この記事をまとめると
■見た目と走りのギャップが凄いクルマを紹介
見た目は実用車なのにエンジンは超強烈! リアル羊の皮を被った狼な国産車5選
■メーカー純正にも関わらずクルマのキャラとは真逆の仕様だったモデルも
■最上級グレードを頼むと凄いクルマが届いたが、そのことを知らずに乗ってた人も多かった
「その見た目で!?」と思わず口に出てしまうこと必至
クルマをつかさどる要素として、見た目のカッコよさというのは何よりも大きなウェイトを占めるもの。しかし、マニアになってくるとゴリゴリにスタイリッシュはスポーツカーよりも、一見すると野暮ったい見た目でありながらも実は相当なポテンシャルを秘めている、というモデルに惹かれてしまうもの。
そこで今回は、見た目はスタイリッシュとは言えないけれど、実は高い動力性能を秘めていたモデルを独断と偏見でピックアップしてご紹介しよう。
ダイハツ・ストーリア/ブーン
ストーリアと言えば、前期型は「ストーリア星人」、後期型は「犬顔」などと呼ばれ、後継車種のブーンについてもスペース効率を優先した実用コンパクトカーといった見た目を持ったエントリーカーだ。
しかし、ストーリアとブーンには、モータースポーツベース車として「X4」というグレードが用意されていた。これは主に全日本ラリーに参戦するユーザーをターゲットとしたもので、当時の規定に合わせてターボ係数をかけてもターゲットとするクラス(ストーリアは1リッター以下、ブーンは1.6リッター以下のクラス)にエントリーできるように中途半端な排気量(ストーリア713cc、ブーン936cc)となっていた。
また、ラリーがターゲットということで、当然ながらフルタイム4WDでギヤ比も日常使いを無視したとも言えるローギヤードかつクロスミッションとなっており、その見た目からは想像できないほどの加速力を持ち合わせていたのだ。
オヤジセダン×高回転エンジンのギャップが痺れる
日産 ジュークNISMO RS
デビュー当初は賛否両論が巻き起こるほど特徴的なエクステリアを持つコンパクトクロスオーバーSUVの初代日産ジューク。当初は少々奇抜なルックスを持つクロスオーバーモデルというイメージであったが、2013年にホットモデルのNISMOを追加。さらに2014年にはNISMOをベースにさらにチューニングを施したNISMO RSが登場している。
このNISMO RSはNISMOに搭載された1.6リッターターボエンジンをベースにさらなるECUセッティングの改良やコンロッドベアリングの強化などによって214馬力までパワーアップ。MTモード付のCVTは従来の7速から8速へ多段化し、ブレーキ、ボディ補強、4WDのトルクベクトル機能、パワーステアリングといった部分までも専用チューニング。
その結果、ちょっとしたコンパクトホットハッチであればカモれるほどの実力を持ったクロスオーバーSUVへと変貌を遂げたのである。
トヨタ・カローラGT/カリーナGT/カローラセレスほか
1990年代中盤から2000年代初頭のトヨタのコンパクトセダン&ステーションワゴンには、軒並み名機と呼ばれる4A-G型の5バルブエンジンが搭載されていたという、今考えたら狂気とも思える時期があった。
その車種はカローラ、スプリンター、カローラセレス、スプリンターマリノ、カローラワゴン、スプリンターカリブ、カリーナといった状態で、トランスミッションも4速ATのほか、5速もしくは6速のMTが存在していたのである。
これはひとえに共通したプラットフォームを使用していたからにほかならないのだが、なんの変哲もないセダンやステーションワゴンが1.6リッターで165馬力を絞り出す高回転型NAエンジンを搭載していたと思うとまったく意味がわからない。当時はもっとも高価なグレードに搭載されていたケースがほとんどだったので、「いちばんいいヤツをくれ」というような買い方をした年輩ユーザーがまったく意に介さず乗っていたケースもあったようだ。
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みんなのコメント
まだそんな事言う人いるんですね。