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ルノー・スポールの名を冠した最後のモデルとなる「メガーヌ R.S.ウルティム」が日本発売

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ルノー・スポールの名を冠した最後のモデルとなる「メガーヌ R.S.ウルティム」が日本発売

 ルノー・ジャポンは2023年4月20日、特別限定車の「メガーヌ R.S.ウルティム(MEGANE R.S. ULTIME)」の日本における受注を開始した。車両価格は659万円に設定する。

 メガーヌ R.S.ウルティムは、ルノー・スポールの名を冠する最後のモデルに位置する。ルノー・スポールは1976年に設立され、ルノーのスポーツモデルの開発のみならず、F1を始めとするモータースポーツも担う組織として活動し、ルノーの技術開発およびブランドイメージの向上に大きく貢献してきた。これらの役割は今後、ルノー・グループの新たなスポーツブランドであるアルピーヌに引き継がれることが決定し、ルノー・スポールはその役割を終えることとなった。

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 メガーヌ R.S.ウルティムはメガーヌ R.S.トロフィーの性能と装備を受け継ぎながら、ルーフとボンネットに配したロザンジュをモチーフとしたブラックマットストライブ、ブラックアウトされたロゴ、ブリリアントブラックのフロントF1ブレード、ブラッグバッジ付きのR.Sスポーツフェンダー、ブラックフィニッシャーのサイドウィンドウモールディング、ブリリアントブラックのドアハンドルおよびリアディフューザー、1本当たりの重量がメガーヌR.S.トロフィーのホイール比で2kg軽量なブラックの“フジライト”19インチアロイホイール(タイヤは245/35R19サイズのブリヂストンPOTENZA S007)などの採用によって、スポーティさをより強調する。ボディカラーはジョンシリウスM、オランジュトニックM、ブランナクレM、ノワールエトワールMの4タイプ(ブランナクレMは3万5000 円高、ジョンシリウスMとオランジュトニックMは18万円高)をラインアップした。

 インテリアに関しては、カーボン調素材とレッド&グレーステッチ、アルカンタラ表皮レカロ製フロントバケットシートなどを配したメガーヌ R.S.トロフィーの仕様を踏襲したうえで、ルノー・スポールモデルのテストおよび開発ドライバーで、ニュルブルクリンクにおいて当時の市販FF車の最速ラップタイムを記録したロラン・ウルゴン氏のサイン入りシリアルプレートやR.S. ULTIMEロゴ入りキッキングプレートを装着。また、専用装備としてR.S.ULTIMEの刻印が入った専用デザインハンズフリーカードキーと専用ボディカバー(室内用)を設定した。

 パワートレインはメガーヌ R.S.トロフィーと基本的に共通で、最高出力300ps/6000rpm、最大トルク400Nm/3200rpmを発生するM5P型1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジン+6速MTと、最高出力300ps/6000rpm、最大トルク420Nm/3200rpmを発生するM5P型1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジン+6EDC(6速エフィシエントデュアルクラッチ)を設定。さらに、コーナリングスピードの向上を目的にロールを抑えたシャシー、コーナリング時のパフォーマンスを最大限に高めるトルセンLSD、前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りブレーキディスク+Brembo製レッドフロントブレーキキャリパーなどを標準で組み込んでいる。

 なお、メガーヌR.S.ウルティムはルノー・スポールが設立された1976年にちなんで、全世界で限定1976台を販売。また、メガーヌ R.S.ウルティムの欧州での発売に伴い、既存のメガーヌ R.S.およびメガーヌ R.S.トロフィーは生産を終了し、在庫がなくなり次第、日本での販売も終了する予定である。

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