フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、F1マイアミGPで最高位3位に終わったものの、次戦エミリア・ロマーニャGPでは、もっと優勝に近づくことができるはずだと語った。
F1マイアミGPでは、マクラーレンのランド・ノリスがF1初優勝。セーフティカーのタイミングも後押しになったとはいえ、レース後半には絶対王者とも言えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を引き離すペースを発揮する、完璧な勝利だった。
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レース前の時点で、レッドブルを苦しめるのは、フェラーリではないかと思われていた。しかしレース前半はオスカー・ピアストリ、そして後半にはノリスと、フェラーリとしてはマクラーレンに先を越されてしまった格好だ。
「我々はシーズン初めからマクラーレンと戦ってきた。メルボルンでも僅差だったし、他のレースでも常に接戦だった」
そうバスール代表はSkyに語った。
「F1での初勝利を挙げたノリスとマクラーレンを祝福したい。彼が勝ったことは、みんな嬉しく思っているよ」
「我々の方でもとてもうまく戦えた。ペースは良かったし、ずっとマックスに近付くことができた。セーフティカーのタイミングは不運だったけど、それはそれだ」
そう語るバスール代表は、次のエミリア・ロマーニャGPでは、もっと差を縮められるはずだと自信を見せる。
「我々はアップグレードがなかったにも関わらず、毎日ペースを上げられたのだ」
「イモラ(エミリア・ロマーニャGP)では、今回よりも良いレースができると確信している。他のチームが、これまでにもたくさんのアップグレードを行なってきたことは承知している。それでも、我々は数台のマシンよりもまだ先を行っていた」
「マシンの開発においては、何か新しいモノを導入すれば、コンマ数秒引き上げられる段階に達した。1秒とか速くなるようなモノではないけどね」
「マクラーレンは今週末、大きなアップデートパッケージを投入した。でも、それによって誰よりも0.5秒速かったわけじゃない」
「イモラでは、上位勢とも差が縮まるのは間違いなく、我々は勝利を目指して戦えるはずだ」
イモラでアップデートを投入すると示唆するバスール代表。しかし、タイヤをうまく使えるかどうかなど、それ以上に重要になる要素があるはずだとも語る。
「でもコースごと、コンパウンドごとに異なる差というのがあると思う。それは、アップデートの効果によってもたらされる以上のモノだ。だから我々はサーキットに行って、自分たちが持っているモノを使って、自分たちの仕事に集中するだけだ」
「確かに、イモラに持っていく”新しいモノ”は、我々の助けになるだろう。でもそれ以上に、我々がコース上のことにどう取り組むか、ということの方が重要だろうね」
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