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【コンパクトSUV】最新のライズからジュークまで人気モデル4台の相場を調査してみた

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【コンパクトSUV】最新のライズからジュークまで人気モデル4台の相場を調査してみた

中古車購入ガイド [2022.12.09 UP]


【コンパクトSUV】最新のライズからジュークまで人気モデル4台の相場を調査してみた

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トヨタ ライズ
 SUVの力強さを持ちながら、日常でも扱いやすいコンパクトSUVは、中古車でも売れ筋のジャンルだ。10年くらい前から次々とニューモデルが発売され、今では世代交代して豊富な選択肢から選ぶことができる。今回は、人気のコンパクトSUVの4モデルについて、中古車相場を探ってみたい。


コンパクトSUVってどんなクルマ?
 一般的に、全長およそ4m~4.2m程度のSUVがコンパクトSUVと呼ばれることが多い。Bセグメント(コンパクトカークラス)のモデルがベース車となるケースが大半で、乗り味も一般的なハッチバックとそれほど変わらない。また、上級のSUVと比べると全高が抑えられ、立体駐車場に入庫可能なモデルもある。最低地上高が上げられ、少しくらいの雪道や泥道なら走破できるのも強みだ。コストパフォーマンスにも優れたジャンルといえよう。


トヨタ ライズ
 2019年11月に登場したトヨタ ライズは、5ナンバーサイズのコンパクトなSUV。ダイハツ ロッキーのOEM車であるが、中古車物件はライズのほうが豊富である。ダイハツの新プラットフォーム「DNGA」を採用し、走りの質感を大きく高めている。ボディは、全長3995mm、全幅1695mm、全高1620mmの5ナンバーサイズ。ライバルよりもひと回り小型で、狭い場所でもスイスイと走れるのが魅力だ。パワートレインは、全グレードに1.0L 直3ターボを搭載し、CVTを組み合わせている。グレード構成は、下から「X」、「X “S”」「G」、「Z」の4モデル。衝突回避支援ブレーキを含む先進安全装備「スマートアシスト」は、「X “S”」以上のグレードに標準装備となる。

 登場から3年が経過し、中古車物件は増えている。最も豊富なグレードは、最上級の「Z」、次いで「G」となっている。中古車平均価格は、前者が214万円、後者が194万円。全グレードの平均価格は205万円と、高値をキープしている状況。とはいえ、100万円台前半の物件も目立つので、積極的にねらっていこう。


日産 ジューク
 2010年6月、日産の新しいクロスオーバー「ジューク」がデビューした。同社のコンパクトSUVとしてデュアリスが存在したが、ジュークはよりアバンギャルドな外観が特徴。ボディは、全長4135mm、全幅1765mm、全高1565mmと、SUVとしてはロー&ワイドなプロポーションとなり、走りもスポーティなハッチバックというテイスト。新時代のスペシャルティカーという立ち位置で、発売以降多大な人気を獲得している。パワートレインは、当初114馬力の1.5L 直4が搭載されたが、2012年6月には190馬力の1.6L 直4ターボ搭載車を追加。その翌年には、200馬力の1.6L 直4ターボを搭載する「ニスモ」も設定するなど、スポーティな走りにも力が入れられた。

 人気車ゆえ、以前は高値が続いていたジュークだが、登場から12年が経過し相場は大幅に安くなっている。現在の中古車平均価格は88万円にまで下がり、なかには50万円以下の物件も存在する。ただし、物件のほとんどが1.5Lモデルとなるので、そこだけは留意しておきたい。


ホンダ ヴェゼル(先代)
 2013年12月に発売されたホンダのコンパクトSUVがヴェゼル。SUVながらもクーペのあでやかさ、そしてミニバンの使いやすさも兼ね備えたマルチユースが特徴となっている。ボディは全長4295mm、全幅1770mm、全高1605mmと、ライバルよりもやや大きめ。センタータンクレイアウトを採用することで、広々とした室内空間も特筆すべきポイント。ゆとりの室内を持ちながら、最小回転半径は5.3mに抑えられ、取り回し性能も良好だ。パワートレインは、1.5L 直4と同ハイブリッドの2機種を設定。JC08モード燃費は27.0km/Lと、SUVとしては優秀な値を誇る。

 中古車物件は非常に多いものの、意外と値崩れしていない。登場から9年が経とうとしているが、100万円を下まわる物件はほとんどなく、その人気ぶりがうかがえる。中古車の大半がハイブリッドとなっており、中古車平均価格は187万円。一方ガソリンの中古車平均価格は174万円と、こちらはやや低め。


マツダ CX-3
 2015年2月に発売されたマツダのコンパクトSUVがCX-3。全長4275mm、全幅1765mm、全高1550mmのボディサイズは、ホンダ ヴェゼルとほぼ同じ程度。ただしこちらは、全高が1550mmに抑えられているゆえ立体駐車場にも入庫可能。都会的なデザインと相まって、クロスオーバー風のハッチバックという立ち位置である。ヴェゼルはハイブリッドが設定されるが、こちらは1.5Lのディーゼルエンジンを設定するのが見どころ。トルクフルな走りと、JC08モードで25.0km/L(XD/XDツーリング)という低燃費もCX-3の大きな魅力となっている。

 中古車は、ヴェゼルほど豊富ではないが、それでも十分な数が流通している。中古車平均価格は、ガソリン車が184万円、ディーゼル車が158万円と、新車時から逆転現象が起きている。これは、ガソリン車は2017年に追加されたため、全体的に高年式が中心であることが理由。同年式で比較すると、ディーゼルのほうが相場は高め。しかし、物件のほとんどがディーゼルなので、「XDツーリング」がねらい目グレードとなっている。

※中古車平均価格は2022年11月時点のデータ。


まとめ
 コンパクトSUVは、次々と新しいモデルが投入され、現在選択肢が非常に豊富。しかも人気ジャンルゆえ価格が下がりにくい傾向にある。予算重視なら、日産ジュークに注目。一方、ハイブリッドを選ぶならホンダ ヴェゼル、ディーゼルならマツダCX-3と、パワートレインで選択肢も異なる。そして新しいモデルを探しているなら、トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーをねらうのもよいだろう。

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みんなのコメント

2件
  • クロスビーが無いじゃないか。
  • ジュークを入れるのなら2016年まで販売していたトヨタラッシュ/ダイハツビーゴもなかなか面白いSUVです
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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