かつて、ノア&ヴォクシー、ステップワゴン、セレナは5ナンバーのミドルクラスミニバンにおいて、三つ巴の販売競争を繰り広げてきた。
3車のなかでフルモデルチェンジのトップバッターとなったのは、2022年1月13日に発売された新型ノア&ヴォクシー。続いて5月27日には新型ステップワゴンが発売となった。
遅れてやってくる本命 新型セレナは2022年冬に登場か? ノア&ヴォクシー ステップワゴンを超えるか?
そして残る1台、セレナはいつ登場するのだろうか? すでにカモフラージュが施された新型セレナの覆面テスト車が公道で走行している写真もキャッチされている。
先行2車に対して、上回る魅力を持っているのか、今わかっている情報すべてお伝えしていこう。
文/遠藤徹
写真/ベストカーweb編集部、日産、トヨタ、ホンダ、CGイラスト(ベストカーwebが製作したもの)
■覆面テスト車が首都高でプロパイロット2.0の試験走行中
8月下旬に首都高速で撮影された新型セレナと思われる覆面テスト車(読者提供)。プロパイロット2.0をテストしていたとみられる
日産は、新型セレナを2022年11月末頃に発表する方向でスケジュール調整をしている模様である。ただし、コロナ禍や半導体不足による生産の遅れも考えられることから、まだ流動的であることをあらかじめお伝えしておきたい。
新型セレナのエクステリアは、今回、カモフラージュが施された覆面テスト車の写真を元に、CGイラストを製作したので見ていただきたい。逆台形のVモーショングリルは存在するものの、アリアやノート、サクラとは違い、ヘッドライトはコンセプトカー「チルアウト」のイメージを採用していると思われる。
覆面テスト車から起こしたCGイラスト(ベストカーwebが製作したもの)
2021年11月29日、日産が発表した長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」。そのなかでを公開されたコンセプトカー、チルアウト(CHILL-OUT)。新型セレナのヘッドライトはこのチルアウトのイメージに近いのではないか
現行セレナはノーマルが全長4685×全幅1695×全高1865mm、ハイウェイスターが全長4770×全幅1740×全高1865mm。
ノア&ヴォクシー、ステップワゴンは新型から5ナンバー枠を出てしまったが、新型セレナのノーマルボディ、X、XVグレードは5ナンバー枠を堅持し、3ナンバーとなるハイウェイスターもほぼサイズは変わらない模様。
■新型セレナのパワートレインはどうなる?
現行セレナの1.2リッターe-POWERユニット
現行セレナのパワーユニットは、MR20DD型2リッターガソリン車のスマートシンプルハイブリッド(150ps/20.4kgm+2.6ps/4.9kgm)と、HR12DE型1.2リッターのe-POWER(84ps/10.5kgm+136ps/32.6kgm)を搭載している。
新型セレナは新型エクストレイルと同じ1.5リッターVCターボ搭載が最有力となっているが、セレナにはオーバースペックのため、新開発の1.4リッターNAのe-POWERを搭載するとの情報もある。
e-POWERが本命となるが、ガソリン車も用意される予定。キャリーオーバーとなるガソリンのMR20DD型2リッターNAのマイルドハイブリッドもしくはMR20DD型2リッターガソリンNAのどちらかが搭載される見込み。
日産は電動化を進め、ノートやキックス、エクストレイルをe-POWER専用車としている。しかし、ライバル車のノア/ヴォクシー、ステップワゴンがハイブリッド車を中心としながら、2リッターガソリンNAや1.5リッターターボを存続させ、価格競争力を保持していることから、ライバルの対抗上、セレナもガソリン車を残さざるを得ないという事情がある。
新型セレナのラインナップはガソリン車がX、XV、e-POWERのX、XV、ハイウェイスターV、そして最上級グレードのe-POWER LUXION(ルキシオン)となる見込み。
室内は内張りやシートレイアウトの工夫で居住空間を若干拡大し、使い勝手を向上させる。3列シート7~8人乗りは1.5リッターターボe-POWERまたは1.4リッターe-POWERに1本化する場合は7人乗りのみとなるが、2リッターマイルドハイブリッドや2リッターガソリンNAには8人乗りも用意される模様。
シート材質は大幅にクオリティアップされ、3列目シートもゆったりと座れるように改善されている。
安全装備や使い勝手の向上については自動運転支援ユニットのプロパイロット、デュアルバックドア、フリーハンズ自動開閉スライドドアは引き続き標準装備車を設定する。
メーター&ディスプレイは標準が7インチ液晶メーター+デジタルメーター、上級グレードのe-POWER LUXIONのみ12.3インチのフル液晶メーター+ワイドナビゲーションディスプレイが設定される見込み。
注目のプロパイロットは、標準モデルはプロパイロット1.0もしくはナビリンク機能付きのプロパイロット1.5、上級グレードのe-POWER LUXIONのみハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0が設定される模様。
新型エクストレイルは新開発の4WDシステムである「e-4ORCE」によって初期受注は4WDの受注構成比が90%まで跳ね上がり、強力なセールスポイントになっているが、次期型セレナは80%程度が2WDの販売構成比だったので、4WD車はわき役とならざるを得ないだろう。
■ガソリン車がまず2022年11月末に発表予定、遅れて2023年2~3月に本命e-POWERが追加予定
モデル末期ながら販売好調の現行セレナ。右がハイウェイスター、左が標準車
新型セレナの投入スケジュールはガソリン車(マイルドハイブリッドもしくはガソリンNA)が11月末に発表予定。次いで2023年2~3月頃にe-POWER車を追加設定する予定。
現行モデルは、2リッタースマートシンプルハイブリッドが8月末で生産終了となり、1.2リッターe-POWERのVセレクションのみが継続生産されているが、11月から実施になる騒音、排ガス規制強化の法規制対応だけのために一部改良し、少数台数分を追加生産している。
こちらが生産終了次第、新型セレナの生産がスタート。10月いっぱいをめどに売り切り、10月中旬頃から新型車の先行予約の受付を開始する見通し。
ただし、半導体不足やコロナ禍による生産の遅れもあり、発表・発売日が遅れる可能性もある。今後も新型セレナの最新情報が入り次第、随時お届けしていく。
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