1990年から2020年の30年間に渡って販売された傑作ミニバンともいうべき存在。

 そんなエスティマが採用したエンジンはデビュー当初こそ最高出力135psの2.4リッター直列4気筒2TZ-FE型ハイメカツインカム1機種のみだったが、MC&FMCを経て2006年1月に登場した3代目では280psの最高出力を誇る3.5リッター V型6気筒の2GR-FE型エンジンを搭載するまでに進化を果たした。

 新開発されたこのパワーユニットは運転状況に応じて吸排気バルブの開閉タイミングを最適制御するDual VVT-iの搭載や吸気ポート内の断面積変化をなめらかにするなど、吸排気システムの最適化を行って高いエンジン効率を実現するとともに、低中速域から高速域までゆとりあるパフォーマンスと大幅な燃費性能の向上も両立。

 また、新開発のシーケンシャルシフトマチック付6速オートマチック6 Super ECTや、応答性に優れた新アブソーバーやねじり剛性を高めたボディを採用した新開発プラットフォームとの組み合わせもミニバンクラストップレベルの加速性、操縦性、走行安定性、静粛性、しなやかな乗り心地を実現している。

 加えて、3.5リッターモデルでは旋回時やスリッピーな路面において車両の挙動が不安定にならないよう、駆動力配分や操舵をアシストするS-VCS(ステアリング協調車両安定性制御システム)がトヨタのミニバンとして初めて採用されるなど、先代モデルに対して大幅な動的性能向上も図られている。

 2020年の販売終了から3年、エスティマの中古車は平均110万円前後で推移しており、比較的お手頃ともいえる。

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ホンダ エリシオン プレステージの3.5リッターモデルは隠れた名ミニバン…かも!?

豊かな空間を連想させる“四角”と先進的なイメージを与える“丸”の融合がデザインのテーマとなっているエリシオンのエクステリア。大海原をダイナミックに疾走するクルーザーがモチーフとなっている

 2004年5月にホンダのミニバンフラッグシップとして登場したエリシオン。

  “新世代プレミアム8シーター”をコンセプトに開発されたエリシオンのエンジンは当初、走行状況に応じて6気筒燃焼と3気筒燃焼を切り替える可変シリンダーシステムを採用したV型6気筒3.0リッター i-VTECと常用域で力強いトルクを発揮する直列4気筒2.4リッター i-VTECの2種類が設定された。

 3.0リッター i-VTECでも最高出力は250psと十分なスペックを誇ったが、2006年12月のMCでV型6気筒3.5リッター i-VTECエンジンを搭載したプレステージを新設定。

 このV型6気筒3.5リッター i-VTECエンジンは、SOHCながら可変バルブタイミング・リフト機構の採用で低回転域から高回転域までの全域にわたって強力なトルクを発生。

 車両重量がFFで2トン弱、4WDで2トン強というエリシオン プレステージでも市街地から高速走行までゆとりのある力強さを発揮させるいっぽう、国土交通省の「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定も取得し、高い次元で走行性能と環境性能の両立が図られた。

 加えて、VSA(車両挙動安定化制御システム)とDBW(電子制御式スロットルコントロールシステム)との協調制御で高い走安性を実現するとともに、追突軽減ブレーキや車速/車間制御機能をはじめとする数々の先進技術も採用されていたが……

 トヨタのアルヴェルや日産のエルグランドをはじめとする強力なライバルたちには太刀打ちできず、2013年10月に販売が終了。

 現役時代は不人気だったこともあり、3.5リッターモデルの中古車はタマ数がかなり少なめ。しかし、新しくても10年落ちということもあって価格は数十万から購入可能とお手頃感は高い。

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非力であっても走りの楽しさが味わえるホンダのフリード モデューロX

専用となるフロントエアロバンパー、フロントグリル、LEDフォグライトなどの装備で標準モデルと一線を画す存在感が魅力のフリード モデューロX

 ここまでに紹介してきた4モデルはいずれも“ハイパワーのエンジン”を売りにしたミニバンだったが、ここで紹介するフリードのモデューロXはガソリンエンジン車が最高出力129ps、ハイブリッド車もシステム最高出力が140psに満たない非力な部類に入るコンパクトミニバン。

 だからといって、侮ってはいけない! 

 どちらかといえばファミリーカーのイメージが強いフリードのなかにあって、専用のカスタマイズパーツを量産の過程で装着して販売するスポーツテイスト満点のコンプリートカー=モデューロXは、走るよろこびと走りの安心感を両立した稀有な一台だからだ。

 2017年12月に発売を開始したフリード モデューロXは、専用開発となるサスペンションや空力特性を活かしたパーツなどで武装した、ホンダアクセスが誇るModuloブランドが培ってきた上質でしなやかな走りを実現するチューニングを展開。

 モデューロX専用にチューニングを施したサスペンションと15インチアルミホイールや、車体の下面に空気を導いてリフトバランスを最適化し走行安定性や旋回性能を高める実効空力デバイスなどが生み出す、ミニバンらしからぬスポーティな走りは軽快にして爽快! 

 にもかかわらず、ミニバンとしての使い勝手の良さや室内の快適性はいっさい損なうことなく、ドライバーには意のままに操ることができる走りを追求した運転の楽しさを提供し、まさに心躍る走れるミニバンといったスペックが与えられている。

 2020年5月には上質でスポーティな乗り味に磨きをかけるべくマイナーチェンジも行われ、ホンダらしさを存分に感じられるミニバンに進化を果たしている。

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みんなのコメント

56件
  • 車にはそれぞれの役割ってものがある。ミニバンにそんなものを求められたんではミニバンが迷惑する。ナンセンス。
  • ミニバンはミニバンらしく、大人しく走っていてくれ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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