■EJ20型エンジン生産終了にともない「WRX STI」の受注も終了へ
スバルのスポーツセダン「WRX STI」の受注が、2019年12月末で終了することになりました。これは同モデルに搭載されているEJ20型エンジンが、2019年度内に生産を終了するためとされています。
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EJ20型エンジンは、1989年に登場した初代「レガシィ」に搭載されて以来、約30年に渡ってさまざまな車種に採用され、世界ラリー選手権(WRC)やニュルブルクリンク24時間レースをはじめとするモータースポーツでの活躍にも大きく貢献しました。
その集大成として、現行WRX STIの最後の特別仕様車となる「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」の販売が決定し、プロトタイプモデルが2019年10月23日から開催される東京モーターショー2019に出展されます。
バランスドエンジンやゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイール、専用レカロシート(オプション)に加え、フロントグリルとリアバンパーにチェリーレッドストライプのアクセントが施されるなど、Sシリーズを彷彿とさせる機能や装備を採用。EJ20型エンジンのフィナーレを飾るのにふさわしい限定車となります。
WRX STI EJ20 ファイナルエディションは、555台限定の抽選販売となりますが、価格や抽選方法など販売に関する詳細は2019年10月23日に発表される予定です。
なお、通常仕様のWRX STIは、2019年12月末まで受注が受け付けられるとのことです。また、FA20型エンジンを搭載する「WRX S4」については、継続して販売されます。
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今回、EJ20型エンジンを搭載したWRX STIの生産が終了しますが、次期WRX STIは別のエンジンを搭載して再登場することが予想されます。
2018年の東京オートサロンで公開された「ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプト」が、次期WRX STIを示唆しているといわれています。
ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプトは、2017年の東京モーターショーに出展された「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」をベースに、STIのノウハウが注入されたコンセプトカーです。
大型リアウイングやフロント・サイド・リアにかけて装着されたエアロパーツなどにより、スポーティな走りを予感させるモデルとして登場。
また、スバルの運転支援システム「アイサイト」のカメラが装着されているように見えることから、次期WRX STIは安全性能の向上も視野に入れていることが考えられます。
次期WRX STIがどのようなモデルになるのか、期待が高まります。
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