2月28日、アメリカのホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、北中米向けのSUV車両であるホンダCR-Vのボディワークの中に、2024年から採用されるインディカー用のハイブリッドドライブトレーン、レーシングサスペンション、ファイアストンのハイパフォーマンスタイヤ等の機構を盛り込んだ『ホンダCR-Vハイブリッド・レーサー』を公開した。
ホンダCR-Vは、5代目までは日本でも発売されていたが、2022年から発売がスタートした6代目は北中米や中国で発売されている。そんなCR-Vのボディに、レース用のドライブトレーンを搭載した別名“ザ・ビースト”がHPDによって開発された。
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この車両は、2024年からNTTインディカー・シリーズで採用されるハイブリッドパワーユニットの次世代テクノロジーの“スニークプレビュー”だとされる。「このCR-Vハイブリッド・レーサーは、HPDとホンダの才能あるメンバーが、電動化、ハイブリッド技術、そして100%再生可能な燃料でどこまで試せるかを知るための“走る電化実験室”だ」と語るのは、HPDの社長兼テクニカルディレクターのデイビッド・ソルターズ。
「これはホンダのドライビングスピリットと電動化を示し、同時に我々の自動車文化のルーツとレースの伝統をも揺るがしていくものだ」
CR-Vハイブリッド・レーサーは、HPDのエンジニアとアメリカン・ホンダ・モーターの設計部門のデザイナーによって考案、および設計され、オハイオ州のホンダ開発センターで、ホンダ・オブ・アメリカ・レーシングチーム(HART)によって製造された。
車両は2023年モデルのCR-Vのボディワーク(フロントガラスやウインドウ、サンルーフまで市販車のスチールボディをそのまま使用しているという)を使用。下部はカーボンコンポジットを使用し、巨大フロントスプリッター、ルーバー付きフェンダー、リヤウイングが組み合わされる。
ボディワークについて、アメリカン・ホンダ・モーターのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターのデイブ・マレックは「我々はすでに、アキュラARX-06を含むさまざまなプロジェクトを通じて、HPDとは素晴らしい関係を築いていた」と語った。
「CR-Vのボディはそのままで、インディカーらしいパーツを真面目に加えるという“もしも”を実現するために、子どもの頃の気持ちを取り戻し、DTMやスーパーGTのクルマを参考にしたんだ。3Dでアイデアをモックアップして、我々の素晴らしいモデラーたちが機能を作り上げた」
これにインディカー用の2.2リッターV6ツインターボエンジン、さらにスケルトン社製スーパーキャパシタ、エンペル製MGUを備えるハイブリッドパワートレーンが組み合わされ、シェル製の100%再生可能燃料を使用。Xトラック製6速シーケンシャルミッションが組み合わされる。
またフロントのブレーキ、サスペンションはアキュラNSX GT3エボ22から、リヤブレーキ、サスペンションはインディカーと、レーシングカーから流用。ファイアストン・ファイアホーク・インディ500ウルトラハイパフォーマンスタイヤを履く。
このCR-Vハイブリッド・レーサーは、3月3~5日にセント・ピターズバーグで開催されるNTTインディカー・シリーズ開幕戦で一般公開され、今後インディカーのレースウイークにデモランを行うとされている。
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