ホンダのステーションワゴンといえば、一世を風靡したアコードワゴンが知られるところだが、ホンダはアコードワゴンとは異なるキャラクターを持ったワゴンを模索していた時期があった。それが1999年に登場したアヴァンシアだ。
■新しいカタチの上級車として登場したアヴァンシア
変化球過ぎたのがダメ!? [アヴァンシア]ってもし今なら売れるか!?!?
アヴァンシアは、ホンダ初の技術や機能が盛り込まれた意欲作でもあった
1999年9月に発売されたアヴァンシアは、当時の北米向けアコードをベースに開発されたモデルであり、(当時の北米アコードにはステーションワゴンモデルが存在しなかった)、直列4気筒2.3Lエンジンのほか、V型6気筒3Lエンジンも設定。
またインテリジェントハイウェイクルーズコントロール(IHCC)と名付けられたアダプティブクルーズコントロールや5速ATなど、ホンダ初の技術や機能が盛り込まれた意欲作でもあった。
ボディこそステーションワゴンタイプではあったが、ATのセレクターはインパネに備わり、ウォークスルーを可能としたほか、後部座席を重視したリムジン並みのインテリアを自称していた。
その表現通り、Bピラーに後部座席用の送風口やルーフボックスなどが備わっていた。
さらにV6モデルやメーカーオプションのGパッケージを選択すると、リアシートに座面格納式センターテーブルやリヤシートスライド(スライド量70mm)と同時に角度が変化するシートバックなどが備わり、まさに高級車のようなリアシートとすることが可能となっていたのだ。
記事リンク
前の記事
3速ATのライフダンクに浜崎あゆみ仕様のゼストスパーク!?!? Nシリーズ前のホンダの軽はなぜ未だに愛されるのか...
次の記事
ホンダの推しは[フリードエアーEX]6人乗り!? 充実装備狙いならもはや一択じゃん!! 7人乗りの最上級グレード不憫説
■押し出し弱く迷走
アヴァンシアは現在中国市場で販売されているが、初代モデルとはなんの関係もない大型クロスオーバーSUVとなっている
ただ、そのインテリアとは裏腹にエクステリアはスタイリッシュでまとまりのあるデザインではあったものの、高級車のような押し出しの強さがなかったことも災いし、そのコンセプトはイマイチ浸透しなかったというのもまた事実。
メーカーも当初から迷走していたのか、4WDモデルには高められた車高やオーバーフェンダー、専用バンパーにルーフレールなどを備えたSUVテイストを与えた全く異なるキャラクターが与えられていた。
さらに2001年9月のマイナーチェンジでは、上級車とは正反対とも言える、専用チューニングのローダウンサスペンションを搭載し、ブラック基調の内装が与えられたスポーティグレードの「ヌーベルバーグ」が追加され、そのラインナップは混迷を極めた。
結局コンセプトが浸透することもなく2003年秋には終売となり、アヴァンシアという名前は現在、中国市場で販売されるモデルに使用されているが、初代モデルとはなんの関係もない大型クロスオーバーSUVとなっている。
【画像ギャラリー】モノは良かったのに癖が強すぎたのよ! 数々の先進装備を備えたアヴァンシア でも内装の高級感は流石はホンダだ!(16枚)
投稿 変化球過ぎたのがダメ!? [アヴァンシア]ってもし今なら売れるか!?!? は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産 新型「“3列7人乗り”ミニバン」初公開に大反響! 全長“5m”級&大開口スライドドア! 利便性バッチリな「エヴァリア」フランス登場! 日本販売熱望の声も
「5ナンバー車」かと思ったら「7ナンバー」だったのですが… 分類番号700番台はレア? どんな車につくのか
ホンダ縦置き5気筒!! しかも前輪駆動って……変態ホンダ車列伝
名古屋から豊橋まで無料でノンストップ! 国道23号のバイパス「名豊道路」がもうすぐ全線開通。
全長9m! 2000万円級のいすゞ「新型モデル」発表! 6速AMT搭載で「豪華仕様」も設定! 機能向上した「新ガーラミオ」発売
フェラーリ初のSUV「プロサングエ」買うなら年収はいくら必要? 価格未公表の「超人気モデル」を手に入れるために“お金よりも必要なもの”とは?
トヨタが『GRクラウンスポーツ』を計画中!? 新たな高性能フラッグシップSUV登場となるか
115万円から! 日産「新型コンパクトSUV」発表! 日産“唯一”の生き残りマシン! MTあり&全長4m以下の「新GEZA」インドで登場
「ガソリンスタンドの屋根」が“平ら”なのはなぜ? 雨や雪が降ったらどうなる? 屋根に隠された驚きの「工夫」とは
“200万円台”から! ホンダ最新型「ヴェゼル」月々いくらで買える? 大人気SUVの「最も安い&高いモデル」とは
みんなのコメント