もくじ
ー カブリオレの前にRモデルを
ー より楽しめるクルマに
ー 「GTI」は設定なし
ー 今後のT-Rocモデル展開
フォルクスワーゲン 310psのT-Roc R発売へ ティグアンR登場の可能性も
カブリオレの前にRモデルを
フォルクスワーゲンはT-Roc Rについて多くを明かしていないが、依然として開発は続けられているようだ。
以前目撃されたプロトタイプとは異なる車両がスクープされた。ボディカラーが異なるほか、高性能グレード向けの環状デイタイムライトが装備されている。T-Roc Rの市販仕様に近いルックスとなったようだ。
フォルクスワーゲンはこのクルマの存在をいまだ認めていないが、T-Rocカブリオレを2020年に発売することは公表している。T-Roc Rはその開発状況を見る限りカブリオレよりも先に発売される見込みだ。
VWの情報筋によれば、このホットSUVはクラス最強の敏捷性を目指して開発されている。シャシーはカルステン・シェブスタットやレーサーのベニー・ロイヒターの手によって調整されているとのことだ。
ポロGTIの発表会において、シェブスタットはT-Rocはパフォーマンスモデルへの対応も準備されていると語った。ポルシェのシャシー部門出身の彼は以前ゴルフGTIクラブスポーツSの開発を指揮している。
より楽しめるクルマに
「4モーション(4WDシステム)とDCCシャシー、それに19インチホイールを装備したスタンダードなT-Rocはクラス最高の敏捷性を持っていると考えています。これにT-Roc Rが追加されたらさらに楽しくなるでしょう」
セアト・アテカ・クプラと同等の310psのこのクルマは、ニュルブルクリンクでのテストが目撃されている。ロイヒターはクラブスポーツSの最終セッティングの立役者であり、FF最速記録を打ち立てた際のドライバーでもある。
ロイヒターはVW車特有のアンダーステア傾向を減らしたという。すなわち、T-Rocはより遊べるクルマとして仕上げられていることが想像できる。ポロGTIも彼の知見によりより幅広い調整性を与えられている。
このホットSUVはライバルであるアテカ・クプラと同じ2.0ℓの4気筒ターボが搭載される。しかし、VW版では価格差を考え304psよりもやや増強されるだろう。これはゴルフRとレオン・クプラの関係と同様だ。
T-Rocはハッチバックと同様にMQB Aプラットフォームを使用しているため、大部分はゴルフと共通だ。しかし、同じパワーを持つとはいえT-Roc Rの重量と重心の高さゆえ0-100km/h加速はゴルフRの4.6秒よりもやや遅くなるだろう。
「GTI」は設定なし
ゴルフRなどの他のVW Rモデルと同様、このT-Roc Rも控えめなルックスとなりそうだ。
このテスト風景はVWの研究開発部門トップのフランク・ウェルシュがAUTOCARに対してT-Roc Rのテストカー開発を承認したことを話してから4週間後のものだ。ウェルシュはこのクルマを気に入っており、英国で成功するだろうと考えている。
昨年VWのヘルベルト・ディースCEOは、T-Rocの最速版はGTIという名称をスキップすると述べた。この理由について、「GTIはわれわれにとってクラスレスで多くの人に受けるホットハッチのための名称です。われわれには他にもRというサブブランドがあるのです」と語り、SUVにはGTIを使用しない意向を示した。
T-Roc Rは現在のT-Rocの中で最上位の190ps仕様の上に投入されることになる。これにより、この混戦するセグメント内で優位に立つことができるとウェルシュは考える。
「われわれには190psのT-Rocもあります。これは大半のライバルよりも強力です。売れ行きが楽しみです」
今後のT-Rocモデル展開
MQB Aプラットフォームを採用した車種の共通性を見るに、T-RocにもプラグインハイブリッドのGTEや、GTDの可能性もある。しかし、小型車へのディーゼルエンジン搭載のぜひについては議論の的となっており、新規制への対応のコストや価格増を考慮する必要がある。一方、完全電動仕様というのは考えにくいが、VWは2020年以降MEBプラットフォームのもとにEV車を投入する計画がある。
ウェルシュがT-RocにGTIでなくRの名称を与える意向を示したことは、このGTIという名前がホットハッチにのみ使われるというポリシーを明確にした。しかし、VWはGTIのレンジを拡大し、エントリーレベルのUp GTIを投入している。
SUV人気の沸騰を受け、多くのメーカーがニッチ市場を見つけては新たなモデルを発表している。たとえば、日産はジュークにNISMO仕様を投入した。しかし、VWがT-RocにRバージョンを設定することはパフォーマンスSUVの市場をさらに加熱させることになるだろう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
クルマのヘッドライト「何時に点灯」させればいい? 「オートライト義務化」されるも過信はNG! 「秋冬の早め点灯」大事な理由とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?