8代目ゴルフの納車を再開
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】フォルクスワーゲン・ゴルフ、フォード・フォーカス、マツダ3、キア・シード【ライバル比較】 全33枚
フォルクスワーゲンは、5月にソフトウェアの不具合が発覚し、停止していた新しい8代目ゴルフの納車を再開した。
eCall(自動緊急通報システム)の、正常な作動を保証できないなどの問題を解決するための、修正プログラムを開発する間、ヨーロッパ全域で納車を停止していた。
同社は今回、コントロールユニットのソフトウェア・アップデートで、問題を解決すると述べている。
これから生産される、すべてのゴルフにインストールされ、すでに生産されたものには追加導入される。
すでにカスタマーに納車されたクルマへの対応を保証するため、リコールされる予定となっている。
同社は、すでにドイツで納車された約1万5000台の8代目ゴルフが、リコールの対象となると述べている。
英国でもすでに数台が納車されている。
ソフトウェアアップデートで対応
VWは、5月に発表された声明で「調査の結果、車載のコントロールユニットまたはオンライン接続ユニット(OCU3)のソフトウェアから、信頼できないデータ送信が行われる可能性があることが判明しました」
「この不具合により、eCall(自動緊急通報システム)の正常な作動を保証できない状態にあります」と述べている。
そして今回「フォルクスワーゲンは、ソフトウェアアップデートをインストールするために、すでにカスタマーに提供されている8代目ゴルフをリコールします」
「すでにドイツ連邦運輸局(KBA)に通知しており、対象となるカスタマーに迅速に通知するため、オーナー情報を要求しました」と、新たな情報を提供している。
このソフトウェアは、EU加盟国内で2018年3月以降に販売される、すべての新車への搭載が法律で義務付けられており、事故発生時に援助が必要かどうかを自動的に判断し、救命救急機関と連絡をとる機能を備えている。
同じシステムを搭載する新しいシュコダ・オクタヴィアも、同様に影響を受けるが、納車がまだ始まっていないため、問題はないと報告されている。
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