アウディが現在開発中の欧州Eセグメント、『A7』次世代型プロトタイプにカメラが迫った! これまで目撃されたプロトタイプでは、キャビンとトランクとの境界線が曖昧になるよう偽装されていたが、今回はトランクルームが鮮明に確認できる。
次世代A7は従来の『A6』の後継車だ。アウディは、購入者が内燃機関とEVの製品を簡単に選択できるように、車名バッジを入れ替えている。この戦略を初めて市場で確認できたのは、長年販売されてきた『A4』セダンが『A5』バッジに切り替わった2024年夏で、内燃機関搭載モデルが「A+奇数」、フル電動モデルが「A+偶数」の車名になる。2026年には従来のA6がA7に変身するはずだ。
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ボディタイプについて過去10年間、A6は伝統的な「セダン」と「ワゴン」をラインナップするいっぽう、A7は「ファストバッククーペ」として親しまれてきた。A7次世代型では、ワゴンのプロトタイプはすでに目撃されていたが、もう1つのバージョンが「セダン」なのか「ファストバック」なのか注目されていた。
次世代A7にはセダンが用意されることがこれで判明した。ライバルとなるメルセデスベンツ『Eクラス』やBMW『5シリーズ』も3ボックスセダンであることから、アウディA7はその市場に参入するわけだ。
スクープ班のカメラが捉えたA7セダン・プロトタイプは、リアウィンドウのスポーティな傾斜、短いトランクが見てとれ、クーペのような雰囲気だ。また、ホイールアーチはリアクォーターで高くカットされて、スリムな印象をボディに与え、フラッシュドアハンドルが最新モデルであることを示唆する。全体的にフォーマルなEクラス、5シリーズに対し、スポーティなA7というイメージになるだろう。
次世代A7の骨格には、次期A5と『Q5』の基盤にも使用される予定の、PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスチョン)アーキテクチャが採用される。パワートレインは、ガソリンまたはディーゼルの2.0リットル直列4気筒エンジンに、前輪駆動または全輪駆動のトランスミッションを組み合わせることになる。おそらく、マイルドハイブリッド、およびより大きなバッテリーと巧妙なパッケージングを備えたプラグインハイブリッドをラインナップし、EV航続は100kmを超えるという情報もある。
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