■スパイショットを狙うカメラマンとの攻防とは
自動車メディアのスクープ記事やSNSなどで、ときどき発売前の新型車のスパイショットをみかけます。こうしたスパイショットの多くはボディにカモフラージュが施されていることが多く、ユーザーはカモフラージュの下に隠された新型車のデザインに思いを馳せます。
【画像】日産の擬装技術でデザイン完全隠蔽成功!? カモフラージュされる前後の新型車を画像で比較(22枚)
そんななか、日産の北米法人は、発売前のクルマのカモフラージュする際のコツを明らかにしました。いったいどのようなプロセスでカモフラージュ車両は誕生しているのでしょうか。
日産ではNISSAN NEXTの推進にともない新型車ラッシュが続いていることから、カモフラージュを担当するチームは非常に忙しくしているといい、過去1年間で用いられた粘着性のカモフラージュ素材は長さにして3kmを超えるほどだといいます。
日産北米法人の車両開発マネージャーであるマイク・ロシンスキー氏は公道テストでカモフラージュする理由について「私たちのテストセンターの外には文字通り“キャンプ”している写真家が存在するのです。彼らはときに茂みのなかに隠れることさえあります」とコメント。
ワールドプレミアでの興奮を失わないために、デザインを厳重に保護する必要があると説明します。
では、カモフラージュはどのようにしておこなわれるのでしょうか。
日産北米法人のフリートエンジニアリング担当マネージャーであるシェリー・ブルーダー氏は「カモフラージュのカギを握っているのは擬装のパターンです」と説明。
カメラレンズでは焦点を合わせることを難しくしたパターンを組み合わせることで、複雑な白黒模様で構成されるカモフラージュ車両が出来上がるといい、さらに日産はさまざまな柄をランダムに展開しているといいます。
ただし粘着性のカモフラージュ素材だけでは不十分であるといい、エンブレム除去やヘッドライトや内装の隠蔽もあわせて施されるほか、フロントグリルの下に偽のパーツを貼り付けてそのうえから粘着性のカモフラージュ素材でラッピングするという工夫もおこなわれているそうです。
カモフラージュチームの中心人物のマイケル・アルカンター氏は、自身の仕事について「モデルチェンジするクルマに最初に見たり触ったりできることを、大変光栄に感じています。
また私たちのチームは自分たちがやっていることがとても大切だということを認識していて、誇りに思っています。
カモフラージュのプロセスは、日産の未来を見つめるすべてのユーザーに『凄い』と思わせたいという目的を確認することから始まるのです」と話します。
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みんなのコメント
のりが残ってベッタベタ。
某新車の開発に関わっていましたが、カモのせいで全くボディラインは分かりませんでした。