■外観デザインに気合が入った現行国内モデルを振り返る
クルマ選びをおこなう際に、もっとも重視するのは見た目ではないでしょうか。デザインに優劣をつけるのは難しいですが、好むか好まないかはハッキリと分かれます。
たとえば、同じような価格帯、車格、性能のクルマが複数あったら、メーカーやデザインで選ぶというケースが多いでしょう。
そのため、各メーカーとも優秀なデザイナーを雇ったり、有名なデザイン工房へ委託。さらにデザインの決定には多くのプロセスと時間を費やします。
そこで、非クーペの現行国内車のなかで、スタイリッシュなクルマを3車種ピックアップして紹介します。
●マツダ「マツダ3」
マツダは2010年からデザイン哲学として「魂動」を提唱しており、生命感あふれるダイナミックなデザインをコンセプトにクルマづくりをおこなってきました。
その魂動を深化させてデザインされたモデルが、2019年5月に発売された「マツダ3」です。
ボディバリエーションは5ドアハッチバック(ファストバックと呼称)と4ドアセダンの2タイプを設定。
ボディサイズは、ファストバックが全長4460mm×全幅1795mm×全高1440mm(2WD「15S」)で、セダンが全長4660mm×全幅1795mm×全高1445mm(2WD「20Sプロアクティブ」)と、Cセグメントのモデルでは一般的といえるサイズです。
外観でとくに注目されたのがファストバックで、シルエットはワンモーションのシンプルなフォルムながら、繊細なボディ造形によって光の移ろいを重視。
なかでもリアドアから後ろのセクションは、ボリューム感のある斬新なデザインとなっています。
実際にマツダ3のデザインは高く評価され、2019年に独「レッド・ドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞。この賞は世界でもっとも権威のあるデザイン賞のひとつで、「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」はとくに優れている工業製品に贈られるものです。
また、マツダ3のハイライトはパワーユニットにもあり、発売当初は最高出力111馬力の1.5リッター、156馬力の2リッター直列4気筒の2種と、116馬力の1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを設定。
さらに2020年12月には、ディーゼルエンジンの特徴である圧縮着火(希薄燃焼)をガソリンエンジンでも可能とし、少ない燃料で効率のよい燃焼を実現する「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)と、独自のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「SKYACTIV-X」エンジンを追加しました。
SKYACTIV-Xは最高出力180馬力の2リッター直列4気筒エンジンで、燃費はWLTCモード17.2km/Lと、パワーと低燃費を両立しています。
マツダ3はプレミアムなコンパクトカーとして優れた乗り心地と高い運動性能を誇り、先進安全技術である最新の「i-ACTIVSENSE」を採用するなど、安全性能にも抜かりありません。
●ホンダ「アコード」
ホンダは初代「シビック」の上位モデルとして初代「アコード」を1976年に発売しました。発売当初は3ドアハッチバックのみでしたが、後にセダンを追加するとモデルの主軸はセダンとなります。
その後代を重ね2020年2月には、先行していた北米に続いて国内でも10代目がデビューしました。
外観は歴代初の6ライトウインドウを採用して、安定感を創出するロー&ワイドなプロポーションが特徴です。
また、全体のフォルムも流麗なクーペフォルムとなり、力強いフロントフェイスと美しいルーフラインのバランスも斬新で、これまでのアコードのイメージから一新。
日本仕様は1グレードのみの展開で、パワーユニットには2リッター直列4気筒エンジンに、ふたつのモーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV(イー・エイチイーブイ)」を採用しています。
エンジンの最高出力は145馬力とマイルドですが、モーターは最高出力184馬力を発揮し、高速走行以外は基本的にモーターによるEV走行が主体で、パワフルかつスムーズな走りと低燃費を実現しています。
足まわりはフロントにストラット、リアにマルチリンクを採用した4輪独立懸架で、ダンパーの減衰力を4輪で制御する「アダプティブ・ダンパー・システム」を装備し、さらに前輪のブレーキを独立制御して車両挙動をコントロールする「アジャイルハンドリングアシスト」を導入するなど、優れた乗り心地とハンドリングを高い次元で両立。
10代目アコードは2018年の「北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、その際にスタイリングも高く評価されました。
●スバル「レヴォーグ」
スバルは1989年に初代「レガシィ」を発売し、高性能なエンジンとフルタイム4WDを組み合わせたセダン/ステーションワゴンとして、大ヒットを記録。
なかでも「レガシィ ツーリングワゴン」は、スキーブームやアウトドアレジャーブームという背景から人気となり、ステーションワゴンブームをけん引しました。
その後、レガシィ ツーリングワゴンは2014年に5代目をもって国内販売を終了し、同年には実質的な後継車として初代「レヴォーグ」が誕生。
そして、2020年11月に2代目にフルモデルチェンジしました。
外観のデザインはキープコンセプトとしながらも、スバルのデザインフィロソフィーである「ダイナミック×ソリッド」を深化させ、新デザインコンセプトである「ボルダー」を同社の市販車として初めて採用。
緩やかなカーブを描くルーフラインはリアゲートに向かってなだらかに下降する傾斜があり、ドアのラインは後部に向かってキックアップすることで、スピード感のあるサイドビューを創出しています。
精悍なフロントフェイスは立体的で複雑な造形を採用し、ボディサイドも抑揚のある前後フェンダーでボリューム感を演出。
エンジンは新開発の1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボを搭載。スペックは全グレード共通で最高出力177馬力を発揮し、トランスミッションはCVTのみで駆動方式はAWDです。
また、安全運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を搭載したグレードを設定。渋滞時(0km/hから約50km/h)に手放し運転を可能とする「渋滞時ハンズオフアシスト」などが新たに搭載されました。
ほかにもユーティリティが向上するなど、安心・安全な高性能ステーションワゴンとしての基本性能を高めています。
なお、2代目レヴォーグは2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞し、多角的に高い評価を得ました。
※ ※ ※
クルマのデザインは時代によって流行があります。近年はセダンもステーションワゴンもSUVも、いわゆるクーペスタイルを採用するモデルが散見され、流麗なフォルムがトレンドです。
一方で、スズキ「ジムニー」や、北米で発売されたフォード新型「ブロンコ」、そして2021年夏以降に発売予定のトヨタ新型「ランドクルーザー 300系」など、クロカン車は無骨なフォルムを継承しています。
クロカン車はデザインも機能のひとつと捉えられ、無骨なデザインはトレンドに関係なく普遍といえるでしょう。
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