2022年7月に登場した新型フェアレディZ。発売後すぐに受注を停止し、受注済みのものも納期が不透明で、いまだ手に入りにくい状況が続いている。
しかし! このような状況でも、新型フェアレディZ NISMOの開発が進められているという。スーパー耐久やGT4車両のノウハウはどう活かされるのか? 期待高まるフェアレディZ NISMOのスクープ最新情報をお届け!!
新型フェアレディZニスモが24年に登場!? 馬力も大幅アップの予感
※本稿は2023年1月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/日産、ベストカー編集部 ほか
初出/ベストカー2023年2月10日号
■スーパー耐久で鍛え上げた走りを移植!
フェアレディZ NISMO。特にフロント周りではノーズの延長、バンパー下部の空力処理などが外観上のポイント(ベストカー編集部が作成した予想CG)
2022年7月に登場した新型フェアレディZ。生産枠の関係もあり、受注が一時停止したり、発注はしたものの納期が定まらなかったり、いまだ手に入りにくい状況が続いている。
そんなフェアレディZだが、NISMOモデルの開発が進行している。
当初の計画では来年、2023年の夏ごろの登場を計画していたのだが、基準車の生産の遅れ、納期の延長などを受け、NISMOモデルを投入しても、現実的に生産が追い付かず、ますます納期が遅れる事態になるため、計画を変更し、2024年の投入となる模様。
スーパー耐久レースからフィードバックされたエアロダイナミクスとシャシーチューンがメインだ(ベストカー編集部が作成した予想CG)
内容的には、スーパー耐久レース参戦からフィードバックされた空力や足回りなどのシャシーチューニングがメインとなり、タイヤは20インチを採用する。もちろんレース専用モデルGT4車両のノウハウも生かされることになる。
特にフロントセクションはノーズの延長や、バンパー下部のエアロ形状などにより、全長は100mm程度延長されることになる。
パワートレーンはメカニカル部分に大きな変更はないが、エンジンはターボを中心とした制御をファインチューニング。
V型6気筒の3Lツインターボの基本に変更はないが、最高出力は420ps程度に引き上げられる
最高出力は15ps程度引き上げられた420psを発揮することになりそうだが、エンジンパフォーマンスはすでに充分なので、それほど大きく引き上げることはしないと言い、むしろ高回転域での気持ちのいい吹け上がり感を重視した制御チューニングがメインとなる。
トランスミッションは基準車同様、6速MTと9速ATが設定されることになる。
価格はバージョンSTに対し250万~300万円プラスの800万~850万円前後になりそうだ。限定モデルとなるのか、カタログモデルとなるのかは検討中ということだ。
●日産 フェアレディZ NISMO 予想スペック
・全長:4390mm
・全幅:1855mm
・全高:1310mm
・ホイールベース:2550mm
・車両重量:1590kg
・エンジン:3L、V6 DOHC ターボ
・最高出力/最大トルク:420ps/49.5kgm
・トランスミッション:6MT/9AT
・予想価格:800万~850万円
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