現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「レーシングカー風」なんて生ぬるい! 「公道を走っていいんか?」レベルの「ガチすぎる」スポーツカー4選

ここから本文です

「レーシングカー風」なんて生ぬるい! 「公道を走っていいんか?」レベルの「ガチすぎる」スポーツカー4選

掲載 97
「レーシングカー風」なんて生ぬるい! 「公道を走っていいんか?」レベルの「ガチすぎる」スポーツカー4選

 この記事をまとめると

■「レーシングカー風」ではなく「レーシングカー」と呼ぶに相応しいクルマをピックアップ

レーシングドライバーでも操れない! 運転が難しすぎる市販車3選

■日本車でも「レーシングカー」と呼ぶに相応しいモデルが存在している

■市販車なので一般公道も走行可能となっている

「レーシングカー」と呼ぶに相応しいクルマを探してみた

 スポーツカーの記事を読んでいると、よく出てくるのが「まるでレーシングカー」という表現。パワフルな加速フィールや、4つのタイヤが路面に食いつく感覚、あるいは官能的なエンジンサウンドを指して、そう言っていることが多いように感じますが、なかには安易にそんな表現を使ってレーシングカーに失礼では? と思うクルマもちらほら。本当にレーシングカーっぽいクルマとは、ただただ速く走るためだけに無駄なモノを削ぎ落とし、快適性を犠牲にしてもそれで当然と思えるくらいの走りが堪能できるクルマのこと。今回はそんな、本当にレーシングカーと言ってもいいクルマたちを紹介したいと思います。

 まずは、もはや公道を走るフォーミュラマシンと言っても過言ではない、ケーターハム・スーパーセブン。小さなホイールアーチがついているだけで、ほぼオープンホイールと言ってもいい4輪は、人がふたり乗るためだけの最小限のスペースとなるキャビンと、細長いエンジンフードを支えているという、英国の古典的なライトウエイトスポーツを現代まで受け継いでいます。

 スーパーセブンはもともと、オーナーが自分で組み立ててレースに参戦するためのキットカーでした。現在、日本ではスズキ製の軽自動車用ターボエンジンを搭載したセブン170Sと、2リッターエンジンを搭載した480Sがありますが、170Sが軽エンジンだからと舐めてかかるとびっくり仰天。車両重量がわずか440kgしかなく、その加速フィールは爆発的です。フロントスクリーンも最小限しかないので、走っていると小石などがビシビシ飛んできて、トラックの後ろを走ると下に潜ってしまえそうなくらい低い視界は、かなり非日常体験になると思います。

 2台目は、見るからにレーシングカーそのもののエクステリアをしていて、走ってもやっぱり「これはレーシングカーだね」と思えるのが、ロータス・エキシージ。軽量ボディに3.5リッターのV6スーパーチャージャーエンジンを搭載し、吹っ飛んでいくような発進加速はゾクゾクするほど。ミッドシップレイアウトなので、ヒラリヒラリと舞うようなコーナリングが楽しめる反面、ちょっとでもバランスを崩せばスピンしそうな危うさもまた、レーシングカーを操る感覚そのもの。

 キャビンはタイトで、ちょっと大柄な男性がふたり乗ったらギュウギュウになってしまうし、荷物を置くスペースもほとんど確保されておらず、快適性を犠牲にしてでも走りを追求したモデルとなっています。残念ながらエキシージは2021年で生産終了となってしまい、新世代モデルのエミーラが登場しましたが、果たしてエミーラのレーシングカーっぽさはどれくらいなのか、そちらも注目です。

 日本にもレーシングカーの呼び名に相応しいモデルが!

 3台目は、速さでレーシングカーっぽさを感じるというよりは、ボディ剛性の高さで「おおっ」と思わせてくれるコペン GR SPORTです。コペンはもともと、ダイハツの軽オープンスポーツカーですが、それをトヨタのモータースポーツ部門であるガズーレーシング(GR)が手がけたモデルで、ダイハツの販売店だけでなくトヨタの販売店でも購入可能となっています。

 外観では、フロントにGRのエンブレムが入り、インテリアでもレカロのセミバケットシートにGRの名前が入っているのが特徴。GRが培ったレースのノウハウを注いだコペンの走りは、軽自動車とは思えないガッシリとしたボディ剛性と、あらゆる路面の凹凸をしなやかにいなす、極上の足まわりが印象的です。エンジンには手を入れておらず、軽自動車の自主規制である64馬力をキープしているので爆発的な速さを感じるわけではないのですが、このボディ剛性のおかげでどこまでも加速していけそうな、独特の高揚感を感じることができるクルマとなっています。

 4台目は、快適性を犠牲にしてでも速さを追求する、というレーシングカーっぽさとはちょっと違う、特殊な1台と言える日産GT-R。日本が誇るスーパーカーですが、後席もある4シーターで日常使いにも不満のない快適性を確保しています。

 でも、本気で走らせるとレーシングカーそのものだという評価が多数。それもそのはず、3.8リッターツインターボで570馬力を発揮するエンジンをはじめ、そのままサーキットにぶらりと出かけて、アタックできるくらいの戦闘力があらゆるパーツが採用されているのです。北米で発売がアナウンスされた2023年モデルでは、新設計のターボチャージャーを採用し、低回転域におけるレスポンスの向上や5%の効率アップを実現したとのこと。また、ビルシュタイン製調整式ショックアブソーバーシステム「DampTronic」や、レイズ製の軽量20インチ15本スポーク鍛造アルミホイールが標準装備されているというから、さらに走りが磨かれているのは間違いなさそうです。

 ということで、本当にレーシングカーっぽさを感じることができるクルマたちをご紹介しました。理由はさまざまですが、きっと開発者が込めた走りへの想いが伝わり、1秒を削って走るロマンを感じることができるのではないかと思います。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
レスポンス
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
モーサイ
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
Webモーターマガジン
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
バイクブロス
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」  理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
くるまのニュース
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
レスポンス
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス

みんなのコメント

97件
  • 公道を走っていいんか?レベルのスポーツカー?コペンが??コペンですよね??
  • コペンが入っててS660が入ってないと騒ぎだすぞー!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村