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車名は「日産サクラ」「三菱eKミーブ」で誕生か? 2022年登場の共同開発EV

掲載 更新 21
車名は「日産サクラ」「三菱eKミーブ」で誕生か? 2022年登場の共同開発EV

日産と三菱自動車は、両社の共同プロジェクトとして合弁会社のNMKVで企画・開発を進めている新型軽クラスの電気自動車(EV)の概要を発表した。発売は2022年度初頭と公表。2022年4月の可能性が高い。

バッテリー容量(総電力量)は20kWhで、リーフ標準仕様のちょうど半分。リーフの一充電走行距離はWLTCモードで322kmだから、単純に半分と考えれば軽EVは一充電で160~170km程度走れる計算になる。EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することも可能で、もしものときには非常用電源としても活用できる。

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ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mmで、全高は日産仕様が1655mm、三菱仕様が1670mmとなる。いわゆるハイトワゴンの全高だが、ボディを両社向けに大幅に作り分けることは考えにくく、三菱向けは外観にSUV風のスパイスを効かせ、車高が上がっている(ルーフレールの装着によるものかもしれない)と思われる。

いずれのモデルも、EVならではの滑らかで力強い走りと高い静粛性を持ち、運転支援技術をはじめとするさまざまな先進技術を搭載するという。

さて、気になるのはそのネーミング。両社とも現時点で車名は明かしていない。商標を確認すると、日産は最近になって「SAKURA(サクラ)」を出願している。

日産が2019年の東京モーターショーで発表した軽EVのコンセプトカー「IMkコンセプト」は、日本のDNAが持つモダンでクリーンな佇まいとEVの先進技術を融合。日本の文化に合わせて考え抜かれたクルマだった。外観は伝統的な「水引」模様や木組みの美しさをヒントとしており、ショーカーのボディカラーは日本古来から使われている金属「アカガネ」を採用するなど、日本のDNAを取り込んだ表現が特徴だった。こうした経緯を考えると、日本を象徴する国花の名前を車名に使うのは自然に思える。また、ゼロエミッション車のパイオニアである「リーフ(葉っぱ)」と歩調を合わせて、自然にちなんだネーミングとしたとも考えられる。なお、かつての小型車「チェリー」とは同義語の関係である。

ちなみに、「SAKURA」は、2020年6月12日に商標を特許庁に出願したが、ほかの5つの既存商標とのバッティングが指摘され、拒絶されてしまった。使用する商標の分野のバッティングでは、指定商品を見直すことで解決したが、他社が持つ「SAKURA」、「サクラ」の商標(自動車の分野である第12類を含む)との重複はいかんともしがたく、対応を検討しているとのこと。日産は商標の権利を持つ企業と交渉するなどの対応策を迫られているはずである。

一方、三菱向けの車名は「eKミーブ」と予想。三菱は軽自動車シリーズとして「eK」の名称を活用。そして従来からEVモデルには「三菱のEV」という意味で「MiEV」の呼称を統一的に使ってきた。今回もその流れを踏襲するとみられる。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

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みんなのコメント

21件
  • 素直に日産チェリーでいいと思うけどね…
  • これで国内である程度稼いで、少し大きくしてバッテリー容量を30㎾hくらいにすれば海外で売れるだろう。
    これは軽EV専用車台なのだろうか。そうなら凄いことだ。
    コンパクトカー辺りまでカバーして徹底的に価格を下げて欲しい。
    航続距離が必要なユーザーはePOWER車か、高速巡航でパラレルHVになる三菱のPHEV方式。
    セカンドカーは軽かコンパクトカーの廉価BEVのラインナップを期待したい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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