プジョー・スポールは3月11日、SNSを通じて改良型『プジョー9X8』の発表日を予告。同時にティザームービーを公開した。
プジョー9X8は、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーであるハイパーカークラスに、2022年シーズン途中から参戦しているプロトタイプマシンだ。革新的な“ウイングレス”コンセプトによって生み出されたこのクルマは、レーシングカーの必須アイテムと考えられているリヤウイングを廃したデザインが採用されている点で、非常に特徴的なマシンといえる。
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しかし、独創的なアイデアゆえに成功への道は険しくシリーズ参戦開始以来、厳しい戦いが続き2023年第5戦モンツァでの3位がこれまでの最高位となっている。この3月にカタールで行われた2024年シーズン開幕戦では、レース序盤に総合トップを走り終盤まで2番手の座を維持してみせたが、原因調査中の燃料補給トラブルによるガス欠の影響でラスト2周で失速。掴みかけた2位表彰台を逃すばかりか、最終的にはスポーティングレギュレーション違反により失格裁定を受けることとなった。
そんなプジョーのマシンについては、昨年からエボルーションモデルの登場がうわさされ、12月にはウイングが装着された9X8のスパイショットがSNS上に投稿された。その後、プジョー・トタルエナジーズのドライバーやテクニカルディレクターが2024年仕様のマシンの存在を認め、来月開催されるWEC第2戦にてデビューするものと考えられている。
これを前にしてプジョーのモータースポーツ部門であるプジョー・スポールは、X(旧Twitter)やfacebookで改良型の登場を予告するメッセージを発信。「前進、革新、進化。私たちの旅の次のステップを一緒に見届けましょう」という文言ともに、ポール・リカールでテストを行うカーボン地のマシンが映るティザー動画を公開している。
この投稿の中で明らかにされた発表日時、3月25日・月曜11時(日本時間25日19時)にお披露目される改良型マシンが、4月19~21日にイモラ・サーキットで行われる今季第2戦で初陣を飾ることになりそうだ。
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