中国から新ブランド 英国上陸
中国の自動車大手チェリー(奇瑞汽車)は、新型クロスオーバー「Omoda 5」を2024年初頭に欧州で発売する予定だ。ファッションに焦点を当てた新ブランドを同社のグローバル展開の最前線に置く。
【画像】中国発ブランド、欧州へぞくぞく参入【チェリー傘下のOmoda 5やオラ、ニオ、シャオペンなどの最新モデルを写真で見る】 全69枚
チェリーは、中国で最も多くの自動車を輸出しているメーカーで、昨年はアジア、オーストラリア、アフリカ、ラテンアメリカ、中東で45万台を販売した。ジャガー・ランドローバーの中国合弁パートナーとしても知られており、現在は中国市場向けにレンジローバー・イヴォーク、ディスカバリー・スポーツ、ジャガーXF、XEの生産を行っている。
2022年にはスタイル、テクノロジー、サステナビリティに焦点を当てた新しいブランドとして「Omoda」を立ち上げた。同様のアプローチは、ライバルの長城汽車のオラ(欧拉、ORA)も採用している。
Omodaという名称は、「O」が「わたし達に必要なバイオ要素」、「moda」が「ファッション」を意味し、すでに中国、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドに展開している。2024年には英国にも導入される予定だ。
英国に導入される1台目のモデルは、ミドルサイズのクロスオーバー、Omoda 5である。昨年12月には、欧州の自動車安全テストであるユーロNCAPで最高評価の5つ星を獲得した。
チェリーは、英国ではOmodaをEV特化のブランドにするとしているが、当初はガソリン車も導入されると考えられる。オーストラリア向けのOmoda 5は、自然吸気1.5L直列4気筒マイルドハイブリッドと、最高出力198psを発生させる1.6L直4ターボが販売されている。
EVについて詳細は未確認だが、最高出力200psのモーターをフロントに搭載し、64kWhのバッテリーを使用して450kmの航続距離(WLTPサイクル)を実現するとされている。トヨタbZ4Xや日産アリアとも近い数字である。
インテリアの特徴は、10.25インチの高解像度スクリーンを備えた一体型ディスプレイだ。詳しい仕様は不明だが、デュアルゾーンエアコン、多数の先進運転支援機能、スマートフォンのワイヤレス充電器、「雰囲気のある」室内照明などを標準装備しているという。
Omoda 5の価格についてブランドの担当者は、「手頃で競争力のある」ものになるとAUTOCARに答えた。同クラスの競合車種を考慮すると、4万5000ポンド(約720万円)程度が妥当と思われる。
英国向けのOmoda 5は年間販売台数1万台を目標としており、今後ICE、PHEV、EVのパワートレインを選択できる「複数の新型車」が登場するとのことだ。ただし、最も重視するのはEVである。
チェリーはジャガー・ランドローバーと協力関係にあるため、英国も「未知の市場ではない」としているが、どのように販売網を構築するかは今のところ明らかではない。
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みんなのコメント
でもEVはトヨタ遅れてるからね
当分は中国のBYDからの供給だしw