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【2024年版】レクサス IS VS レクサス LSを徹底比較
レクサスブランドのセダン購入を検討する際、スポーティーな走りを楽しめるISと、フラッグシップとしてレクサスの象徴ともなっているLS、どちらを選ぶべきなのでしょうか。
ISとLSという、レクサスの中でも趣の違う両車種を選ぶには、それぞれを詳しく比較する必要があります。
この記事では、ISとLSを性能や価格、安全性、燃費など、さまざまな角度から比較していきます。おすすめグレードの紹介もするので、自分に合った車選びの参考にしてみてください。
レクサス ISのプロフィール
ISはレクサスが販売する中型セダンで、スポーティーな走行性能に加えて、洗練されたデザインが特徴的です。徹底的なテストドライブによって培われた高い操縦性と乗り心地が、ドライバーの意図にしっかりと反応してくれます。
スポーティーな印象のグレード「F SPORT」やパワフルな「F SPORT Performance」など、走りの気持ち良さを追求したモデルも人気です。
さらに、長い経験により改善を重ねてきた予防安全装備「Lexus Safety System +」は、レーントレーシングアシストやプリクラッシュセーフティなど、ドライバーに安心をもたらす機能を多数備えています。
先代モデルとの比較
ここでは、歴代のISについて振り返り、現行モデルと比較します。
2005年に登場した初代ISは、2.5Lと3.5LのV型6気筒エンジンを搭載し、スポーティーな走りを楽しめるセダンとして人気を集めました。
その後、2007年にはパフォーマンスを向上させた「IS F」が、そして2009年にはオープンモデルの「IS C」が発表されました。
2013年に登場した2代目ISは、サイズの拡大を図るとともに、新技術を積極的に採用していきます。外観にはスピンドルグリルを採用し、さらにスポーティーな印象を強めました。ハイブリッドモデルも登場し、Lexus Safety System +など、先進安全技術も高度に進化し現行モデルへと継承されています。
レクサス LSのプロフィール
LSは、レクサスのフラッグシップとして、高級セダンの象徴としての地位を確立していると言えます。最上級の質感を誇るエクステリアデザインだけでなく、この上ない静粛性とツインターボエンジンが提供する気持ちの良い加速性能も特徴的です。
内装は上質な素材で仕上げられており、余裕のある室内空間の中に革新的な技術が取り入れられています。また、エアサスペンションシステムの採用により路面の凹凸による衝撃を吸収し、非常に滑らかな乗り心地を実現している点も魅力です。
スポーティーなフィーリングを求めたい方に向けて「F SPORT」などのグレードもおすすめできます。F SPORTは専用のエクステリア・インテリアのデザインが施され、足回りやブレーキの強化が図られるなど、走る楽しみを存分に体験できるモデルです。
LSは高級感と走行性能を高レベルで融合させた、セダンの最高峰としての地位を確立しています。
先代モデルとの比較
日本国内でLSがデビューしたのは2006年のことです。
北米市場で1989年からLSとして販売されていた車は、国内向けに「セルシオ」の名で知られ、2006年に日本国内で発売された実質的な初代LSは4代目のセルシオにあたります。
初代LSはレクサスの理念を体現した高級感のあるデザインと静粛性で、快適な室内空間を特徴としていました。2009年と2012年にはフロントマスクやテールランプなどのデザインを一新するマイナーチェンジを行い、さらに洗練されたフラッグシップモデルとして魅力を高めています。
2017年にLSは2代目へとフルモデルチェンジし、現行モデルへと進化しました。2代目LSは先代モデルのロングボディをさらに拡大したGA-Lプラットフォームを採用し、ボディサイズのさらなる拡大が図られた点が特徴的です。
大型化により居住性を向上させるとともに、斬新でアグレッシブなスタイリングも話題になりました。スピンドルグリルや先鋭的デザインのヘッドランプなども目を引きます。全車で本革のシートが備えられたラグジュアリーな内装も特徴的です。
また、最先端の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +A」を備え、海外の最高級セダンと比較しても遜色のない1台と言えます。
グレードと価格の比較
ここからは、ISとLSの各グレードの価格を紹介します。
ISのグレード
(ハイブリッド車)メーカー希望小売価格IS 300h特別仕様車”F SPORT Mode Black III”6,310,000円(税込)IS 350h”Version L”6,010,000円(税込)IS 300h”F SPORT”5,810,000円(税込)IS 300h5,270,000円(税込)ISのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格IS 500”F SPORT Performance”8,500,000円(税込)IS 350特別仕様車”F SPORT Mode Black III”7,010,000円(税込)IS 350”F SPORT”6,510,000円(税込)IS 300特別仕様車”F SPORT Mode Black III”5,860,000円(税込)IS 300”Version L”5,560,000円(税込)IS 300”F SPORT”5,360,000円(税込)IS 3004,810,000円(税込)LSのグレード
(ハイブリッド車)メーカー希望小売価格LS 500h”EXECUTIVE”17,100,000円~17,580,000円(税込)LS 500h”EXECUTIVE Advanced Drive”17,990,000円(税込)LS 500h”Version L”15,420,000円~15,900,000円(税込)LS 500h”Version L Advanced Drive”16,370,000円(税込)LS 500h”F SPORT”13,640,000円14,120,000円(税込)LS 500h”I Package”12,400,000円~12,880,000円(税込)LSのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格LS 500”EXECUTIVE”15,640,000円~16,120,000円(税込)LS 500”Version L”13,960,000円~14,440,000円(税込)LS 500”F SPORT”12,180,000円~12,660,000円(税込)LS 500”I Package”10,940,000円~11,420,000円(税込)ISは、レクサスの中では比較的手頃な価格帯の車種であり、スポーティーな乗り味のセダンとして幅広い層に人気があります。レクサスのラインナップの中では安価なほうですが、独自のデザインや最新技術、予防安全システムが装備されており、競合車種と比較しても遜色ありません。
一方でLSは、レクサスのフラッグシップモデルとして最高級の性能と乗り心地を提供する高級セダンです。LSはレクサスのセダンの中でも最高の価格帯に属しますが、その価格帯に見合った魅力を提供しています。走りの楽しみを享受するだけでなく、高級感や快適性を追求する層に向いている車種と言えるでしょう。
外観とボディサイズの比較
ここでは、ISとLSのボディサイズを比較します。
IS全長4,710~4,760mm×全幅,840mm×全高1,435~1,440mmLS全長5,235mm×全幅1,900mm×全高1,450~1,460mmよりコンパクトでスポーティーな乗り味を目指したISに対して、フラッグシップモデルのLSはより広々とした室内空間と高級感が最大の特徴です。
室内の広さを比較
ここでは、ISとLSの室内サイズを比較します。
IS室内長1,945mm×室内幅1,500mm×室内高1,160mmLS室内長2,050~2,120mm×室内幅1,615mm×室内高1,160mm全体的にLSは室内が広く、特に室内長は明らかにISよりも長く作られています。車内空間が広いことから明らかなように、LSは長距離移動や高級な乗り心地を重視したモデルと言えるでしょう。一方で、コンパクトなISは都市部での移動や運転のしやすさが重視されています。
燃費性能の比較
ここからは、ISとLSの各グレードごとに燃費(国土交通省審査値)を比較していきます。
ISのグレードWLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードIS 500(2WD)9.0km/L5.5km/L9.5km/L11.8km/LIS 350(2WD)10.7km/L7.0km/L11.2km/L13.3km/LIS 300h(2WD)18.0km/L15.6km/L18.3km/L18.8km/LIS 300h(AWD)16.2km/L14.4km/L16.6km/L16.8km/LIS 300(2WD)12.2km/L8.8km/L12.0km/L14.7km/LLSのグレードWLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードLS 500h(2WD)13.6km/L10.4km/L13.8km/L15.5km/LLS 500h(AWD)12.6km/L9.6~9.8km/L13.1km/L14.0~14.2km/LLS 500(2WD)10.2km/L6.7km/L10.3km/L13.1km/LLS 500(AWD)9.5km/L6.3km/L9.6km/L12.1km/L総合的に燃費効率が良いのはISのハイブリッドモデルです。LSのハイブリッドもガソリンと比べると燃費は良いのですが、車体の小さいISの高燃費には及びません。LSは燃費性能よりも快適性を重視していると考えられます。
動力性能の比較
ここでは、ISとLSの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。
ISのグレードエンジン種類総排気量最大出力IS 500V型8気筒4.968L354kW(481PS)/7,100r.p.mIS 350V型6気筒3.456L234kW(318PS)6,600/r.p.mIS 300h直列4気筒2.493L131kW(178PS)6,000/r.p.mIS 300直列4気筒インタークーラー付ターボ1.998L180kW(245PS)5,200~5,800/r.p.mLSのグレードエンジン種類総排気量最大出力LS 500hV型6気筒3.456L220kW(299PS)6,600/r.p.mLS 500V型6気筒インタークーラー付ツインターボ3.444L310kW(422PS)/6,000r.p.m最大出力を考えるならば、IS 500のV8エンジンを選び、快適な乗り心地を追求するならばLS 500のツインターボエンジンがおすすめです。燃費や環境への影響を考慮すると、ハイブリッドモデルのバランスも適しています。
タイヤサイズの比較
ここでは、ISとLSのタイヤサイズを比較します。
IS(F)235/45R18(R)235/45R18・(F)235/40R19(R)265/35R19LS(F)245/50R19(R)245/50R19・(F)245/45R20(R)275/40R20LSのタイヤはISのタイヤと比較すると幅が広く、特に後輪のタイヤサイズが大きい場合があります。タイヤサイズの違いは、スポーティーな走りに焦点を当てたISと、安定性や快適性を提供するLSとの違いを反映していると言えるでしょう。
安全装備の比較
ここでは、ISとLSの安全性能を比較します。
ISとLSには、「Lexus Safety System +」と呼ばれるシステムが装備されています。ミリ波レーダーや単眼カメラ方式を用いた基本的な安全装備で共通点があり、主なものは以下のようなものです。
プリクラッシュセーフティレーントレーシングアシストレーダークルーズコントロールロードサインアシストブラインドスポットモニター などさらにLSには、より安全かつ快適な運転を実現するための「Lexus Teammate」が装備されています。特有の安全装備は以下のようなものです。
Advanced DriveAdvanced Parkこれらのシステムでは、高速道路や自動車専用道路での運転をサポートする機能や、さまざまなシーンでの駐車をアシストしてくれる機能が搭載されており、非常に安全に目的地まで運転することが可能です。
ラゲッジスペースの比較
ここでは、ISとLSのラゲッジスペース(荷室)を比較します。
IS奥行1,030~1,085mm×幅1,265~1,480mm×高さ460~470mm
荷室容量:約342~379LLS奥行855~1,115mm×幅1,660mm×高さ475~485mm
荷室容量:約400~440L
おすすめグレードの選び方
ここからは、ISとLSのおすすめグレードを紹介します。
両者は同じレクサスの車ですが、コンセプトが異なる2台であり、自分の乗り方にあった選び方をすることが重要です。
今回は予算やニーズに合わせて、ISとLSのおすすめグレードを「価格重視」「走り重視」「装備重視」の3つの観点から比較します。
価格重視
価格を重視してISとLSのグレードを選ぶ場合、やはり最も安価なモデルを選ぶことになるでしょう。
IS 300は、レクサスのスタンダードな装備を備えつつ、必要十分な機能によりコストパフォーマンスに優れます。
LS 500は、LSシリーズでは最も安価な選択ですが、LSの高級感を損なうことなく価格を抑えられるモデルです。本革シートを備えた室内は、カラーバリエーションも豊富で、高級セダンの雰囲気を存分に満たしています。
走り重視
走行性能を重視する場合、ISシリーズではIS 500 F SPORT Performanceの人気が際立っています。V8エンジンを搭載による高い出力と加速性能で、スポーツカーのような走行を楽しめるでしょう。ISシリーズの中では最高の価格帯になりますが、価格に見合った高性能が売りです。
LSシリーズの場合は、LS 500 F SPORTがおすすめです。こちらも価格に見合った性能を誇り、V6ツインターボエンジンの力強さが、よりダイナミックな運転経験を提供します。足回りやブレーキ性能も強化されており、まさに走りを追求した1台と言えるでしょう。
装備重視
装備の充実度で選ぶなら、ISシリーズはIS 350 F SPORTがおすすめです。スポーツ走行を目指した内外装や高度な安全機能、運転支援システムが上質な乗り心地を実現します。F SPORT専用の内外装デザインや改良されたサスペンションが、高いパフォーマンスを支えてくれるでしょう。
装備重視でLSのグレードを選ぶのであれば、LS 500h EXECUTIVEがおすすめです。高級セダンとして最高峰の装備が最上の快適性と環境性能を提供します。Advanced DriveとAdvanced Parkも搭載されており、安全性も最上級です。
※本記事は、2024年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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みんなのコメント
むしろどっちも持ってる人は少なくないかも知らん
1台しか持てない前提の話は貧乏さらけ出してて辛いわw