ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、4代目となる新型『X3』の販売を開始した。その特徴のひとつはデザインにあるという。
◆エクステリアデザインがポイントのひとつ
現在BMWの中で、世界で最も販売台数が多いX3。7年ぶりのフルモデルチェンジでは、内外装変更とともにパワートレインなど大幅にアップデートした。
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その中でも、「エクステリアデザインは大きなポイント」とは、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マネジメント プロダクト・マネージャーの横山タンケ礼音マーティンさんの弁。
「大胆、モダン、アスレチックが新型BMW X3のデザイン言語」とし、「クリーンな表面と数少ないシャープなプレスラインで力強いプロポーションをアピールし存在感を高めている」という。その印象は、「まるで金属の塊から削り出したような重厚感とアーティスティックな造形を醸し出している」とのこと。
フロント周りの特徴は、キドニーグリルを2つに分割するとともに、グリル周りをライトアップするアイコニックグローで、「夜間でも圧倒的な存在感を放つ」。グリル内では垂直のバーに加え、ボンネットやヘッドライトにつながる斜めのバーも新たなデザインエレメントとして採用した。また、近年のBMWの特徴であるツインサーキュラーヘッドライトは、「2つのL字型のデザインにより、さらにシャープ、かつスポーティーなデザインになっている」と話す。
サイドビューでは、ロングノーズと後ろに行くにしたがって緩やかに下るルーフラインとともに、ボンネットの位置が高く、かつ、ショルダーラインがキックアップさせることで、「従来よりもさらにスポーティーなシルエットとなり、さらなる疾走感を印象付けている」と説明。
リアビューも大幅にデザインを改良。プレスラインを最小限にし、ナンバープレートの取り付け位置をテールゲートからバンパーへと移動。これにより、「さらにクリーンかつモダンな印象を与えている。また、トレッドは45mmワイド化されたことで、コーナリング時の安定感を向上させつつ、キックアップする高いショルダーラインによって、さらにスポーティーで力強いリアビューへと生まれ変わった」と述べる。
◆日本には3つのラインナップで
さて、ボディサイズは全長4755mm、全幅1920mm、全高1660mmと先代より25mm、全幅は30mmワイド化。一方車高は15mm低くなった。全幅に関して横山さんは、「荷室の拡大などの要望から」と市場からのニーズを強調。結果として走行性能の向上とともに、ラゲージルームは5名乗車した場合の容量は570リットルと、先代プラス20リットル増え、後部座席を倒した状態では1700リットルとプラス100リットル拡大した。「家族での買い物やアウトドアアクティビティにおいてもさらなる実用性を提供している」とコメントした。
そしてパワートレインは、BMWのFRアーキテクチャを採用し、「ボディやシャシーのマウント剛性を向上させるとともに、足回りも強化。さらにスタビライザーのマウントの強化などの箇所を改良し、コーナリング時のハンドリング、直進安定性、そして長距離走行での快適性を向上させている」という。
日本に導入されるパワートレインは全て48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。ガソリンモデルの、X3 20 xDrive、ディーゼルモデルの20d xDrive Mスポーツ、そしてMパフォーマンスモデルのM50xDriveをラインナップ。
X3 20 xDriveはxLineで、「街乗りがメインとなる方に最適な高効率ガソリンエンジンを搭載し、新型BMW X3のエレガントな側面が際立つ仕様」。MスポーツのX3 20d xDriveは、「長距離ドライブに最適で力強いトルクを発揮するディーゼルエンジンを搭載。アクティブなライフスタイルにマッチするスポーティーな走りとスポーティーなデザインを両立している仕様だ」と横山さん。そしてX3 M50 xDriveは、「高回転域で圧倒的な力強さを誇るBMW伝統の直列6気筒ガソリンエンジンを搭載し、足回りなど各所にBMW M社のテクノロジーを採用。最高のドライビングダイナミクスをお客様に提供する」と語った。
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