■「OTOTEN2024」の会場で最新クルマ音響アイテムを体感!
一般社団法人日本オーディオ協会が主催する「OTOTEN 2024」が、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で2024年6月22~23日に開催されました。
クルマに乗るなら、車内でのサウンド環境にもこだわりを!OTOTEN2024で体験したデモカーやユニットたち(22枚)
OTOTENは、1952年に初めて開催された「全日本オーディオフェア」から数えて70年以上の歴史をもつ、国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典イベントです。
国内外さまざまなメーカーが東京フォーラムのガラス棟B1F、4F、5F、6F、7Fに集まり、入場無料(事前登録制)ということもあって大勢の音楽好き、オーディオ好きでにぎわっていました。そのなかで、会場内にこだわりのデモカーを持ち込んだ3メーカーの車両に実際に乗って、最新のクルマ音響サウンドを体感してみました。
■上から音が降り注ぐ…! アルパインが提案する「メティオサウンド」とは?
アルパインは、ルーフスピーカーから降り注ぐサウンドと、ドアスピーカーから鳴り響く重低音を実現するというサウンドシステム「MetioSound(メティオサウンド)」に加えて、専用の10型ビルトインナビ「BIG X」が組み合わされたスズキ ジムニーシエラのデモカーを展示していました。
メティオサウンドの最大の特長は、フロントドア側に加えて、市販品としては初めてドライバー上方のルーフにもスピーカーが装着されるシステム構成になっていることです。付属する車種専用の型紙を使用してルーフライナーに穴あけ加工を施し(ライナーの取り外しはなし)5インチのスピーカーを装着することで、中高域と低域が強化されて、よりスピーカーが奏でるサウンドが聞き取りやすくなっているといいます。
実際に運転席に座りながら、新旧の邦楽、洋楽をメティオサウンドで試聴体験することができました。車内にいながら、上から音が鳴って降り注いでくるような音響空間は、これまでに味わったことのない新鮮な感覚です。
物理的なスピーカーとの距離や位置が近いということもあり、またドア側に装着されるウーファースピーカーから低音域がしっかりと出ているので、あまりボリュームを大きく上げなくても輪郭がはっきりとした迫力のサウンドが耳に届きます。今回はクルマが動いていない停車状態での試聴となりましたが、実際に風切り音やロードノイズが発生する走行中はよりメティオサウンドの良さを実感できそうな期待が持てました。
ルーフスピーカー、ドアウーファー、車種専用取り付けキット、音量調節が可能な専用ネットワークがセットで付属しており、価格は7万4800円(消費税込み、取り付け費別)というコストパフォーマンスも魅力的です。メティオサウンドは他にもスズキ「ジムニー」、トヨタ「ハイエース/ハイエースワイド」、三菱「デリカD:5」「デリカミニ」、日産「セレナ(C27/C28系)」、トヨタ「ヴォクシー/ノア/エスクァイア(80系)」の6モデル、11車種用を2024年9月ごろの発売を予定しているとのことです。
■ホームシアターならぬカーシアター!「新感覚立体音響システム」を実現したパイオニアの「Sound Experience Car」
パイオニアは、OTOTEN2024にトヨタ ハイエーススーパーハイルーフをベースとしたデモカー「Sound Experience Car」を展示していました。
このデモカー車内では、カーオーディオ用のスピーカー、サブウーファーにホーム用の11.4ch AVアンプ「VSA-LX805」が組み合わされた本イベント限定の「新感覚立体音響システム」が構築されており、パイオニアがもつカー用品機器とホーム用機器の特別なコラボによる試聴体験がおこなえるようになっていました。
コンテンツは音楽LIVE、落語などが試聴できるようになっており、今回は「瞬間没入飛行体験」が味わえるという映画のワンシーンを体験。車両中央の後方向きに装着されたレカロシートに座り、大画面のスクリーンを見ながらの試聴となりましたが、クルマの車内にいるとは思えない、周囲から音に包まれるようなホームシアターならぬ”カーシアター”の雰囲気が味わえる貴重な体験をすることができました。
■まさにリビングルームの聴き心地! レクサスLM「“マークレビンソン” リファレンス 3Dサラウンド サウンドシステム」
ハーマンインターナショナルは、長年培ったアンプとスピーカーの技術を結集し、各車両の形状や構造に合わせメーカーと共に作り込まれた純正オーディオの魅力を紹介するという形で、マークレビンソンのサウンドシステムが搭載されたレクサス「LM」の展示を行いました。
LMに搭載されている「“マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンド サウンドシステム」は、EXECUTIVE(4人乗り)仕様では車両中央のパーティションに装着される後席乗員に向けた3つの10cmユニットを含めた計23個のスピーカーで構築されており、会場では実際に組み込まれているスピーカーやウーファーユニットの実物展示もおこなわれ、ユニットが直接目で見て比べられるようになっていました。
試聴は後席に座った状態で、計5曲の音楽を体験しました。ドライバー席に座る説明員が前席と後席を区切るパーティションを閉めると、音楽が鳴る前のクルマ自体の静粛性の高さにまず驚かされます。
シーンと静まった車内から音楽が鳴り始めると、その穏やかで広大な車内空間に合わさった耳なじみがとても良いサウンド環境が広がります。スピーカーの数がとても多いシステム構成となっていますが、ユニット個別での音源位置が気になることは全くなく、特にクラシックやJazzとのマッチングの良さを体験することができました。
快適なシートに身を任せながら、長時間の移動でも「聴き疲れ」することのない形で構築されたシステムの方向性は、さすがその車種に合わせたキャラクターでメーカーと共に開発した製品だな、という印象を抱きました。
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みんなのコメント
年収700万がまるまる年間700万貰えると思い込んでる低脳君は
ちゃんと高級車にお辞儀をして過ごしなよ
Lore in
2024/6/28 15:48
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気持ちの悪い銀の箱
ガムじゃないんだからさ